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異世界が地球だった件  作者: たてば
地球は大変です
6/8

過去

今回は結構練りましたf^_^;)

12ポイント達成!

評価もしてくださってありがとうございます!

お気に入り件数3件!

☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

メチャクチャ嬉しいです!!

今後ともよろしくお願いします(。-_-。)

起きました。起きましたよ。起きたけど……

正直言って理性がやばいです、何故か性欲がおさまりません

それは起きた時に遡る



「ふぁ〜」


陽の光が眩しくカーテンから漏れ出す清々しい朝を迎えた

其れと同時に俺は目を見開いた


「え……」


シータ…こんなところで何をやっているんだよ

俺に抱きつくように横に寝そべっており、俺は硬直状態だった

何故シータがここにいることを考えている同時に硬直状態から優越感を憶えた

自分がこの状態に耽溺しているのがどうかとは思うが男なら誰でも共感するさ


まばゆい陽の光に照らされていたシータについ魅了されてしまう


だがそんな事をしていたのも束の間いつも起きている時間をとっくに過ぎていて支度を大急ぎで終わらせ昨日夕食を食べた食卓向かった

颯爽と廊下を歩き去り瞬く間に通り過ぎてゆくメイド達に会釈しながらきた


「おはよう、セバスティアン。フロンティーの調子はどうだ?」


「おはようごさいます、嚼禕殿。坊ちゃんは昨日の深夜に目を覚まされまして今は安全な寝室でお休みになられております。起きて来る時には既にお元気な姿が見られると思います。もう直ぐで起きて来ると思いますので、起こさないようにしてあげて下さいね」


「そうか、良かった。セバスティアンとシータが来てから朝食としようじゃないか、因みにシータはまだ…自分の寝室で寝ているはずだ」


上手く誤魔化そうとするが……


「シータ殿は昨夜嚼禕殿が寝室に戻られてから自分で野宿するといいだしまして外に行かれましたよ。なんども説得したのですがこれは訓練ですと言っておきながらも深夜明日の準備をしていた頃に見ていないうちに中に入りまして。

もう被害のない部屋はないと思われるので心配になりまして見に行くともういらっしゃらなくて、多分彼の方なら大丈夫と思われますが、騎士の恰好もしておりましたし…何処に行ったかご存知ありませんか?」


ほぉ昨日の深夜そんな事があったんだな……


「シータはまだ騎士の中でも新米なんだ。でもシータは大丈夫だぞ。

少し被害のある部屋に寝ていたからな。でもちょっと可哀想だから私の部屋ベットに移しておきました」


ほっ、とした顔でセバスティアンが胸を撫で下ろす


「安心しました。良かったです」


「セバスティアンは何でそんなにシータのことを心配しているんだ?


ずっと気になっていたことだ、この館に来た時にセバスティアンは

『アルフレッド属ですか……』

と言っていてずっとつかかっていた


「人として当然な____ 」


まだわかっていないな、ストレートに聞くしかない


「セバスティアン、俺たちが来た時に心残りのあるような言い方をしていたことだ。何かあったのなら俺に話してくれないか」


少し戸惑った雰囲気のセバスティアンだったが直ぐに心を開いてくれた


「15年前の丁度今日の日でした。その時に事件は起こりました。私が外で呑気に魔術の訓練をしていた時に “アルフレッド属”の暑島組の暴力団関係者にレイプそして暴力を振るわれました。最終的には凄惨な輪姦・集団暴行を加えて母上を時間をかけて惨殺し遺体の手足を角材に縛りつけた上、重しをつけて山奥のドブ川に遺棄した。胸、腹、肩や頭に殴打された跡や裂傷を確認され肝臓破裂による大量出血で腹腔が膨張していた。左小指の一部を切断されていて、止血のためと思われる針金が巻かれおり強姦による処女膜断裂痕があった。首にロープが巻かれていて、死因は絞殺。父上は両手両足を切断されて去勢をされ目の玉をくり抜かれて耳を焼ききられて薬で喉をつぶされて便所に沈められていた…」


「強く生きろよ……が父上と母上の最後の言葉でした」


無惨だ、世界はなんて惨酷なんだ。悔しい口惜しい!!!!!!!!!

なんて無念なんだ!!!!!!!!!

俺はいつの間にか机に拳を叩きつけた

セバスティアンもタメ口になっていた


「犯人は、犯人はどうなったんだ」


涙とともにその言葉を吐くように言い放った


「………… 捕まって…いません」


その言葉には無念な気持ちと大切なものを守れなかった口惜しさしが伝わってこなかった


「何の動機で犯人は殺人を犯したんだ?」


「はっきりとは解りませんが、多分金銭トラブルだと思われます。父上はいつも厳しいお方だったので好きなものをなんでも買ってくれるような他所の貴族とは正反対の存在でまた人情味豊かな方だったので唯一市民に親しまれていた貴族でした。なので金銭感覚は市民レベルでいつも平常を保っていました。ですがある日父上は貴族との間の大金の違法取引現場を目撃してしまい取っ組み合いになり最終的には違法取引をした貴族が暑島暴力団を率いて家内に押し寄せてきまして両親は惨殺されました」


「その後私には当然資産も無く、まだ幼かったので自殺も考えていました。毎日が地獄のような日々でした。そんな時に手を差し伸べてくれた。それが坊ちゃんなのです。坊ちゃんのお父様にもお母様にも大変お世話になりました。本当に、本当に感謝してもしきれないほどの気持ちでした。一生かけても返しきれない恩を今こうして坊ちゃん執事という形で返させてもらっています」


「辛い過去があったんだな、今までよく耐えてきたな。本当にセバスティアンは強いな。改めて見直した」


「はて、改めてと申しますと?」


「巨人に襲撃された時、血だらけになっていただろう?

それは必死に周りの人を守ろうとして戦った証拠だろう?

力ある者と力なき者の差は激しい。だがそんな常識を覆したのはセバスティアン、お前なんだ、常識に囚われず巨人達に立ち向かった、十分見直すことが出来る事だろう?」


言葉足らずかもしれないがその勇気は半端ない


「…………そこまで言われますと照れちゃいます」


否、過言では無い


すると何処からともなく足音が聞こえてきた


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