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作者: 紅茶

お久しぶりです

何ヶ月だろうか、書くの…

ふと書きたい物語が出来たので書き綴りにきた所存です


_________________




_男はいつも通り電車に乗っていた

男はいつも通りに会社に着き、いつも通りに仕事をした



仕事が終わり、いつも通り帰宅しようとした


…が、帰りだけはいつも通りではなかった。


男は電車に乗ってケータイを眺めながら目的の駅に着くのを待とうとしたしたが、ある異変によってそうもいかなかった。



『乗っている人全員の頭の上に数字が書いてある』


13だったり、54だったり、80だったり、はたまた132だったり…様々な数字がある。

何故だか男にはわかることもなく、ただそれを眺め疑問、違和感を抱くだけだった_



そして、帰宅した。

すれ違う人もいなく、先の疑問も晴れることなく。


__家族にも数字がついている

自分だけなのだろうか、目の錯覚なのだろうか、何故なのか 男は疑問に思い家族に 『その数字はなんだ?』 と聞いたがどうもこうも、見えているのは自分だけのようだ。


少し、怖くなったが気にしてもどうしようもないと思い、男はそのまま就寝した。



朝起きるといつも通りの朝。

ただし、家族の頭の上にある数字だけはいつも通りではない。



_そして男は思った。

『数字が 1 減っている』


男は数字がいくつか正確には覚えていないが、

昨日寝る前に見たものだ、恐らく間違いないだろう と思った。



何故だろう、と男は考えるが

なにかわかりそうな気がして、わからない。

考えているうちに通勤の時間になってしまったので駅まで向かう事にした





駅に着き 朝なので、人は沢山いる

ここまで来るまですれ違った人々にももちろん、数字が付いていた。


しかし、今日の駅はいつもとは違い少し騒がしい。

何故だろうと思い人集りの中に入っていくと 珍しくこんなにも近くで事故が起こっている。


__車と人の衝突事故のようだ

生きているのか死んでいるのかわからないからこれから病院に運ばれるそうだ。


『物騒な世の中だなぁ』


男はそう呟くと 駅に入ろうとしたが、

被害者に違和感を覚え、目をやった。




不思議なことに、

事故にあった人の数字は0になっていた。


0は見なかったので他にも0の人がいるのか?と思い意識して周辺を見ると周辺の人々には0以外の数字がついている

…が、しかし家族のものと比べると少ない。



まぁいいやと思い、男はいつも通りの電車に乗る。


乗った…そこまでいい、男はある事に気付いた




『乗っている全員の数字が 0 である』


他の車両の人間を確認しても全員0である。


その時、男はこの数字が何を意味するのか

確信した。

男は落胆した、絶望した

どうすればいいのかわからなかった





『この数字は死亡までの日数』であり


全員が 0 ということは、

『次の駅に付くこともなく全員が死ぬような事故が起こるということ』に。





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