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第五章 進む歯車

こんにちは。フリムです。

遅くなりましたが第五章投稿させて頂きました。

今作もお楽しみ頂けると嬉しいです。

 目を開けると見知った木製の天井。体を起こし、周囲を見てみると木製の小さな棚とテーブル。


 

 「昨夜のままか。よかった」

 話は昨夜に遡る。

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 「ロイくん、君これからどうするつもり?」

 

 「とりあえず、寝床を確保してここらの地域をみていこうかなと」

 

 「それなら、ウチに泊まるかい?」

 

 「えっ!?いいんですか!?」

 

 「いいよ。お部屋も1つ余ってるしね。それに、0からじゃ大変でしょ?」

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 って、ことになり、しばらくルルの家でお世話になることになった。ホント女神だよね!

 

 体を起こした時、ふと目の前のこんもりとした掛け布団に目が寄せられた。

 

 まさかね……、ルルがいたりしないよね?

 

 恐る恐る掛け布団をめくる手を差し伸べる。ごくり。

 

 そして、ゆっくりと掛け布団をめくる。鼓動がだんだんと早くなり、音が大きくなったのが感じる。

 

 そして……。ルルはいなかった。

 知ってたよ! でも期待していたんだよ! こんちくしょう!

 

 そんなこんなで格闘していた時、コンコンとドアを叩く音が聞こえた。ちなみに、この部屋は3階で、玄関は1階にある。

 

 ルルのお客さんかな?僕が出迎えても、変な誤解を招きかねないから、ルルを呼びに行くか。多分寝てるし。

 

 3階の部屋を出、螺旋階段を降りる。この際、今僕が知りうるこの家の説明でもしておこうか。外見は2階建ての木で出来た可愛い家。ただし、家の中の2階と、3階の部分は空間を(いじ)ってあり、外見とはまったく異なっている。

 

 ちなみに能力でいじっているとのことだ。僕のいた世界にも能力者はいたし、剣士もいた。この世界も同じで能力者や剣士がいる。ただ、少々勝手が違うようで、その話はまたおって話すことにする。

 

 現在地、ルルの部屋の前。目の前には、黒いストレートヘアーの女性の方。僕と同じぐらいの歳の人で、外見からして剣士。腰に片手剣を装備してるし。

 

 ちなみに、お互い呆然としている。沈黙が数秒。とうとう僕が口を開きかけたその時、同時に目の前の女性が片手剣を抜く。

 

 おいおいおいおいおい……うそだろ!?

 

 少女の片目が赤く光っており、切っ先は僕に向けられている。そして、すぐさま僕に向かって飛びかかってきた!

 

 間一髪のところで俺はその剣をかわし、3階へ走り逃げる。

 

 なんなの!?あの人!?あれ、殺す気だよ!!

 

 何の武器も持ってない僕。3階に向かって逃げても、すぐに追い詰められる。

 

 3階、ベッドを挟んで向かい合う僕達。

 

 早めに、僕がどういう人なのか伝えないと!

 

 「あ、あの! 僕はルルと知り合いです。 助けてもらったんです!」

 

 「本当に?」

 

 「はい!」

 

 「私はあなたの何を信じればいい?」

 

 初対面で相手のことが信用できるわけないですよね 泣。

 

 「ほんとなんですってば! ルルに聞いてみてください!」

 

 「あなたが逃げちゃう……」

 

 「逃げませんよ!」

 

 必死に弁明していた時、部屋の隅に不思議な色をした円形のものが現れた。


 「リィ、やっときた……」

 

 リィ?この人の知り合いだろうか?

 

 不思議な色をした円形のものから女の子が現れた。肩に届かないまでにカットされた金髪。目の前の僕を殺そうとしている女性とは違って、フリフリのドレスを着用している。

 

 「まったくもー!ヘスティアだけ先に行っちゃうんだから〜!!」

 

 「リィ、変質者……」

 

 「えぇ……!?」

 

 そう言って僕の方を向いた金髪の少女。

 

 「な!?」

 

 「変質者ではないですってば!」

 

 そんな僕の弁明をよそに、目の前の金髪の少女は攻撃態勢に入ったのが分かる。なんで、そんなに皆敵対視するの!?

 

 いかにも飛びかかってきそうな時、階下からルルの声が聞こえた。

 

 「ふわぁ……。何騒いでるの〜……?」

 

 気だるげ?いや、眠そうな声。

 そして、部屋の入口から片目を擦りながら現れたルル。

 

 「下がって、ルル。変質者がいるの……」

 瞬時にルルに背を向け庇うように盾となった黒髪の女性。

 

 きょとんとした表情のルル。そして、数秒の沈黙の後、手をポン、と合わせ理解したことを見せる。

 

 「ルル、この方達に何とか説明してくださいよ〜(泣)!」

 

 「ヘスティア、リィ。この人は敵じゃないよ。だから、敵対視しないであげて。僕が保証する」

 

 「ホントだった」

 

 「てか、ルル、なんでそんな口調なの!?イメチェン?」

 

 金髪の少女にハテ?といった顔をされてプルプルと震えるルル。俯いている為、表情は分からないが、耳が赤くなっていることは分かる。

 

 「リィのせいでしょうがぁぁぁぁぁぁ!」

 

 とりあえず、危機は去ったと見て大丈夫、だよね?そう思うと、体の力がふっとぬけ疲れがどっと押し寄せた。

いかがでしたでしょうか?

些細な事かもしれないのですが、初心者・初作品でありながら読者さんがいることがとても嬉しいです。

次回作も是非見て頂けると嬉しいです。

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