【短短短編作品】思迷夢
しかし、今日という日は、どうしようもなく眠いと言いましょうか。
例えるなら、目の玉の一つや二つ、ひっくり返るぐらいと言いましょうか。
あるいは、頭の中が催眠指数で満たされているとでも、例えましょうか。
はて、はて、この例えが理解できないと、貴方は言いましょうか。
貴方に、何と例えましょうか。
はて、何と例えましょうか。
さて、何と例えましょうか。
しかし、何と言いましょうか。
どんなに例えようと、貴方には理解できないと言いましょうか。
それも、貴方は私ではないので、致し方ないと言いましょうか。
ええ、もちろん、私も貴方ではないので、貴方がどれくらい理解できないか、私には理解できないと言いましょうか。
それもこれも、私は貴方ではないので、致し方ないと言いましょうか。
はて、つれないこと言わず、理解したいと、貴方は言いましょうか。
はて、はて、何故、貴方が私ではないのかと、突然、貴方は言いましょうか。
はて、何故、そんな問いになるのかと言いましょうか。
はて、不思議と言いましょうか。
貴方に、何と言いましょうか。
はて、何と言いましょうか。
さて、何と言いましょうか。
しかし、何と言いましょうか。
はて、そもそも、私は誰と貴方は言いましょうか。
はて、はて、そもそも、私は誰と私も言いましょうか。
はて、
さて、、
はて、、、
しかし、今日は眠い。
どうしようもなく。どうしようもなく。