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  第7話  『 狼煙 』



 ……俺は(いし)(どう)様とゆかりさんに土下座をしていた。


 「申し訳御座いません! 自分が力不足なばかりにほたる様を護れませんでした!」


 俺は歯を食い縛り、頭を深く深く下げた。


 ……悔しかった。

 ……情けなかった。


 ――しのぶくん。


 ……あの笑顔を護ると誓ったのに、俺は何をやっているんだ。


 「……うむ、今君を責めてもどうにもならん。それより、相手の詳細を話してくれ」


 石道様は厳格な趣で、俺に敵情報告を促した。


 「……はい、報告します」


 ……そして、俺はあのときのことを石道様とゆかりさんに報告した。


 ……………………。

 …………。

 ……。


 ――三時間前。


 鉢巻きを失った俺たち雛崎班はキャンプ場に戻ろうと、茂みをかき分け歩いていた。

 そう、奴が襲ってきたのはそのときだった……。


 ――突然、俺の足下から手が飛び出したのだ。


 「……っ!」


 俺は咄嗟に跳躍して、地面から伸びる腕をかわした。

 ……かわしたと勘違いしていた。


 「……っ!」


 土や草、小石が宙を舞った。


 ――地面を突き破った敵本体が俺の顔面を掴んだ!


 ……まずい! やられ――


 ――俺は振り飛ばされ、幾つもの樹木を薙ぎ倒した!


 「……かはっ!」


 ……意識が一瞬飛んだ。だが、お嬢を差し置いてここで寝るわけにはいかねェ。


 「田中(たなか)ァ! 藤原(ふじわら)ァ! お嬢を逃がせっ!」

 「遅い」


 ――襲撃者が既に田中と藤原の背後にいた。


 ……次の瞬間、二人は吹っ飛ばされた。


 「……ぐっ!」

 「……がっ!」


 二人は呻き、地にひれ伏した。


 「ああ、やはり遠足のレクレーションの最中に襲ってよかったな」


 そんな満身創痍な俺たちを見て震えるお嬢とさげずむにように見下ろす襲撃者。


 「武器も無い、助けもこない……最高だ」


 そのときになって初めて俺は襲撃者をちゃんと見ることができた。

 そいつは全身鋼鉄でできていて、長い金髪をたなびかせ、サングラスを掛けていた。


 「……サイボーグだとォ」


 奴が動く度に間接から駆動音が聴こえ、俺の顔面を掴んだ掌からは人の熱を感じなかった。


 「違うな、俺は半サイボーグ――半分は俺自身の肉体だ」

 「……てめェは何者だ」


 襲撃者は悠然と笑う。


 「俺は日本最大のマフィア――〝東龍(トンロン)〟のボス、火野(ひの)(じん)兵衛(べえ)だ……そして」


 火野は笑顔から一転、鬼の形相に変え、俺に掌を向けた。


 「雛崎石道を殺す男だ」


 ……火野が掌から衝撃波を放った。

 その衝撃波は風を裂き、土を抉り、〝俺〟を呑み込んだ。


 (……影分身だ、馬鹿)


 ――俺は火野の懐に入った。


 (……わりぃな、武器はねェが自慢の体術と忍術ならここにあるんだよ)


 「……むっ」

 「おせェっ!」


 俺は火野の顎を蹴り上げ、衝撃で火野は宙を浮いた。


 「まだまだァ!」


 ――俺の影分身が火野の上で待ち構えていた。


 「……っ!」


 ……俺の影分身は回転踵落としを火野の顔面に叩き込んだ。


 (……手応え、有りだ!)


 火野がふらぁと前に倒れる――その瞬間。


 ……火野がこっちを見て笑った。


 (……効いてない……だとォ!)


 俺は咄嗟に影分身を百体召喚する。これは生まれつき桁違いの〝気力〟を誇る俺にしかできない技だ。


 「一斉に掛かれッッッ!」


 百体〝弱〟の分身が火野に飛び掛かった。


 ……風が吹いた。次の瞬間――


 「ヌルいな」


 ――火野に飛び掛かった分身が衝撃波に刻まれ、全滅した。


 「……嘘……だろォ」

 「遊びは終わりだ、小僧」


 火野が俺の頭を鷲掴みした。


 「……クソ野郎が」


 ――俺は地面を抉るほどの勢いで地面に叩き付けられた。


 ……負けた。

 ……体はピクリとも動かない。

 ……だけどよかった。


 「いない」


 ……既にお嬢や田中たちの姿は無かった。


 そう、俺の分身の一部をお嬢や田中たちを逃がすのに使ったんだ。


 「……俺の勝ちだな、サイボーグ野郎」


 火野は何も言わない。怒るわけでも焦るわけでもなく、ただ悠然と何かを待っているようだった。


 「来たか」

 「……?」

 「お待たせしやしたァ、ボス」


 茂みからスーツ姿の男が姿を見せた――


 「……しのぶ……くん」


 ――お嬢を担ぎ上げて。


 ……馬鹿な! 既に包囲されていただとォ!

