ゴリアテから逃亡中(物理)
狂王は今日も逃亡中。
何から逃げているって?
今日は怒れるゴリアテから。
「待たんかぁぁあ!!!!」
「誰が待つものか!」
いたずらを仕掛けられ怒ったゴリアテは、般若のような顔をして追いかける。
対して狂王は、全く悪く思ってはおらず、ニヤニヤ顔のままひた走る。
混沌魔城を出て城下町に逃げ込む狂王。
ゴリアテはただひたすらに追いかける。
「狂王様どうしたんですか?」
「ごめんね〜今あいつから逃げてるんだ〜また今度〜」
城下町の飴屋の小さな女の子から話しかけられる。
しかし、今の状況では相手してあげられないので、残念ながらグッバイだ。
「あいつ?」
女の子は狂王が来た方向を見る。すると、副団長のゴリアテが鬼のような顔で走ってくる。
「ひっ、、、」
怖くて泣いてしまった。。。
「はっ!」
その様子に気づいたゴリアテ。
「す、すまん!怖がらせてしまった。良ければこれで期限を直してくれまいか!」
そう言って懐から取り出したのは、彼のちょっとしたときに食べるチョコレート
「わぁ、ありがとう!」
涙は失せ、代わりに少女に笑顔が咲く。
ゴリアテは安心し、狂王をまた追いかけ始める。
その顔は、やはり鬼のようであったそうな。
「こぉらどこいったぁぁぁああああああ!!!!」
その声は、街中に広がり、街のみんなを驚かせたとさ。。。
今回は黒桜旅団副団長ゴリアテを起用