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#11「不器用でも魔力操作がしたい!」前編

【レベルアップしました。現在レベル9】

ストーカー事件の色々が解決して疲れからか俺はかなりゆっくり登校していた。

5分後...

「遅刻だ!時間はちゃんと守れ!!」

校門で待ち構えている先生が俺に怒鳴り始めた。

俺は気が緩みすぎるあまりかなり遅めに歩いてたみたい、普通なら5分しかかからないはずだが今日は15分かかってしまってる。

「お前は全く!!昨日も怒られて!恥ずかしくないのか!!」

「はい...すいません...」

あぁー!怒られんのは懲り懲りだー!!!!

ーーーーーーーー

「大丈夫?」

防人さきとが俺に話しかける。

俺は机にぐでーんとする。

「いやだってさぁ!色々終わってのんびりしたいじゃん!!」

「そ...そっか...てか1時間目体育だよ?着替えなくて大丈夫?」

「いや、後で着替えればいいからよ、それよりさ...」

俺が愚痴を五分ほど防人に話すとそうかそうかと聞いてくれてる。優しいなぁ...

「てか1時間目なんだっけ?」

「体育だよ?」

「何分から授業始まるっけ?」

「50分だよ?」

「今何分だっけ?」

「47分だよ?」

「47分...ってあと3分しかねぇじゃん!!俺着替えてねぇけど!?」

「僕ちょくちょく言ってたけどね!?」

他愛もない会話で昇が慌て始める。

確かに周りに俺らしか居ねぇわ!!

防人さきとは着替え終わってるから先行ってて!」

「うん、ありがと?」

防人が走るように体育館に駆け込む。

俺も急いで着替えなきゃ!!

俺は急いで制服からジャージへと着替える。

(ちな半袖半ズボンのジャージは中に着てあるのであとは長袖長ズボンを着るだけ。)

「やば!間に合うかな!」

着替え終わった俺は急いで体育館へと向かう。

現時刻8時49分

ーーーーーーーーーーー

キーンコーンカーンコーン

「うぉ...危ねー!」

チャイムと同時に体育館に着いた俺は急いで準備体操の列に並ぶ。

はぁ...2回も遅れるところだった。

しかし準備体操が終わった後、俺のあだ名は『駆け込み乗車』になった。

「今日からモンスターとの戦闘に入るぞ!!」

「まず単純な説明だがな...」

体育担当教師が説明をしている。

なるほど...モンスターか。昇格試験以来だな...久々に戦えんのか!!本格的に異世界って感じするじゃん?ま、学校なんすけどね...

「じゃ、各ポジション事に2人1組を作った奴から練習開始!!」

教師の掛け声とともに一斉にみんながチームを組み始める。

そう、今回の授業は各ポジション...つまりアタッカー志望やタンク志望の人ごとに別れるのだ。

しかも意外と固定メンで組まれてるからみんなグループが出来てる。

俺らは誰かいないかと辺りをぐるっと見回す。

すると1人虚しくポツンと立っている男子生徒がいた。

「あれは!!女子人気No1!男子不人気No1の混合こんごう 秀斬ひできじゃないか!!」

さりげなく罵る昇、いまだポツンと立っている秀斬。

「よっ!秀斬!組むやついないなら俺と組まない?」

陽キャ口調で秀斬を誘う昇。

「お前らがそこまで言うなら組んでもいいぞ」

こいつ!俺の優しさを踏みにじりやがった!

仕方ないなと組んでやる秀斬...不人気の理由だ。

「じゃ!早速練習と行きますか!てか、せっかく秀斬いるんだからなんかアドバイス欲しいな。なんかある?」

「ダメ出しをすればいいのだな」

「なんでだよ」

秀斬の言葉においおいとツッコミを入れる昇。

「ま、君が改善しなきゃいけないところは山ほどあるが...今は改善点より強くなれる3つのスキルを教えよう!!」

強くなれる3つのスキル...!!

ゴクリと唾を呑む昇。

「ただな3つ全部をこの単元のテストまでに習得は不可能だからどれか...」

「いや、3つ全部教えろ、体育の時間以外も指導についてくれ!!」

秀斬の言葉を遮り全部やらせろと言い始める昇。

「いいだろう、ただし甘えるなよ。」

「もちろん!」

俺は昇格試験で五体中、一体しか倒せなかった...だからここで強くなって次の昇格試験こそ!合格してみせる!!

