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第2話 まずは落ち着こう


「…ァァア…ンンン…ッ!!」


このモンスターの呻き声の様な声を上げているのは本作の主人公、黒羽 和斗(17)

生まれつき病弱で13の頃に難病を患ってしまい今まで病院でしぶとく生きていたが、突然口からケチャップの虹が咲き意識を失ってしまった。


そして、見知らぬ森で目が覚めた。しかも、約4年間の間ずっとプレイし続けたゲーム『ログレシア』のアバター『クロト』の身体になっていた。


夢かと思い古来より受け継がれし最強の奥義『目覚ましパンチ』を自分に容赦なく放ち、またもや意識を失いかけたが歯を食いしばって耐えていた。←今


「がァァッ!! 篭手ェ…篭手いてぇぇえッ!」


素手ならばこれ程の痛みにはならなかっただろう。しかし、今の彼の装備の一つには『剣王の篭手』というものがある。見た目は一般的な鋼の篭手であるが、感のいいガキなら察していると思うけど見た目は鋼だが、その硬さは鋼どころかダイヤのくらいではない。思いっきり花崗岩を殴っても傷一つも着かないくらい頑丈なできのだ。試した事はないが根拠は超有名な人物が元の魔物がドロップしたやつだから。


巨人をデコピンでぶっ飛ばすほどの筋力を持つアバターが自分自身の顔面をその篭手で全力で殴ったらこうなるのは必然だろう。

いや、まず何故パンチを選んだのだ。ビンタや引っ張るという選択肢は彼にはなかったのだろうか。痛みを感じれるか試す方法などいくらでもあるだろうに…。テンパって頭が正常な判断ができてないのかただの馬鹿なのか


「いてて、クソ…腫れてる…だが、痛みを感じるならここは夢じゃないってことか…あと、ゲームという可能性もこれで無くなったな。」


全てのVRマシンにはプレイに支障をきたすと思われる感覚は遮断させる機能がある。その一つに痛覚も含まれるのだ。


想像してみて欲しい。俺がプレイする『ログレシア』は本格的なアクションが魅力のファンタジーゲームだ。もし、モンスターのダメージを受けてしまうとしよう。そのダメージが痛みとして現れるとしたらクレーム所の話じゃない。腕とか飛ばされた痛みなんか尋常じゃないだろう…最悪ショック死という可能性もある。


その機能が働いているならVRでログレシアをプレイしているという可能性もなしだ。


「なら、この状況は一体なんだよ…はっ!? まさか…異世界転移というやつかッ!?」


数ヶ月前に友達に勧められて死んだ会社員が異世界に転生する漫画を読んだことがある。めっちゃ面白かったから最新巻まで買って読み込んだのを覚えている。まさか、この世界クッソ強いスライムがいるのか!?


「いや、いたら不味いよな…いろんな意味で。」


てか、もしあのケチャップドバァで死んで転生されたとして、まず女神様とかがいるはずだろ。そして、チート能力でバッサバッサと敵を切り倒すはずだろォ?


いや、それはこの身体でもいけるかも…仮にもログレシアの週間ランキングでずっと1位獲得してるし、実質ログレシア最強な訳だし。ログレシアって全国の何万ものプレイヤーが蔓延る狂地だ。そこで週間ランキング一位を獲得しているのはかなり凄いんじゃなかろうか。まぁ、たまに抜かれるから最強というわけでは無さそうだが


いや待てよ…この姿で異世界へ転生されたとしたらあれは開けるのか…? 開けたらかなり有難い。正直アレが無かったらやっていけないし、試してみるか。


片手を横に振りながらメニューと唱える。すると透明な板版が目の前に現れる。


「おぉ、よっしゃ開いた。ステータスにアイテムボックスに…ん? オプションとログアウトが消えてる…oh......」


ログアウトできたらという希望が打ち砕かれた…。


「…はぁ…とりあえずステータスとかアイテムボックスでも見てみるかな。」


という名の現実逃避




_________________


名前:クロト 性別:男 年齢:17

Lv:250

種族:竜人(ドラゴニュート)

称号:超越者

職業:魔法剣士


HP:18690

MP:∞ (20369)

筋力:8640(+4000)

耐久:7989

敏捷:9870(+4000)

魔力:11325

気力:9568

幸運:5890


装備 : 神器 終焉乃刀(ラグナロク)(G級)

【神々すら恐れた漆黒の刀】

【特殊スキル:神器解放

30分間 全ステータス+5000 HP MP 全回復

30分後 神器解放強制終了

神技 :終焉(ラグナロク)

神技発動後 神器解放強制終了

24時間後再発動可能】


頭:|無限の魔力 (G級)

【超越者ソロモンが身につけていたサークレット。無限の魔力が宿っている魔石がはめられている。】

【MP無限化】


体:ソロモンコート(G級)

【超越者ソロモンが身につけていた漆黒のコート】

【敵の全魔法のダメージ&バッドステータスを無効化する】


腕:剣王の篭手(SSS級)

【剣王アーサーが身につけていた銀の篭手】

【筋力超アップ】


足:電光石火(SSS級)

【雷獣 麒麟 の素材で作られたブーツ】

【敏捷超アップ】



スキル:竜騎士化(種族スキル)

:気力操作(会得スキル)

:魔力超過(会得スキル)

:自己超越(会得スキル)

:剣聖

:魔術王

:明鏡止水

:天翔

:気配察知(G級)

:魔力察知(G級)

:自然治癒(G級)

:鑑定眼(G級)

:調理(G級)

:鍛冶(G級)

:錬金術(G級)

:裁縫(SSS級)

:武術(SSS級)

:投擲(SS級)

:農業(S級)

:園芸(S級)

:絵画(S級)


補助効果:ソロモンの加護

:龍神の加護


__________________




「…ん?」


ステータスに年齢が追加されている。前までこんなの無かったんだが…ま、いっか。

もう、これ以上難しいこと考えたくない()


念の為アイテムボックスも確認しておこう


アイテムボックスを開いてみると今まで拾ったり作ったりしてきた装備 アイテムなどなどがびっしり詰まっていた。それを流し読みしていると妙な物がアイテム欄に紛れていた。


「これは…」


アイテム名


転生神の手紙




ルビがハーメルンと一緒で助かった


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