進路
かなり遅れましたね、すいません…>_<…
時間がなくてですね………
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有難う御座いますヽ(;▽;)ノ
「御馳走様」
暇なので食事の後始末をする事をになった
「わざわざすいませんね、手伝って下さって。それと食事の評価はどれほどでしょうか、今回は私が料理したものでして至らぬ点がございましたらお申し付けください」
何言ってんだ…滅茶苦茶美味かったのに、故ピストン総料理長には至らなかったがそこはしょうがないだろう
「全然美味しかったですよ。食べ易い料理でしたし会話も楽しかったです」
本当に美味かった、昔には味わったこともない味わいの料理だったし個人的には至らない点は11箇所…と言ってもあの料理はレシピを見た料理初心者の常人が作っていたら絶対に失敗していたと言える程のクオリティだ、まあそんな訳だが十分美味しく食べれた
そんな事よりもこの千年間近くの間何が起こったのだろうか
ただの好奇心だが今から聞いておかなきゃタイミングを逃しちゃうし今聞いておこう
「田舎から来たからまだ世界の事知らないんだ、歴史以外は全て独学で完全に学んだから1000年前から今までについての歴史を教えて欲しいんだ、頼む」
まあセバスティアンなら素直に教えてくれるだろうな
「いいでしょう。まず一番有名なのが大審判です」大審判?何じゃそれ
「大審判とは2xxx年に起きた時空間大災害の一種ですが今迄にない程の規模と変化を齎しました、其の変化というのが地球其のものの存在量が極端に消去され刹那生まれ変わって生まれてきました。それが 2 億年後の生物になって生まれ変わってきたんです。政府直属の時空間系能力者が全力で食い止めようとしましたが無駄でした、刻々とその時間が迫って来ている中蒼穹な青空の様なオーラを漂わせながら颯爽と歩いて来たのが伝説の奇行種、第97代エズルス帝国
王子にしてかつてない最高峰Uランク能力者の “アングレイ・ラーツェル” ギリギリの瀬戸際に己の身を投じて能力を行使し何とか人類存亡の危機だけ回避されました。以降アングレイ・ラーツェルは神聖な英雄と讃えられる様になりました」
「もうこんな祟りが起きないようにある祭日が世界政府機関と強い感銘を受けた様々な国の国民によって造られました。それが年忌の年に行われる玉璽祭です。その起源は元々璽は玉に刻んだ印の事でアングレイ様は聖帝玉璽と言われる天子だけが持つのを許された絶対的な力を持った玉璽を所持していました。ですがアングレイ・ラーツェルは元々落胤であった為世間や国民からも強く批難され暗殺も企てられ嗣君など微塵たりとも無く殆ど無法国家であった為死刑を迫られた事もあり反撥するのがやっとの状態らしくてしらを切らした王朝の親王が強制国外追放を命じそれ迄行方不明になっており王族や貴族、勿論国民からも除け者とされていました。この事が過ぎたあとは世界的にも最大規模の通夜と葬式をされその数現世界人口の10分の2割の人が葬儀に参列しました。因みに私も」
成る程、その裏にも辛い過去があってからこそこんな偉業を成し遂げられたんだな、まるで御伽噺の様な武勇伝だ。それにしてもこの時代の地球はどうなってんだ、人類存亡の危機とか摩訶不思議な力の発現とか、どうなってんだ。
1000年間で地球は俺から言う異世界ってやつになっちゃったんじゃないのか?
まあ今頃そんなこと言うのも変だが
「大審判か、俺は知らなかった。因みに超能力とか魔法とかの起源も教えてくれないか。今の話を聞いていると大審判以前にその起源があると思うんだが」
「本当に何も知らないんですね。能力の起源は依然としてはっきりとはしていませんが物語に載っていた能力者の起源なら覚えています。ワンゼバと名を申す男がある病魔に罹り余命5ヶ月、何事にも難儀に成りました。ですがその男はある専門分野にだけ能吏な方でした。其れが鍵を誂える事でその腕は確かで気魄と自信は満腔しておりました、それ故業は最上級とされ贔屓もされ盗人の悪戯も少々ありました。王様に王都に召しになれと呼び出され誠心誠意いっぱいの総意でその行く末に核心を突かれ病死してしまい元の帳場にも永遠に戻れなくなりその悔しさが魔学反応を起こして発現されたと描かれていました」
魔学反応か、科学反応みたいなものか。
「因みに魔学というのは科学とは根本的に違う謂わば魔力の力です。科学というのは物質を用いて研究することですが魔力反応と言うのは魔力を用いて神にも創作出来ない事象の事です。魔力は物質ではなく体に宿りし魂の遺伝的な力です。興奮していればそれ相応の力を放出でき、怒りに満ち溢れていれば想像を絶する力を出す事が出来るでしょう。勿論経験を積んだり、鍛えれば鍛えるほど上位の魔法や魔術、魔導を使用することが出来ます。魔法や魔導は才能がなければ皆無ですが」
深いな、魔学なんて初めて聞いた。精神の状態で加減が変わるし経験を積めば積むほど加減の調整や上位魔術の行使が出来る、ならこの時代は才能が無ければただの落ち零れの烙印を押されるのか
魔導か、また知らん用語が出てきたんだが
「その顔は魔導の単語が分からない表情ですね」心読むな
