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君の隣  作者: 二階堂暦
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06



鈴木優亜。

俺の8歳年上の幼馴染み。

俺の、好きな人。



子供の頃の初恋と言えば、大抵学校の先生とか年上の人。

俺にとっては、ユア姉がその相手やった。

仕事で忙しい親の代わりにユア姉は俺や妹の面倒を見てくれた。

あの頃の俺らは、ユア姉を本間の姉ちゃんみたいに思ってた。

けど、大きくなるにつれて、「面倒を見てくれる人」が「守りたい人に」、

「姉ちゃんみたいな人」が「好きな人」に変わっていった。



「うまっ!!

ユア姉のオムライス久しぶりやけどめっちゃうまいわあ!!」

「子供の頃苦労したんだよ?

健斗君人参嫌いだったから、どうやって食べさせようと思って」

「えっ!?

人参入ってんの!?

全然分からへんで!?」

「分かってたら食べなかったでしょうが」



ユア姉が好き。

それだけは、年を重ねても変わらない。

そう言えば、子供の頃、ユア姉と交わした最後の約束を、ユア姉は覚えてるやろうか。




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