忠犬N 7
この夜はひどい目に合いました。
出来れば静かに寝たいですね。
僕は犬である。
種類はミニチュアダックスフンドである。
ある夜、僕はいつも通りに爆睡していた。
だが、僕とママ(飼い主 母)が寝ている部屋にとんでもない事が起こった。
ピカッ!
ゴーーーン!ドーン!
ゴロゴロガッシャーン!!!!
平和に寝ているところに、物凄い光と続けて凄まじい音が炸裂した。
「なっ何だ!?」(犬語)
僕は飛び起き、慌てて周囲を確認した。
どうやら発生源は外からの様だった。
確認している間も光と音が鳴り響き、僕を恐怖に陥れた。
「またあれがやって来たのか……」
僕は偶にやってくるあの光と音に絶望していた。
あれの所為でお兄ちゃん(飼い主 長男)とママの目の下が真っ黒になってしまうのだ。
「また僕らを苦しめる気か!」
一体あれが何なのか今でも分かっていない。
僕は光と音の発生源が近寄って来ないように威嚇を始めた。
何処まで効果があるか分からない。
だが吠えたお陰かは分からないが、発生源がこちらに近寄って来ないのは間違いない。
とにかく僕は家族を守るために威嚇し吠えまくる。
ゴロゴロゴロバーーン!!!!
だが、光と音が鳴り止む気配は全く無いようだ。
僕は音に負けないように吠えまくったが、音はさらに大きくなる。
だが、不思議な事にママは起きる気配がない。
「何でこの音の中で寝てられるんだ!?」何時もなら目が覚めているはずなのに、今日は爆睡している。
お兄ちゃんも起きてこない。
ゴロゴロゴロガッシャーン!!!!
「一体何が起きているんだ!!!」
僕は首を傾げながら、外に向かって吠えまくっていた。
吠えて吠えて吠えまくった。
「クソ! 奴は消える様子がない。」
僕は何度も意識が跳びそうになりながらも、吠え続けていた。
僕は夜が明けるまで吠え続けた…………。
母「昨日、カミナリ凄かったらしいね」
長男「それプラス、Nが何時ものようにえげつない程吠えてたよ! お陰で寝不足で風邪まで引いちゃったよ!!! やっぱりNを叱りに行くべきだったよ!!!」
長男に軽く睨まれていたが、Nはそれに気付かず毛布の中で爆睡していた。
この物語は、若干の脚色をして書いています。
まだまだ拙いですが、よろしくお願いします。m(__)m
基本的に怖がりな犬はよく吠える見たいですよ!
Nの場合は小さな物音でも結構吠えますけど………。