 更にしばらくすると田中たちも他のスーツ姿の男たちに投げ捨てられた。


 「ボス、コイツらどうします?」

 「……放っておけ、ただの学生だ。目的の雛崎ほたるだけで充分だ」

 「へーい」


 火野とその部下たちはお嬢だけを回収して、退散する。


 「……おい、クソサイボーグ野郎」

 「まだ立ち上がれたのか」


 俺は満身創痍な体でも立ち上がった。身体中が悲鳴を上げている、「もう動くな」「死ぬぞ」と警告していた。


 「そいつは俺にとって大事なもんなんだ、だから置いてけよ」


 それでも俺にお嬢を見捨てて、自分だけが生き残るなんて真似はできねェんだよ。


 「駄目だ、雛崎ほたるは雛崎石道を誘き寄せる餌に使う」

 「じゃあ、お前を殺して力づくで奪い返してや――」


 ――俺は火野の部下の一人に踵落としを、ノーガードで直撃した。


 「……かはっ!」


 俺は力なく、地にひれ伏した。


 「僕ムカつくんですよね、ボスに暴言吐く奴」


 女みたいな綺麗な顔した部下がまるでゴミムシを見るような目付きで見下ろしていた。


 「死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね」


 俺は頭を踏まれ、手を踏まれ、足を踏まれた。抗おうと踏ん張っても体はぴくりとも動かなかった。


 「その辺にしとけ、三橋(みつはし)。他の奴らに気付かれる前に退散するぞ」

 「はーい」


 三橋と呼ばれた女顔は素直に攻撃をやめて、火野の元へと戻った。


 「じゃあな、ボディーガード。丁度いいストレッチぐらいにはなった」

 「……」


 火野の軽口に反論一つ言えないほどに俺の体は疲弊していた。


 「最後に石道へ伝言を頼むぜ……雛崎ほたるを拐ったのは火野塵兵衛だとな」


 それだけ言って、火野とその部下たちはその場を去っていった。


 「……」


 ……そこで俺の意識は途絶えた。


 ……………………。

 …………。

 ……。


 「なるほどな」


 俺の報告を聞き終えた石道様は気難しそうに唸った。


 「それにしても塵兵衛が相手とはな」


 石道様は悩ましげに頭を抱えた。


 「火野塵兵衛をご存じなんですか」

 「……まあ、な」


 俺の質問に石道様は神妙な趣で頷いた。


 「そもそも奴の本名は火野塵兵衛ではない。奴の本名は――……」

 「……えっ?」


 石道様の口から出た名前に俺は思わず困惑の声を漏らした。何故なら奴の本名は――


 (ひな) (さき) (じん) () (えい) 。


 ――であったからだ。


 「……雛崎財閥の血縁者、ということですか?」

 「そうだ、アイツ……いや、仁兵衛はわたしの兄だ」

 「その兄が何故、石道様を殺そうとするんですか」


 石道様は少し考えて、口髭を携えた口を開いた。


 「……昔話をしよう」



 ……石道様には一つ上の兄がいた。名は雛崎仁兵衛、後の火野塵兵衛である。

 仁兵衛は人並み以上に賢く、武術に長け、また素養に富んでいた。

 しかし、彼は一度足りとも満たされることは無かった。何故なら……。


 ……弟の石道様は凡てにおいて自分より優れていたからだ。


 無論努力はしていた。しかし、どんなに走っても石道様に追い付くことができなかった……否、どんどん離されていったのだ。努力家の石道様も走っていたからだ。

 仁兵衛は長い間、劣等感に苛まれていた。そして、決定打になったのは仁兵衛が二十歳になったその夜だった。


