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・ PIERROT ・  作者: 高砂イサミ
おまけ
116/117

登場人物紹介+

ネタバレ注意!


 突如思い立ってのキャラ紹介。こちらは裏話を含む既読者様向けバージョンです。

 がっつりネタばれを含みますので、必ず本編読了後にお読みください!



――メインパーティー――


【 セイジ 】


 主人公。幼い頃に祖父から託された洋人形、アンティークと相棒であり続ける人形遣い。入団したばかりのサーカス団で、わけがわからないまま死のゲームに巻き込まれるも、即座にゲーム主催者の“団長”ユエへの直談判を決意するあたり大物というか無謀というか。

 長めの茶髪とアンティークが目印のいささか地味な男。しかしてその正体は前団長の実の孫であり、本来の団長候補者。ユエの思惑どおりに5つの間を回らされていたはずが、いつの間にかその思惑を食いだした。主人公補正もあり、終盤では属性無用の最強術士へと成長。筆者は『身体』との戦闘およびラスボス戦のアオイとの共闘が気に入っている。

 主役にも関わらず、幾多の恋愛要素にまったく絡んでいない。これからも絡む気配がまったくない。



【 カナ 】


 幼少からサーカス団で育った踊り子。言葉遣いがきついツンツン少女。最初はセイジにも突っかかった。育ての親であるユエから尋常でない愛情を注がれてきたため、他の団員からやっかまれてきた。さらに2年前の『炎のステージ』以来舞台に立てなくなってしまった。が、その努力と実力を認める団員もいなくはない。戦闘力は高いものの、炎を前にすると動けなくなる。

 終盤でセイジの妹であることが発覚したが、初対面ですでに親近感を持っていた描写がある。なので、小説でやたらセイジを虐待しているのは、筆者的には一種の甘えかスキンシップのつもり。

 コウとの関係は、2年前まではつかず離れず。物語開始時には嫌われていると思ったカナが自ら距離を置いている状態だった。そしてこの2人に関しては、実はゲーム内に小説で書ききれなかった激甘な台詞があり、必見である。



【 アンティーク 】


 しゃべる洋人形。金髪碧眼の美少女。生前はサーカス団の花形歌姫だったが、ユエに殺され、前団長(セイジの祖父)の力で魂を人形へ移された。過去、団長を慕いつつサトルに想われていたりと、にぎやかな身辺だったもよう。

 動けはしないが魔力を持ち、あらゆる場面でセイジを助ける。セイジの母であり、姉であり、恋人でもあり――といった存在。ユエのこともいまだ妹として愛している。サトルのことも、ちゃんと大切に想っている。

 そして、表情・仕草の表現が一切使えない仕様のため、文章書きにはちょっときつい存在だった。



【 サトル 】


 齢80を超えるサーカス団古参のピエロ。自らの肉体を改造して若さを保っている。普段は年齢相応の落ち着きで、暴走しがちなセイジのブレーキ役。しかしアンティーク(=アン)のこととなると身をなげうつほどの熱い一面もあわせ持つ。仮面のような無表情は、かつてアンの遺体を隠してユエの逆鱗に触れ、ピエロゲームの制裁を受けたことによる。

 笛やベルなど楽器を媒介に魔力を用いる他、治癒を施すこともできる。ララのようなロボットを造るなど機械にも強い。いろいろと事実を隠したままセイジをそそのかし、呪われたサーカス団を終わらせようとしていた。

 ゲームのどのエンドでも世を去っているが、いずれもアンに看取られた。本人も「寿命」と割り切っての往生だった。どうか安らかに。



――5つの間――


【 ビッグ 】


 5つの間のうち『巨人の間』を司る大男。象をも持ち上げると噂される力持ち。

 ピエロゲームで『子供を嫌いになる』という制裁を受け、乱心のあげくにララをはじめとする団員を殺害したため、アオイに両腕を斬られ鎖に繋がれた。しかしそうなる前は穏やかで心優しかったとの証言があり、その証拠とでもいうように、リアラやエリにはいまだ慕われている。

 素があまりにいい人すぎるせいか、体は大きいのに影が薄い。



【 セイレーン 】


 5つの間のうち『水槽の間』を司る人魚。黒髪美女。実の父親に脚を斬り落とされ、それを恨んだまま暗い水槽に沈んでいた。もともとは「公演中一度も息継ぎをしなかった」等の伝説と根強いファンを持つ実力者で、本人もより人魚に近づこうと一心に励んでいた。そのあまりの熱心さから、他の団員からは尊敬と同時に敬遠されていた節も。

