物資で動かす安全圏拡張
横浜みなとみらいの夜は、静まり返っているようで、実際には危険に満ちていた。ゾンビのうめき声が遠くから響き、荒廃した街の中を暴徒が徘徊する。しかし、主人公は家の中でぬくぬくと、戦略を練るだけで済む立場だった。
「さあ、次の範囲を広げるのは君たちの仕事だ」
主人公は住民たちに、バッグの中から水や食料を少しずつ分け与えながら指示を出す。外は危険であっても、物資がもらえるなら協力せざるを得ない。
「ここからあの廃墟のコンビニまで行って、残っている紙幣を回収してほしい」
住民の一人が怯えた声で答える。
「ゾ、ゾンビが……でも、物資が欲しいなら……」
その言葉に、主人公は満足そうに微笑むことなく計算を始める。
•水:仕入れ80円、住民が100円で回収してくれると利益20円
•食料:仕入れ50円、回収額65円で利益15円
•範囲が広がれば回収できる資金も比例して増える
住民たちは防護服や棒を手に、廃墟化したコンビニへ向かう。ゾンビが近くでうろつく中、恐怖に震えながらも、物資のために戦い、紙幣を回収する。主人公は家の中で地図を広げ、範囲拡張と資金回収の計算を続けるだけだ。
「この範囲を確保すれば、次のバリケードもスムーズに作れる」
住民の疲れた足音や叫び声は聞こえるが、主人公は安全な家の中で計算を続ける。外の危険はすべて住民に押し付け、利益と安全圏拡張は自分の手で確保する。
作戦は順調だ。少しずつだが、外に出た住民たちが回収してくる紙幣や物資で、主人公の手元の資金と物資は増えていく。これでさらに範囲を広げ、より多くの住民を動かすことも可能になる。
冷たい夜風が遠くの街を揺らし、ゾンビのうめき声が響く。だが主人公は家の中で、ぬくぬくと温かい布団のような安心感に包まれながら、ずる賢く安全圏を拡張する計算を続けた。外に出ることなく、生存者を動かすことで、すべてを手中に収める――その作戦は完璧だった。




