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妖神学園  作者: 織優幸灔
一年生
39/201

39 ケーキ

「何故お前が共鳴しているのだ」


 突然出てきた雷神は寝転がっていると火音の頬を突いた。


 まだ十二、三の子どもの姿だ。


 切れ長の目に赤い隈取りと紅を引いた少年。


「勝手に出てくんな。せめて夜中にしろ」

「……仕方ない。節供(せちく)を食う」

「待てお前妖心だろ」

「神だ」


 雷神と言えど妖心なことに変わりはない。

 それに雷神に祈願していいことは無い。


『節供なら食べたわよ』

『この神、年齢詐称しすぎじゃないかしら』


 てくてくと戻ってきた黒葉が雷神の前に行くと雷神は破顔した。

 白葉が火音の頭を撫でると雷神が勢いよくこちらを見た。


「触るな!」

「うるせぇなぁ」


 火音は耳を塞ぐ。


 すると素早い足音の後、襖が大きく開いた。


「……失礼しました」

「火光!?」


 火音は飛び起きると襖を開けた。

 月火は白葉にもたれかかって傍観する。


 睨み合う雷神と黒葉、状況を説明する火音とより混乱する火光と水月。

 どうやら先ほど、普段は食べない九尾がおせちを食べに来たので気になってきたようだ。


「……で、喧嘩してるの?」

「そう」

「面倒臭いね……」


 神々の妖心だが妖怪と同種の九尾と、神だが火神の妖心の雷神はほぼ同じ立場になる。

 そのため、おせちに関しては競走だったらしい。


「九尾にやるのが礼儀だろ。引っ込め」

「だが……!」

「神々の正月祝いだ。お前は黙ってろ」


 火音が笑って首に角度を付けると雷神は黙り込んだ。


 黒葉は鼻高々に胸を張る。


「黒葉、意地汚いことをしないで下さい。事前に言っておかない貴方も貴方でしょう」

『……来年からは我慢するわ』

「来年は倍量作りますから」


 月火が凹む黒葉を撫でると黒葉と白葉は姿を消した。

 雷神も半強制的に消され、その場は人間だけになる。


「で、火音は月火の部屋で寝転がって何やってんの?」

「相談。火神の屋敷に行くことになったから」

「……あそ。ご愁傷さま」


 火光は素早く襖を閉めると興味無さそうに去っていった。

 水月の話を聞きたいという声が段々離れていく。


 大きな襖が閉まる音がした後、火音は勢いよく月火を見た。


「嫌われた?」

「まさか。興味がないだけでしょう」


 ただ、このまま好きで帰るわけではないと連絡は入れておいた方がいいだろう。

 説明文もまとめて。


「行きたくない」

「断ればよかったじゃないですか。火音さんに問題はなかったのでしょう」

「お前が困るって言ったんだろ」

「私ですか」


 別に火音が気にすることではない。

 本当に困った場合は直談判しに行くことも出来るのであまり気にしていなかったのだ。


 火音と仕事をすることも多いため直接確認も取れていた。


「俺がいない時に困るだろ」

「後回しに出来ます」

「緊急なら?」

「私の自己判断で何とかはなるので」


 月火がそう言うと火音はごろごろと寝転がった。


「大丈夫ですか」

「何が?」

「色々」


 火音は一瞬の間の後、自分の手のひらを見た。


「あ、血が出てる」

「何故……」

「なんかしたかな」


 月火が手を見せてもらうと紙で切ったような傷口だった。


「祝い箸の紙で切ったんでしょうか」

「不吉」


 月火はティッシュで血を拭うと火音の頭に手を伸ばした。


「冷たい」

「冷え性ですから」

「寒い?」

「いえ」


 月火は手を離すと時間を見た。


「少し出掛けてきます」

「どこに?」

「寮に戻ってケーキの準備を」

「面白そう。俺も行く」


 明らかに躁状態だ。

 お屠蘇でおかしくなってしまったのだろうか。


 これは寮で少しおとなしくさせた方がいいかもしれない。


 月火はもう不必要な荷物を持つと水月に声を掛けた。

 部屋の中には眠った火光がいて、妖心の座敷童子とともに水月に撫でられている。


「寮に戻ってケーキを作ってきます」

「行ってらっしゃい! 楽しみにしてる」

「が、頑張って……?」


 月火は座敷童子に軽く手を振ると火音とともに屋敷を出た。

 水月がいないのに娘天(こてん)を使うわけにもいかないのでマスクを付けて電車に乗る。


「注目されますね」

「お前がいるからだろ」

「自覚がないならマスク取ってください」


 月火がカメラを構えると手で塞がれた。

 絶対に椅子には座りたくないので壁にもたれかかっている。


「袴で来なくてよかった」

「それでも目立ちますけど」


 火音は奥の席の女子を見下ろした。

 絶対に撮っている。


 月火も気付いているだろう。


「こうなると日本も安全じゃないな」

「ネットが普及しすぎましたからねぇ。アメリカと変わりませんよ」

「アメリカは物理的に危ないからな」


 火音も月火も海外には行ったことはある。


 火音は飛行機が地獄でそれきりだがその期間も一ヶ月だったのでかなり慣れている。

 ちなみに離窮(りきゅう)が行ったのは火音が限界を迎えて帰国した直後だ。


「そう言えばケーキってどうすんの?」

「秘密です」

「まぁ作り方見たら分かるけど」