 「5つの間は主の想念に支配される」という小説版設定は、『水槽の間』演出の対策として生まれたもの。なのでやっぱり、想念が歌として流れる描写が一番しっくりきていると思う。



【 コウ 】


 5つの間のうち『猛獣の間』を司る猛獣士。赤髪赤目の青年。全身に刺青を入れているのは、幼い頃からの無茶な訓練で獣から受けた傷を隠すため。

 普段はへらへらしているが、ふとした瞬間にかいま見える本性がこわい。赤毛の愛獅子を連れており名前はグレン。本人いわくユエのことは「あまり好きじゃない」。が、その娘のカナは意外なほど大事に想ってきたらしい。

 つかみどころのない、というよりつかませない彼の、1番の理解者はたぶんアオイ。「同じ地獄を見てきただけ」とは言うが、2人の時に互いに本音が出ることは多い。

 記憶を徐々に奪われていくという過酷な状況下でも決して屈さず、最後はユエに一矢報いた。



【 リアラ 】


 5つの間のうち『玩具の間』を司る空中ブランコのフライヤー。他の4人とくらべると、ごく平凡で内気な少女。フライヤーとして成長し始めた矢先、アオイにジャンプ台から突き落とされて胴体を失った。今の胴体はサトルが造ったブリキ製。そしてその時の恩というにはちょっと……というほどサトルになついている。むしろ恋してる。

 さすがにブリキの身体は不自由なので、ロボットのララにいろいろとフォローしてもらっている。また、ララと引き合わせてもらった感謝の気持ちからビッグを慕う。



【 アオイ 】


 5つの間のうち『死者の間』を司る死神。銀髪色白の青年。常に血糊のついた大鎌を持ち歩き他の団員に恐れられている。ユエの言うことしか聞かず、ユエの言うとおりにしか動かない。ユエには「オモチャ」と呼ばれ自分で自分を「ユエのもの」と公言するユエ様至上主義者。この人の紹介は書いててなんだか恥ずかしい。

 5人の中では一番早くユエに『とられた』。しかし人格を失う前からユエへの思慕は変わらなかった。だから考える力さえ奪われていた彼が、解放され、自分で考え始めてからも、結局行き着く先はユエの元だった。

 なお、無表情無愛想なのは人格をとられたからではなく、生まれつきとのこと。



――協力者――


【 ヨシタカ 】


 「ウヒヒッ☆」が口癖の人形遣い。金髪トサカのパンクな男で重度のドールジャンキー。何かしら人形をみつけてくることを条件にアンティークの服飾品を作ってくれた。実は4つ子の4番目。

 ユエに3人の兄をヤられたことで、アカネに協力しユエの計画を壊そうとする。機械にも強く、さまざまなロボットを作ってアカネに提供した。またビッグに義手を作ってあげたり、後にセイジを財政面で支えたりと、まさに八面六臂の大活躍。サーカス団陥落の布石を敷いた影の立て役者であり、小説においてすさまじい成長を遂げた1人。



【 ゲン 】


 セイレーンの父親。スキンヘッドのおじちゃん。サーカス団の裏方で、サトルやコウの舞台を手がけたこともある。大道具から小道具までなんでもこなし、セイジ達の武器も作ってくれた。

 セイレーンとのことは、団長の不興を買ってピエロゲームの制裁を受け、操られて娘の脚を斬り落とした――というのが真相。実際は「親バカ」とセイジにからかわれるほど娘を愛している。



【 アカネ 】


 占い師。公式では名なしさん。設定のほとんどは小説のオリジナル。

 若く見えるが1児の母。かつては猛獣士として別のサーカス団で活躍していたが、物語開始時は舞台を降りて団員の相談役に。そうして虎視眈々と狙っていたのは、我が子をユエの手から救いだすこと。18年かけて情報を集め、あちこちに手を回し、最後の一押しとしてセイジに協力した。彼女なくして小説版は成り立たなかったかもしれないくらいの裏女番長。ちなみに、ゲーム内の“HP管理人”は彼女ではない。

 ラストシーンで、彼女はセイジのサーカス団に参加していないが、いずれヨシタカが見つけだしてひっぱってくるかもしれない。ちょっと期待。



【 エリ 】


 『巨人の間』でビッグを見守ってきた幼い少女。どんだけ勇者なんだ。リアラを「お姉ちゃん」と呼ぶが血縁かどうかは不明。わりに涙もろいが確たる意思の持ち主。将来いい女になることうけあい。