 ……雛崎財閥の跡継ぎは石道様になると、父上に宣言されたのだ。


その夜を境に仁兵衛は劣等感と敗北感から逃げるように屋敷を飛び出したのだ。

 それから行方を眩ませていた仁兵衛は火野塵兵衛と改名し、二週間ほど前に夜凪を刺客として向かわせ、今より三時間前には俺たちを襲激したのだ。

 ……そして、現在。石道様の娘であるお嬢を誘拐して今に至っていた。


 「しかし、奴がわたしを恨んでいるのはわかるが、奴の目的がわからんな。ほたるを誘拐して、身代金でも吹っ掛ける気か……それともそれ以外か」


 お嬢を誘拐するだけでは意味がない。お嬢はあくまで交渉の材料でしかない、本題は恐らく……。


 「石道様。火野塵兵衛からの使いが尋ねてきているのですが、屋敷を通してもよろしいのでしょうか」


 ノック音と共にメイド長の……何だっけ? まあいいか。そのメイド長の声に俺と石道様は沈黙した。


 「……」

 「……」


 ……そう、奴の目的はこれから伝えられるのだ。



 ……石道様の指示により、ガタイのいいスーツ姿の男は門を通り、現在は石道様の書斎に案内された。

 そして、石道様とスーツ姿の男は一対一で交渉していた。

 ちなみに俺と()(なぎ)は天井裏から盗聴していた。


 「それで仁兵衛の出す条件は何なんだ?」

 「……あの、顔が恐いのですが」

 「早くしろ」

 「……はい」


 どうやら向こうは下っ派のようで、一々言動がたどたどしかった。


 「えー、単刀直入に言いますと……そちらのお嬢さんの身柄を返して欲しければ、石道様には一人で俺たちのアジトに来てもらい、これと同じものを射ってもらいます」


 ガタイだけはいい下っ派は懐のポケットから透明なケースに収納された注射器を机に置いた。


 「この注射器の中身は俺たちが独自のルートで手に入れた殺人ウィルスです。注射からおよそ三分で皮膚に黒い斑点が浮き出て、およそ一時間で全身を黒く染め、命を奪います」


 ……下っ派の説明に俺と夜凪は思わず息を呑んだ。


 「これをボスの前で射ってもらいます、射って斑点が浮き出てきたらそちらのお嬢様をお返しします。射っていただけたらこちらからは手を出しません、以上です」


 下っ派が用件を述べ終え、書斎には重い沈黙が流れた。

 お嬢の命か、

 石道様の命か、

 どちらかを生かせば、どちらかが死す。どちらかを殺せば、どちらかが生き残る。まさに苦肉の選択だ。

 苦肉の選択……否、答えは最初から決まっているから選択とは言わない。石道様はお嬢の父親だ、父親は……。


 「わかった」


 ……子を、家族を守る義務があるのだから。


 「交渉成立ですね」


 下っ派は安堵の息を溢して、ケースを懐のポケットの中に戻した。


 ……駄目だ。


 俺は無意識の内に歯を食い縛っていた。


 ……それじゃあ、駄目だ。


 もし、石道様が死んでしまったらゆかりさんが悲しんでしまう、お嬢も自分のせいで殺してしまったと泣いてしまう。

 嫌だ、見たくない。お嬢が泣くとこなんて見たくない。

 だから止めないといけないんだ。

 どうする! どうすれば止められる! どうすればお嬢を守れる! どうすれば石道様を死なせずに済む! どうすれば全員を救うことができる……!

 どうすれば石道様がウィルスを射たずに済む。

 もし射たなかった場合、どうすればお嬢を奪還できる。

 そして、もしお嬢を回収できた場合、どうすればアジトから脱出できる。

 ……考えろ! 御影しのぶ! お嬢を悲しませたら許さねェぞ!


