表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/78

44、マシーラ

「贄、、、、、?」

 ウニは首をひねる。

「なにかの儀式で使うものなんですか?」

「それはわからない。ただ、“生贄”ではないから、死体か何かが必要だったのかもしれないな」

その言葉にますます混乱したウニは、一旦頭を整理したい衝動に駆られた。

「、、、、、すみません、ちょっと今日は早めに帰らせていただきます。皆さんが無事でよかったです。それでは」

「ウーニちゃぁぁぁぁぁんっ、もう行くのぉぉぉ?」

「はい。では、さようなら」

疲れた顔をして挨拶をするウニに、ヘンリーが口を開いた。

「ウニ、あんまり気を負いすぎないように」

「大丈夫です。わたしは頑張ります」

 そういうことじゃない――そう言いかけたが、ウニはノアを連れて逃げるように帰ってしまった。


「壊れなければいいんだが、、、、、」


 そう思わずにはいられない隊長なのであった。



***



 戦場の基地と王宮は、結構離れている。

 なので、ウニ達がついたときには、閉門ギリギリであった。

 面倒くさそうに門を開ける門番に、ウニはペコペコと頭を下げ、王宮の東の塔へ向かった。

 その間、ウニは凄まじい勢いで考えていた。


(舞踏会では単独、そして戦場の基地では集団で、、、、、なにかがおかしい、、、、、なにか見落としていることはない?今までの事件で、、、、、あ)


 そういえば、連合軍の戦争のとき、敵の1人が何か気になることを言っていた気がする。

(えーっと、えーとえーと、、、、、そう!マシーラ!!)



――クソ、、、、、クソぉッ!全部、全部マシーラのせいだ!!



 あのときは意識が朦朧としていて、聞き流していたけど、よく考えてみれば重要な手がかりではないか。


 なんの手がかりなのかはちょっとわからないけれど、、、、、と、すこし残念に思いながらも、ウニは他になにかないかと遡る。

 そして、ついにはユウマに拾われた時期にまで遡った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