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君の隣  作者: 二階堂暦
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02



「おーっす!

久しぶりー!!」

「え、時坂!?」



大阪支社の配属先に出勤し、一通り挨拶を終えた私の前に立つのは昔と変わらない笑い方をするかつての旧友だった。



時坂悠哉。

高校時代、3年間ずっと同じクラスで隣とまではいかないが、ずっと近かった席。

私、鈴木優亜とは所謂腐れ縁だ。

まさか、会社まで同じだとは思わなかったけど。



「高校卒業して以来だから7年ぶりくらいか?

懐かしいなあ」



高校入学と共に東京からやって来た彼の標準語は未だに変わらないらしい。



「卒業してからは会う機会もなかったし。

ここに就職してたんだ」

「おう。

東京戻るのも面倒だったからさ。

同期が転勤してくるって聞いて名前知らされた時は流石に驚いたよ。

ま、分かんねぇ事とかあったら教えてやるから、何でも聞けよ」

「うん、ありがとう」



「そう言えば何でここに決めたの?」

「そんなの決まってるだろ…

女の子のレベルが高かったからだ!!」

「…………」



この女好きなところも変わってない。



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