「じゃあまず1つ目だ...1つ目は魔力の操作」

「魔力の操作!?」

間力の操作...今まで昇が召喚魔法で召喚した剣などは魔力消費1で作ったへなちょこけな剣だったのだ。

「まぁ厳密には君はもう魔力の操作はやっている。ただし故意に発動することは無理だろう。」

「は?魔力の操作なんてやったことねぇよ」

秀斬の発言に驚く昇。

「まぁそうだろうな、没頭状態だったのかもしれないから無意識にだろうけどな」

「無意識でも体が覚えてんならいけるだろ」

「アホが」

「あ゛!?」

少しイラッときた。

「いいかあれは覚醒状態みたいなもんだ、じゃあお前はあの時、なにを考えてなにをやろうとしたか思い出せるか?」

「...」

完璧なる論に黙り込んでしまう。

「そこでトレーニングだ。魔力の操作にはボディコントロールも必要だがイマジネーションも必要だ。今からこの2つを鍛える練習をする。」

「練習?」

「瞑想だ。瞑想と言ってもかなり難しい瞑想。お前には極限の状態で瞑想をおこなってもらう。」

「瞑想なんて簡単だろ!!」

5分後...

「いやマジ死ぬから!!」

メラメラと輝く炎の斬撃が昇を横切る。

トレーニング内容は瞑想をしながら自身を横切る炎の斬撃にビビらずに耐えきること。

「当てない保証されても無理だから!マジ死ぬ!!」

「黙れ小僧!さっさとやらないと無駄な時間になる。」

5分後...

「...」

スパッ!!

「うわっ!!」

「だから動くなと言ってるだろう!瞑想を止めるな。イメージし続けろ!!」

こんな感じのやり取りが30分ほど続きましてようやく。

メラメラースパッ!!

「...」

「おお!遂に瞑想5分成功だ!!」

「次のトレーニングだが...」

喜ぶ昇に秀斬は次のトレーニングを伝える。

「え?ちょっと待って?次のトレーニングって...」

「フェーズ2だ。今度は稀に炎の斬撃を当てるからそれを見極めて斬れ。」

今度こそ殺す気ですか?

キーンコーンカーンコーン

「チャイムナッタネ!ジャアバイバイ!!」

「待て」

逃げようとする昇を掴んで戻す秀斬。

「放課後もやるぞ」

「は?」

昇の地獄が決定した瞬間だった。

ーーーーーーーーー

そして迎えた放課後。

憂鬱な気分のまま練習場に着く。

いつも練習熱心な昇だが今日は違う。

ガチで死ぬかもと危機感を覚えていた。

はぁっと息を吐いてから、物音一切しない静かな練習場をぐるりと見回す。

二学期までは部活をやるのだが三学期はずっと部活がない、そして昇が転校してきたのは三学期の冬だ。

つまり転生した瞬間から部活は終わっていたのだ。

俺も入りたかったのに!!

更に少し憂鬱になってしまう。

「早いな」

そこにちょうど秀斬が現れる。

「さ!やるぞ!!」

「はぁ...炎の斬撃が飛んでくるってガチ?」

「当たり前だ、そういうトレーニングだからな!」

今からやるトレーニングはさきほど説明した通り炎の斬撃を瞑想しながら自分に当たってくるものか横切るものかを見極めるってやつらしい。

どうにでもなれの精神で瞑想を開始する。

しかし当たってくるかもしれない炎に動揺せずには居られない。

「うわぁ!危ね!」

「目を開けるな!!」

「いや無理無理!!まじで死ぬから!!」

秀斬の無理難題に反抗する昇。

「音で判断しろ!音だ!横切る時と当たる時の区別ぐらいつくだろう。」

「いやいや、当たる寸前で秀斬が守るのとかないの?」

「黙れ小僧」

本日二度目のもののけ姫ネタ。秀斬の冷静なアドバイスに反抗する昇は顔に汗をかいていた。

当たってもねぇのになんでこんな汗かいてんだよ。そりゃ死ぬかもしれねーからか。

そして繰り返すこと10分...

「目を開けるな!」「ちゃんと見極めろ!」「しっかり瞑想もやれ!」

このようにダメ出ししかくらっていない。

流石に無理!!まじで死ぬ!!

死にます宣言をした時には昇はヘトヘトであった。

続けること30分

メラメラ

最初は遠ざかってた炎がだんだん近づき、音がます。

顔に熱が来てるのを感じですぐさま手にあった剣で炎を切り裂く。

「はぁ!!」

スパッと切れた炎はパチパチと音を鳴らし消えていった。

「やった!!成功だ!!」

「おめでとう!昇。そろそろ魔力のコントロールも出来てきたか?」

ガッツポーズを決める昇に秀斬が近づき問いを投げる。

「いや全然!」

直後、秀斬の拳が昇の顔に食い込む。

ザ・スパルタだ。

なんで俺殴られたの?

昇が魔力をコントロールするのはまだ遠いかもしれない。








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