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42、そうして二人は宇宙の彼方まで、、、、、

 今日はウニは、戦場の基地に来ていた。

 心配だったというのもあるし、犯人がどんな特徴だったのか知りたかったのもある。

 ミーアに行きたいと頼み込んだら、快く許可してくれた。「その分働いてくれたら、、、、、」だそうだ。意外に現金である。

 ちなみにノアも一緒で、ウニが、来ないと駄目ですよ!薄情者ぉ!と言って無理矢理連れてきた。

「なんで俺まで、、、、、」

「うっわー良くないです。自分の仕事場所や仲間に情はないんですか?」

「無い」

「まさかの即答、、、、、」

 無駄話をしながら、2人はすっかりもとの空気を取り戻した王都をブラブラと歩いていた。

 結構短い戦争だったが、さすが軍事大国というべきだろうか。戦の慣れが尋常じゃない。

 今回の戦争で、領地はそこまで削られなかった。むしろ仕掛けてきた方が莫大な損失を生み出したそうで、懸念していたこととは違う意味で、貿易が難しくなっているらしい。

 そもそも敵だった国と関わるなよ、と言いたいところだが、現実はそんな単純じゃないらしい。ストオーム王国は自然に恵まれており、鉱物や食料の輸入に最適だし、“東の大国”であるオマリア帝国とは仲良くしていた方が得ってことである。ぶっちゃけ、すべて国の存続のためと言ったほうが良いだろうか。

 まあ、ウニは政治のこととは無縁の人生を過ごしたいので、必要最低限介入しないが。


そしてそれから場所を乗り継ぎ、ようやく基地がある場所に来たときには昼を回っていた。


 それから拠点を目指し歩いていると、だんだん基地の輪郭が見えてきた。

「うわぁ、、、、、」

「、、、、、」

 なんということだろう。なぜか戦場の基地だけボロボロではないか。

 塗装は剥がれ落ち、屋根は砕け、扉は壊れている。

 他の建物は綺麗なままなのに、基地だけ戦をしたかのような異質さであった。


、、、、、理由は言わずとも、襲撃事件があったからなのだが。


「、、、、、なーんかわかりますね。大変だったってことが」

「、、、、、ああ」

 ウニとノアがそこにボーッと突っ立っていると、奥から砂煙を撒き散らしながら走ってくる人物がいた。

 ウニは、まぁ来るよなー、と思っていたので、サッと身を避ける。


「ウーニちゃぁぁぁぁぁんっっっ!!!」


 名前を呼びながら走ってくる不審人物――言わずもがな、エラである。


「ブッ」


 巻き込まれたノアがエラの体にふっ飛ばされ、遠くに弾け飛んでいった。

「うわぁお」

 ウニが額に手を当てて彼が飛んだ方向を見る。

「そっかぁ、ノアはわたしが拠点にいたとき接点なかったもんね。だからエラさんがわたしに異常に執着してることわからなかったのか」

 のんびり呟くウニに、エラは抱きつこうと手を伸ばす。

「ウニちゃぁぁんっ」

「あー、エラさんセクハラです。さっさと戻ってくださいな」

 そう言ってウニはエラもぶっ飛ばした。



「、、、、、あ、やべ」



 力加減を誤ってしまい、エラもノアと同じように遠くへ行ってしまった。


「ま、いっか」


 ウニは鼻歌を歌いながら基地に1人で向かった。

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