【 ララ 】


 サトル製ロボット。身体が不自由なリアラの手足となって動く。生前は空中ブランコのフライヤーでリアラとペアを組んでいた。ビッグとも親しかったが、それゆえまっ先に彼の狂気の餌食となってしまった。それでも最期はビッグの腕に抱かれ、「大好き」と言い遺してくれた。



アキノリ


 序盤に酒場で飲んだくれてたかと思いきや、いろいろ重要な情報をくれた初老の男。以前は側近としてユエに仕えていた。コウ、アオイと少なからず縁があり、救うことができなかった彼らへの「贖罪に」とアカネに協力する。

 “A”が本名ではないが、ゲーム内で本名は明かされない。つまり、筆者が勝手に名前をつけた。



【 セイイチ 】


 セイジの祖父。サーカス団の創設者にして初代団長。力ある術士でもあったが、アンを人形にし、ユエを不死の身体にした後に、「自分の血を引く者が次の団長になる」と言い残して引退。サーカスを去った。その後カナをサーカス団に預けたり、セイジにアンティークを託したりした真意は、結局のところ謎のまま。

 なおストーリーとは関係ないが、彼の子供はセイジの母親の方だろう、というのが筆者とゲーム制作者様の一致した見解。



――敵――


【 ユエ 】


 いわゆるラスボス。サーカス団の団長代理を務め、とてつもない魔力と権力を持つ魔性の女。登場の度に筆者まで戦慄させられた女王様(書くのは意外と楽しかった)。

 5つの間の5人から様々なモノを奪ったことも、カナの首を執拗に狙ったことも、セイジをピエロゲームに巻き込んだことも。すべては『団長を作って皆と1つになる』という目的に沿っており、そういう意味では究極に一途。ただし究極にはた迷惑。

 昔は美しい踊り子だったが、自身に呪いをかけて80年が経った今は、醜い素顔を仮面の下に隠す。また、歌姫の姉を殺した罰として、前団長に不死の身体にされた。その身体を抱えた自分と、次々に去っていく姉、団長、親しい人々――

 彼女の抱える寂しさが、すべての発端となってしまった。



――その他の団員――


【 ラアとルウ 】


 双子のバニーガール。普段からウサギ耳とウサギしっぽを着用している。セイジに言わせると、「ラアはちゃんとウサギっぽいが、ルウはウサギってより猫」。ラアが姉でルウが妹。原作ゲームではもう1人、「リイ」というバニーも登場する。



【 トモヒロ 】


 マジシャン。ゲームの最初にセイジを襲い、その後も何度も襲い、逐一返り討ちにされた。しつこさにかけてはセイジのお墨付き。後日に1度、そうとは知らずセイジのサーカス団にオーディションを受けに行った。そして即座に逃げ帰った。



【 ショウ 】


 ヒラのサーカス団員。冒頭、セイジがピエロゲーム対象者と気付かずに情報(サーカス団HPのURL)をくれた。その後はちょっと気になってセイジの動向を見守り、いっそファンになったという噂があったり、なかったり。



【 ダイスケ 】


 裏方。ゲンの愛弟子。セイレーンとも昔なじみ。昔抱いたあこがれが、セイレーンと再会したことで恋心に変わる……ところだったかもしれない。ラストではゲンと共にセイジのサーカス団へ移籍している。



【 ムサシ 】


 『右脚の棟』にある医務室の勤務医。髭のおじいちゃん。頻繁にケガをしてくるコウとはおなじみとのこと。「機会があればカナへ」とアレを手渡した以上、コウも彼のことはそこそこ信用してたのかも。



【 レイ 】


 『右脚の棟』にある医務室の看護士。無口で無表情で仕事の速いお姉さま。その速さを生きがいにしている。



【 ユキノ 】


 死者の間の使用人。メイド服の女性。姉の仕事を引き継いでアオイに仕える。サトルと張るほどの無表情だが、アオイにあめ玉をもらったことはよほど嬉しかった様子。できればもっといろいろ活躍させたかった。



【 マキノ 】


 元・死者の間の使用人。ユキノの姉。妹とはけっこう年が離れてたはず。10年前、やっと外に出されたアオイを親身に世話していた。原因は不明だが、すでに他界している。



【 イチタカ、フミタカ、ミツタカ 】


 4つ子なヨシタカの兄3人。ヨシタカいわく「ろくでもない連中」。過去にいろいろやらかしてピエロゲームの制裁を受け、今はもういない。しかし実は、小説内に3人そろって2回登場している。



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