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第六章 情報の拡張

 今作も楽しんで貰えると幸いです!

 「皆、揃ったから自己紹介していこうか」

 

 ルルのその言葉と共に一度場が仕切り直される。

 

 「僕は自己紹介済みだよ。この状態に関しては後で話すね」

 

 と、言って金髪の少女をキッ! と睨みつける。そんな鋭い視線とは裏腹に陽気に自己紹介を切り出す金髪の少女。

 

 「私はリノ。皆からはリィって呼ばれてるよ。呼びやすいように呼んでね」

 

 続けてストレートの黒髪の女性が切り出す。

 「次は私……私はヘスティア……。よろしく」

 

 ルルが付け足すようにリィは術師、ヘスティアは見ての通り剣士だと説明する。

 

 「リィ、へスティア、よろしく。僕はロイズ、エレアトス。ロイって呼んでね。色々あって異世界に転送されルルにお世話になってます」

 

 「リィとへスティアは昔からの私の一番の友達だよ。とりあえず、皆で話したい事もあるしリビングへ行こうか」

 


 

 

 

 現在地、一階のリビング。ルルが入れてくれた紅茶を片手に、皆は木で出来た丸テーブルを囲んで座っている。紅茶の暖かな香りがあたりに漂い、心を落ち着かせるような感じがした。

 

 僕は僕の世界で何が起こったのか、ルルに説明した通りに説明していった。リィもへスティアも微動だにせずごく当たり前だ、といった様子で聞いている。

 

 全て話し終えた時、ルルがしばしの沈黙の後、僕にゆっくりと言った。

 

 「ロイ君、まだリセット装置に関して話してないことがあるよね? よかったらそれも聞かせてくれないかな? 」

 

 やっぱり話しておいた方がいい……か……。

 

 「実は……リセット装置は僕の祖父がもたらした副産物だったんだ。僕の祖父は当時エレアトス王国を治めていた王だった。祖父の能力はエレアトス家、いや全民(ぜんたみ)の中でも珍しい部類で、「奇跡の事象」というものだった。これは生存している限り永続的に発動が適応され、一定のレベルの奇跡を体感する事で負の代償を生み出す代物。エレアトス家が王国を治めていた時は領土争いで攻めてくる国が多く、祖父の「奇跡の事象」はもちろん発動していた。そのおかげで毎回迎撃する事ができた。でも、エレアトス家が王国を治めていた末期、祖父の負の代償の効果が発した。さっきも言った通り珍しい能力故、情報が少なく対策のしようもなかった。分かっている事は祖父の周辺におきた環境の異変や状態から推察するぐらい…。

 もたらされた副産物はご察しの通り「リセット装置」で、現在のような状況に至っている。残念ながらリセット装置の機能についてわかっている事はあらゆる物事のリセットをするぐらい。かな」

 

 個々がそれぞれで考察しているせいか、静寂(せいじゃく)がおとずれる。

 

 ふと、リィが口を開く。

 

 「ロイはどうしたいの??」

 

 正直言って事が大きすぎていまだ実感がわかない。でも……早く自分の世界に戻ってリセット装置を乗っ取った人を止めたいと思う。ただ、それでも……本当に出来るのだろうか……。

 

 「ロイ君、出来るか出来ないかじゃなくて思った事を話したらいいよ」

 

 ルル……。ありがとう。

 

 「僕はリセット装置を乗っ取った人を止めたい!」

 

 「じゃあ、特訓しないとね」

 

 そう言って微笑むリィ。

 

 「最近武器持ってなくてなまってるんじゃないの?」

 

 ハハハ……、その通りです。って、あれ!?

 なんで!?なんで知ってるの!?

 

 「私ぐらいになれば体つきぐらいみれば大体分かるよ」

 

 な、なるほど。

 

 「ロイ君、ホントに特訓するの??」

 

 「え?強くなんなきゃダメ、でしょ??リセット装置を乗っ取ってる人を止めなきゃいけないから」

 

 「それは、そうだけど……。色々と頑張ってね」

 

 なんかルルの無理して微笑んでるようなのですが……色々な意味で怖い……。

 

 「じゃ、ロイ。へスティアに特訓つけてもらいなさい。へスティアは厳しいわよ〜」

 

 そういって悪戯っぽい表情をするリィ。

 

 「ロイ……覚悟は、ある?」

 

 「よし! どんとこい! だ! 」

 

 「じゃあ、一息つきたら始めよう」

 

 特訓、か。久しぶりだな。

 

 「じゃ、もう一つの方の話しをしようか」


 もう一つの話?なんだろう?

 

 「私のこの口調。リィの術のせいなのよ!」

 

 「あらあら。仕方ないじゃない。あの時負けたのはルルなんだからぁ〜」

 

 プ〜クスクス、といった様子で笑うリィにルルの顔は赤く染まる。

 

 「そろそろかな。3……2……1……0」

 

 リィのカウントダウンとともにルルに異変が起きた。

 

 「や、やっと戻ったです〜(泣)」

 

 な、なんと!ルルの口調が変わってる。

 

 「あの術のせいで元の口調で話そうとしても口が開かないんだもん」

 

 頰を膨らませるルル。

 

 「だ〜か〜ら〜、あの勝負で負けたから仕方ないじゃない〜」

 

 「勝手に始めた勝負でしょうが!」

 


 ルルとリィが公論している横でへスティアが僕に話しかけた。

 

 「先に特訓の前段階……やっておこうか」

 

 「うん。ありがとう!」

 

 「大……丈夫」

 

 そういって、僕とへスティアは騒がしい部屋こと、暖かな部屋をあとにした。

 いかがでしたでしょうか?

次回作も見て頂けると幸いです。


 また、先日読者様よりコメントを頂きました。

メリット・デメリットを指摘して頂き、特にデメリット面に関しては勉強になりました!ありがとうございますm(_ _)m


 これから、もっと面白い続編、そして新しい物語を書いていきます!

よければ、これからも内容とともに新しくなるフリムにご期待頂ければ幸いです!

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