1 転生したけどチートが怖い
主人公がうざくなく、でも時々カッコイイのが書きたくて…更新頻度は低めだけど、生暖かく見守って貰えると幸いです(^_^;)
異世界に転生するというのは、誰でも1度は憧れるものだ。神様から強い力を貰ってファンタジー世界を楽しんで、女の子を侍らせて頭の悪い悪党をやっつける…まさに、ロマンってやつだよね。
まあ、そんなラノベ主人公みたいなことはそうそう起きないし、転生してもモブなんてざらな世の中に異世界転生というだけ贅沢なのはわかるけど…
「いざ、手に入れると怖いんだけど…えぇ、どうしよう…」
私、磯野紀之は交通事故で死にました。なんてことない普通のキモヲタボッチだった俺がこれまた出来すぎたシチュエーションで車に轢かれそうになっている女の子を助けて死んだと思ったら、先程まで神様に会って感謝とチートを貰ってこうして転生したわけですが…
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ステータス
name ダルキア・ホステス
rank 子爵令息5
ability 力 SSS
俊敏性 SSS
魔力 SSS
耐久力 SSS
精神力 SSS
skill 創造:あらゆるものを創造できる
再生:あらゆるもの再生できる
破壊:あらゆるものを破壊できる
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ダルキア・ホステスは俺の転生先。あ、一応子爵令息、つまり貴族なのです。んで、現在5歳なのですがステータスがよくわからなくても凄いです。全てアビリティオールSSSって…おまけにスキル？もなんか神様みたいなやつなんだけど何これ。
試しにコーラとポテチをイメージしてみた。うん、普通に作れたよね。しかもポテチは俺が好きなコンソメ味、コーラはペプシじゃなくて普通のやつ。
そんで、再生って何をやればいいのか分からなかったけど、試しに家から拝借してきた花瓶を割ってみてから再生使うと普通に元に戻った。
多分これ、時間を巻き戻す的な力だよね。怪我で試したいけど、この身体刃物を突き立ててもピクリともしないくらい頑丈というか、さっきも地面から屋根まで一息で跳躍出来たしまともじゃない。
そして破壊は…怖くて使えない。でも、興味もあるので試しに庭にいたダンゴムシに使ってみて(後でちゃんと再生した)、あとそれから近くの石を拾って試したけど、念じただけで生き物もそれ以外も全て破壊出来てしまった。
うん、初手から封印しないといけない力が増えたよね。
「ラノベ主人公のメルタルマジパネェ…」
これ絶対チートってやつだよね。神様も言ってたし。でもさ、こんな力手に入れて正気でいられるの本当に尊敬してしまう。俺なんてこれをいかに使わないように過ごそうかと今から考え込んでしまっているくらいだ。
そんなわけで…私、ダルキア・ホステス（5歳）はチートを持て余しておりまする。