 ……………………。

 …………。

 ……。


 ――そうだ。


 俺は腰に巻いたホルダーからクナイを取り出した。


 「……しのぶ、何をする気だ」


 隣で傍聴していた夜凪が俺の手を掴んで制止の声を掛けた。


 「こうするんだよっ」


 俺は夜凪の手を振り払い、天井を俺一人が抜けられるよう切断して、石道様の書斎に着地した。


 「「……なァっ!」」


 石道様と下っ派が絶句した。しかし、俺は構わず下っ派の背後に回り、下っ派の頸動脈にクナイを添えた。


 「やめるんだ、御影(みかげ)くん!」


 石道様が制止の声を上げた。それでも俺はやめない。


 「……離してくれっ、頼むっ」


 下っ派が歯をガチガチ鳴らしながら震えていた。それでも俺はやめない。


 「取引だ、死にたくなければ速やかに応じろっ」


 ……よく研ぎ澄まされたクナイが照明に照らされ黒光りした。



 ……そして、二時間後。


 黒塗りの外車に運ばれた俺は〝東龍〟のアジトの駐車場に降りた。


 「……着いたか」

 「案内するのか?」

 「頼む」


 俺はガタイだけはいいスーツ姿の男に誘導されて、広い庭園を歩いた。

 ふと周りを見渡す。広大な和風庭園に大きな屋敷……意外に趣味は悪くないな。

 おっと、気を引き締めないとな。ここからの一挙一動が大事だからな。


 「トイレはどこだっけ」

 「向こうの方だ」


 気を引き締めた俺はガタイだけはいいスーツ姿の男の後ろに着いていった……あとトイレに行った。



 ……そして、遂に火野塵兵衛とお嬢がいる大部屋に足を踏み入れた。


 「久し振りだな、石道ォ」


 圧倒的な殺意を含んだ笑みが俺を出迎えた。


 「平岡(ひらおか)、お前は下がっていいぞ」

 「御意」


 平岡と呼ばれたガタイだけはいいスーツ姿の男は一礼し、襖を閉じた。

 俺は状況判断の為に室内見渡した。

 玉座に火野塵兵衛があぐらをかき、その隣にお嬢が正座していた。

 俺から向かって左手方向では幹部であろう三人の黒服がこちらの動向を窺っていた。その中には三橋と呼ばれた優男もいた。

 ……疑われている、のか? ならば事は早めに済ませた方がいいな。


 「一刻でも早く娘の身の安全を確保したい、事は早めに済ませたいんだが」


 そんな俺の申し出に火野は……。


 「ああ、勝手にしたらいい」


 ……愉しそうに了承してくれた。

 了承は受けたので俺は空かさず懐から液体を含んだ注射器を取り出した。


 (……後はコレを射して終わりだ)


 俺はゆっくりと注射器を手首に近付けた。


 「待て、石道」


 ……火野に呼び止められた。


 「……何だ?」

 「偽物じゃねェよな、それ」

 「……」


 ……バレた。あっさりバレた。


 「偽物ではない。疑うのなら三分後に判断してくれればいい」

 「駄目だ、念のためにこちらが用意したものを使ってもらう」


 ……流石は日本最大のマフィア――〝東龍〟の長、そう甘くはなかった。


 「……わかった」


 火野が注射器の収納されたケースを投げ、俺がそれをキャッチした。


 ……最善策は失敗した。


 俺はケースを開け、注射針を脈に刺し、そして――


 「……駄目ェ!」


 お嬢が泣いて叫んだ。しかし、俺はやめなかった。


 ――ウィルス薬を注入した。


 「……あぁ」


 お嬢が泣き崩れる。泣かせたくなかったのに結局泣かせてしまった、情けないことこの上なかった。


 「これから三分間、その場で座って待ってもらおう」

 「……わかった」


 俺は高級の井草で編まれた畳に腰を据えた。

 ……一分経過。身体に異常は無い。

 ……二分経過。身体に異常は無い。

 ……三分経過。


 「……ほう」


 火野がこれは愉快だと言わんばかりにいやらしい笑みを浮かべた。

 火野の瞳に映る俺の顔には――


 「ちゃんと腹くくったみてェだな」


 ――黒い斑点が幾つかできていた。


 「じゃあ、もうコイツ持っていっていいぜ」


 火野はお嬢を顎で差し、ご機嫌に笑った。

 俺は組んだ脚を戻し、立ち上がった。


 「ああ、そういえば母上様は元気にしていたか。確か来週誕生日だったよなァ」


 ふと火野が呟いた。意外に人道的な奴なのか。


 「……母上なら元気にしている」

 「そうか」


 ……喜んでいるのか、はたまた悲しんでいるのか、火野は曖昧な表情をした。


 「 お前は影武者か 」


 火野が右掌を俺に向け、そうはっきりと言ったのだ。


 「ババアの誕生日は三ヶ月後だ。それに……」


 ――轟ッッッ! 右掌から放たれた衝撃波が〝俺〟を呑み込んだ。


 「ババアなら三年前に死んだ、もうこの世にいねェよ」


 衝撃波に切り刻まれた〝俺〟はすうぅと消えた。


 「……ちっ、また分身か」


 ――俺は天井を突き破って、そのまま火野を押し倒した。


 「しのぶくん!」


 突然の俺の登場にお嬢が驚嘆の声を上げた。


 「……お嬢は返してもらうぜ、火野ォ」

 「お前一人で何ができる」


 ……確かにここで火野を抑えても、ここには幹部が三人もいる上に部屋を出れば他のメンバーも彷徨いている。お嬢一人じゃとてもじゃないが逃げ切れない。だがな……。


 「うちには一人スピード自慢がいるんだよ」


 「三橋、二階堂(にかいどう)一之瀬(いちのせ)ェ! 雛崎ほたるを確保しろォ!」


 俺はニヤりと笑った。


 ――後ろの畳が弾け飛んだ。


 「お嬢を逃がせ、夜凪」

 「わかった」


 ……畳の下で待機していた夜凪が飛び出し、お嬢を背負った。


 「ほたるちゃん、目を瞑って」

 「……うっ、うん」


 夜凪は手のひらサイズの物体の栓を抜き、床に転がした次の瞬間――


 ……カッッッ! 圧倒的な光が大部屋を呑み込んだ。


 ――閃光弾が炸裂した。



 ……その光こそが、この戦いの狼煙であった。


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