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無能力者の邪龍憑依  作者: 鶏くん
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第二章 天の福音 第十一話

第二章 天の福音 第十一話 捜索

俺は仲間達と一緒にアブソープの捜索を行っていた。


「やっぱ、聞き込みが一番じゃね。」

「でも、瞬間移動があるんだから、事件現場の近くに家があるとは限らないだろ。」

「じゃあどうするんだよ。」


そんな掛け合いを日常的におこなっていた。

俺はどちらかというと、アブソープを倒すことをずっと考えていた。


(どうしても、倒す方法が思いつかない。どうすれば、、、)


その時、急に教室の扉をバンと開ける音がする。


「大河 隆慈はいるか。」


(なんなんだよ。)


顔をゆっくりと扉の方にやる。


「ヨッ!」


あのアヴナことフラガラッハを操る剣士がいた。

周りの生徒達が驚愕の表情でアヴナを見やる。

アヴナは前回会ったときと同じように軍服のようなものを着ていた。

「今のお前に耳寄りな情報だ。中之町能力者連続襲撃事件の被害者家族の会から大まかな犯人の出没地点が割れた。」


(それはたしかに耳寄りだ。出没地点が分かれば次に出没する場所の予測ができるかもしれない。)


アヴナもまじえて、携帯の地図でその地点を確認していく。


「地図を見ただけじゃあ法則性はわからないな。」

「実際の場所に行ってみるか?」

「こことか遠くね?チャリで行くのキツイって。、、、。」

「いや俺のクイックムーブがあれば行けるさ。」

「じゃあお前にここに行ってもらおうか?」

「オケ」

(あとは、、、)

「バカ遠いこの場所以外の所はそれぞれ単独で近場をまわることにしよう。」

「現場の写真も撮っとこうか。」


「よし、じゃあ解散!!!」


放課後になって、校門を出て勇斗クイックムーブは車のような速さで出没地点に向かっていった。

じゃあ俺も行くぜ。そうして敦樹も別の出没地点に向かっていく。


二人を見送って俺たちも向かいたいが、

その前に、


「アヴナはそもそもなんで俺達のことを手伝ってくれるんだ?」


「そりゃあお前には迷惑かけたからな。その罪滅ぼし見てぇなもんだ。それに聖剣士の役目は全ての悪の打倒だからな。お前を手伝ってても本部はむしろ褒めてくれんだよ。」


「なるほどな。」



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