「魔導と言うのは神から魔力を導き出して使用する事が出来る異能の力です。
特に何の集中力も要らないもので魔術や魔法と違って消費するものがなくまさに異能です。ですが誰でも使えるわけではありません。神との契約が必要なのです。神に気に入られることは容易な事ではありません。神も人間も何方も信頼し合える仲で無いと効果は皆無です。精霊魔術も同じです。精霊魔術も精霊と契約して以心伝心な仲ではないと効果が現れません。詳しい事を知りたいなら魔学の本で学んでみてはいかがですか?」
魔にも色んな種類があるんだな、効果が同じなものはあるかもしれないが根本的にどこから派生している魔力なのかで種類が分かれているとも世界常識記に書いてあった
「そりゃ凄い色んな種類が有るんだな。試しに詠唱してくれないか?」
「わかりました。先ずは魔術から、
聖なる焰よこの水を蒸発させよ・fire.ilusion!」
一瞬にして白い水蒸気を残して跡形もなくさっきまで目の前にあったボールに張っていた水が全て無くなっていた
「 次は魔導です、いきますよ
この世の闇を切り開く蔓延なる光よ今宵に力で私にご加護を・-ฃบจยำำไำครช!」
セバスティアンが手を上にかざすと手先からまるで影を切り開くよう植物の蔦ような広がり方で空間が真っ白い透明な光に染まられていくようなかんじだ
「魔法はこれしか覚えていませんがやりますよ。
許容値を越え幽閉にした虚勢の概念を迂回し永劫に架かる橋梁を我の元に届け
……………ओूंबिुंौॉऐाँींरिु、المختلفة……………」
その瞬間脳に響き渡るような感じで煩いぐらいの騒音と共に微妙に分かる早口に狂った呂律の詠唱を唱えた、そして一瞬にして過ぎ去ったのが俺がある男と話しているシーンだった、セバスティアンでもフロンティーでもない
誰だ、この男
まだ見えている、後ろに人が集まっている。学生服なのか?
否、変な学生服だ、異常に明るく白い服の人もいれば黒くて暗い人も
白い人は胸が膨らんでいるし黒い人は背が高いのが多い
うわ、いきなり目の前が真っ暗にになった、何だったんだ今の
「何が見えましたか?
この魔法は必然の運命を先見する魔法です。あくまでも見抜くと言う形なので
はっきりとは見えない筈ですが、見えましたか?」
見えた、はっきりと。水に映し出された様に時々波紋が流れていて
凄い、なんかワクワクしてきた。運命か、何て言う人と話しているのだろうか
「男と喋っている場面が見えた。本当に凄いなワクワクしてくる、だが此処にずっとお世話になるのも失礼だ。近いうちにこの地を出て新しい世界を見てみたいんだ。明日か明後日にも出る事にする」
「ご自身で決められたのならしょうがないですね。引き留めるつもりは到底ありませんがもう少しいらっしゃればいいのでは?」
否、ちょっと外の世界に興味を持ってしまってね、特に魔術とか魔法とか知りたくなったし魔学全般を学びたいから大学に行きますか
「甘える訳にもいかない。この屋敷も何か変な恰好をした人が集まって手から変なビーム出して修復された事だし、十分御世話になったから今度は違う形で恩返しさせてもらうよ」
「では今後の予定はどうするつもりですか、当然決まっていると想いますが」
大丈夫
ご利用は計画的にだな……あれ、どっかで聞いた事あるな
「うむ。大丈夫だ、問題ない。先ずはアルシウス院に行こうと思う、世界最高峰クラスの学園だが常祭学園や納涼に天籟など自然が沢山あると聞いたしな。まあ悪い意味での自然だが俺にとっては好都合だ」
うん、100級から250級以上の魔物が住んでいる魔の森や様々な犯罪者や社会から屑として扱われた者たちが集まる人屑村、一度入ったら束縛の呪術がかけら一生動けなくなると言われる迷界、山に囲まれておりその山は10000m級から19000m級の山で季節によって生まれ変わる魔蟲や昆虫獣なども生息しており難易どころか登頂不可能と言われるそのため一切の国とも国交せず独自の文化を築いている謂わば日本の鎖国完全版の嶺国、雫が100m級から500m級の雨が降ると言われる巨雨界、まだ有る、強い磁力が働いており人間から微弱に出ている磁力に反応し体が木っ端微塵に裂ける磁界が近隣にある、十二分危険だ。然も、然もだ近隣諸国はエゼルダウナー密国だ、因みに密国とは秘密裏に卑怯なやり方で他国を恐怖に陥れてたり国家が密輸などを行っている不法な国の事だ、でその国の首都の、ダウナー地区のファナリスって言う奴が兎に角やばいらしくてΩ級の犯罪者で殺し屋らしいし。Ω級って言うのは権力的にも武力的にも最強の犯罪者の事を言う……だが、自信があるんだなこれが。だってUだぞ、その気になれば地球壊しちゃうことも出来るかもしれん能力だぞ。多分実技試験も記入試験もないな、本に書いてあったのだが今のこの地球は科学がとんでもなく進んでいて空中に文字が浮かんだりタケ○プターが実際あるしどこで○ドアもある、車は重力を完全に無視しているしアンドロイドが子供と一緒にお使いそのぐらい凄い、改めて言うけどやっぱり異世界おもし、異世界じゃねぇ地球だった………
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