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性春時代  作者: あかいとまと
春休み
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関係の変化(続き)

### 関係の変化(続き)


 カズの手は、少し震えていた。

 それでも、彼の瞳には迷いはなく、ただただハヤトへの想いが溢れている。

 ハヤトは、その表情に胸を打たれながらも、心の奥底から温かな感情が広がっていくのを感じていた。


「⋯⋯緊張するのか?」


 ハヤトは、カズの手を優しく握りしめながらそう尋ねた。


「うん、ちょっとな。だって、ハヤトに舐めてもらうなんて、夢のまた夢だったから⋯⋯」


 カズは、恥ずかしそうに目をそらしながらも、どこか嬉しそうに頬を染めている。


 ハヤトは、そんなカズの頬に手をやり、優しく撫でた。


「⋯⋯俺も、おまえのことを気持ちよくしてあげたい。だから、俺に任せてくれ」


 カズは、目を丸くしてハヤトを見つめ、それからゆっくりと頷いた。


「うん⋯⋯オレ、全部、ハヤトに任せる」


 その言葉に、ハヤトの胸が熱くなる。

——こんなにも、俺を信頼してくれる奴がいるなんて。


 カズは、ゆっくりとズボンを脱ぎ、下着も脱ぎ去った。

 その先には、少し硬く反り返った彼のモノが、朝の光を浴びながら揺れている。


 ハヤトは、その姿に一瞬、息を呑んだ。


——綺麗だ。


 そう、思った。

 カズの身体は、少年らしい柔らかさと、少しずつ成長している男の線が混ざり合って、どこか神秘的だった。


「⋯⋯どうかした? オレ、何か変?」


 カズは、少し不安そうに身を縮こまらせる。


「いや、綺麗だと思った。おまえの身体、すごく綺麗だ」


 ハヤトは、素直にそう口にしていた。


 カズの顔が、一層赤く染まる。


「えっ⋯⋯そんなこと、言われると、照れるな⋯⋯」


 ハヤトは、カズの膝の裏に手をやり、優しく促した。


「⋯⋯ここから先は、俺に任せて。おまえは、感じるままに、俺の動きを見ててくれればいい」


 カズは、少し戸惑いながらも、頷いた。


 ハヤトは、ゆっくりとカズの股間に顔を近づけていく。

 その距離が縮まるたびに、カズの呼吸が乱れていくのが分かった。


「⋯⋯ハヤト、オレ、ちょっと⋯⋯」


 カズは、布団を握りしめながら、声を震わせる。


「大丈夫。痛くはないから、リラックスして」


 ハヤトは、カズの太ももの内側に唇を寄せ、優しく舌を這わせた。


「ひゃっ⋯⋯」


 カズは、小さな声を漏らしながらも、身を委ねる。


 ハヤトは、その反応に胸の奥が熱くなるのを感じながら、さらに奥へと進んだ。

 そして、やがてカズのモノの先端に唇を触れる。


「んっ⋯⋯」


 カズは、目を伏せながらも、その感覚に身を震わせる。


 ハヤトは、その硬く張り詰めたモノを、優しく口に含んだ。


——温かい。


 そう感じた。

 カズのモノは、体温と同じように温かく、そして、どこか愛おしい。


「ハヤト⋯⋯オレ、オレ⋯⋯」


 カズは、言葉を紡げずに喘ぐ。


 ハヤトは、舌を絡めながら、ゆっくりと口を動かす。

 カズの反応が、一層鋭くなっていく。


「オレ、もう⋯⋯すぐ出ちゃいそう⋯⋯」


 カズは、布団を強く握りしめながら、声を震わせた。


「大丈夫。俺が受け止めるから」


 ハヤトは、そう言うと、さらに深くカズのモノを口に含んだ。


「ああっ⋯⋯ハヤト⋯⋯オレ、オレ⋯⋯」


 カズは、声を上げながら、腰を浮かせる。


 そして、次の瞬間——


「出た⋯⋯オレ、ハヤトの口の中に⋯⋯出た⋯⋯」


 カズは、喘ぎながら、涙すら浮かべていた。


 ハヤトは、そのすべてを飲み干しながら、カズの髪を優しく撫でた。


「⋯⋯気持ちよかったか?」


 ハヤトは、カズの頬に手をやりながら尋ねる。


 カズは、まだ息を切らしながらも、頷いた。


「うん⋯⋯オレ、こんなに気持ちいいのって、初めてだった⋯⋯」


 ハヤトは、カズを抱きしめながら微笑んだ。


「俺も、おまえを気持ちよくしてあげられて、嬉しかった」


 カズは、ハヤトの胸に顔をうずめ、小さな声で言った。


「⋯⋯オレ、ハヤトのことも、もっと気持ちよくしてあげたい」


 ハヤトは、カズの頭を撫でながら、静かに頷いた。


「うん。俺も、おまえに気持ちよくなってもらいたい」


 二人は、朝の光の中で、静かに抱き合った。

 その静けさの中で、二人の心は、より深く結びついていく。


「⋯⋯なぁ、ハヤト」


 カズが、小さな声で尋ねた。


「何だ?」


「オレ、ずっと⋯⋯ハヤトと一緒にいてー。どんなときも、離れないでいてー」


 ハヤトは、カズの言葉に心が震えるのを感じた。


「俺も、おまえとずっと一緒にいたい。だから、これからも、こうしていよう」


 カズは、涙を浮かべながら、何度も頷いた。


「うん⋯⋯ずっと、ずっと一緒にいような」


 二人は、朝の光の中で、静かに抱き合った。

 そして、新たな関係が始まった。


——これからも、ずっと。






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