 月火は遠くからカメラの気配がしたのでそちらを向いてマスクを下げてから薄く微笑んだ。

 火音に足を踏まれる。


「いいでしょう。次で降りますし」

「それまでに厄介な事になる」

「大丈夫ですって」


 月火は荷物を持つと扉が開いた瞬間、乗客から逃げるようにホームを出た。


 少し駆け足で学園に帰る。


「……帰りはやめろよ」

「はぁい……」


 思ったよりもしつこかった。


 学生証と教員証を警備員に見せてから中に入る。

 正門前には電車から追いかけてきた人で溢れ返っており、その中から暒夏がやってきた。


「あ、月火ちゃん。偶然だね。この人集りは月火ちゃんと火音先生が原因か」

「電車でいたずらをしたらこんなことに」

「あれはもういたずらじゃない」


 月火はケラケラと笑うと暒夏と別れて寮の裏口から入った。

 新しい部屋は裏口の階段から上がった方が早いのだ。


「あ、凍ってる」

「雪降ってますからね。中の階段で行きましょう」


 寮に帰った二人は早々にヒーターと加湿器をつけた。

 扉を閉め、空気が逃げないようにする。


「さてと、面倒臭い」

「やる気の言葉じゃないのか」

「あの型取ってください」


 月火は棚の一番上にある型を指さした。

 この程度なら火音でも届く。


「半円……」

「この型、面白そうなので買ってみたものの一度も使ってないんですよね」


 月火は型に霧吹で水をかけてからクッキングシートを敷き、隙間がないか確認した。


 五号なので大きさ的にもちょうどいいはずだ。


 月火はケーキの材料を全て二で割る。

 軽く目安を作ってから準備を始める。


 スポンジ生地はとても簡単だ。スピード命と言うだけ。


 まずは一種類目。

 卵を割り、砂糖とはちみつを入れて人肌に温まるまで湯煎をかけながらハンドミキサーで泡立てる。

 温まったら湯せんから外してリュバン状、足らしたら線画かけるぐらいまで泡立てたら予めふるっておいた薄力粉を一気に投入。


 後は本当にスピード勝負だ。


 生地の気泡が抜けないうちにゴムベラで混ぜてから溶かしておいたバターと牛乳を生地の一部と混ぜ合わせ、状態を近付けてから流し入れてまた混ぜる。


 ここでも頑張って混ぜないとという気持ちで雑に混ぜると気泡が潰れてしまうので底から救って落とすという混ぜ方だ。


 粉がある程度見えなくなってから型に流し込み、底を叩いて大きな気泡を抜く。

 そして余熱ができたオーブンに突っ込む。


「簡単でしょう?」

「慣れたらな」


 月火は道具をシンクに入れるとお湯を出しながら次の準備をする。

 次は要望の抹茶ケーキだ。


 手順は簡単。

 型を準備する。リュバン状の卵に小麦粉と抹茶パウダーとバターと牛乳を入れる。焼く。


「完成!」

「楽しそうだなぁ」

「何気にお菓子作りしている時が一番楽しい気がします。イラストも楽しいですけど。癒しはこのどちらかですね」


 月火がそう言っていると空狐がやってきた。

 餌の機械が月火の部屋にあるので月火の部屋の扉とリビングの扉を開けて自由に行き来出来るようにしているのだ。


 餌の機械はアプリで操作出来る。

 安定の神々製品だ。


 黒葉と白葉が出てきて三体で遊ぶ。


「粗熱もある程度取れましたしカットだけしておきます」

「フルーツ入り?」


 火音の問に月火は少し考える。


「この季節だといちご、みかん……」

「いちご入れよう。火光が喜ぶ」

「ですね」


 月火は高さを合わせるとケーキナイフにスライサーを付けた。

 刃先と根元に付けたら前後で高さが揃うと言う優れものだ。


 幼い頃から使っていたせいか、どうしてもこれがないと上手く均等に切れない。


「帰りに買い物して帰りましょうか」

「ん」


 月火はスポンジケーキを包むと箱に入れた。

 本家にも一通り道具は揃っているがケーキナイフはあっただろうか。

 スポンジケーキを切るのはどうにも苦手なので普通の包丁で失敗しても嫌なのだ。


「……もしもし母様」

『なぁに?』

「ケーキナイフってありましたっけ。寮に帰っているので確認出来なくて」

『前の誕生日に自分に買ったわよ。水月の誕生日にでも作ってもらおうと思って』


 どうやら月火が作ることは決まっていたらしい。


 月火は通話を切ると火音に声をかけた。


「帰りますよ」


 屋敷に帰ってからすぐに夕食の準備を始め、その間に皆は風呂を済ませる。


 今日はおせちの残りで何かをしようと思っていたのだが思ったよりも人気が、特に妖心には大盛況だったので途中の買い物で盗撮されながら買った食材を使って手軽に唐揚げを作った。


 スポンジケーキは冷蔵保存しておく。



 翌日、月火は昼間のうちにケーキを盛り付ける。

 ケーキの半分は抹茶クリーム、片方は普通のクリームで真半分にしている。


 火音が火光のためにした要望のいちごも挟んだり乗せたりした。

 冷凍ベリーもあったので解凍していちごとベリーとクリームで盛り付けたら完成だ。


 箱に入れて冷蔵しておく。


「……いちごが余ったな……」

「いちご大福」


 突然聞こえた声に肩を震わせると火光と火音が立っていた。

 火音の肩に火光は顎を乗せ、火音は満足そうな顔をしている。


 今日は安定しているようだ。


「白あんしかありませんけど」

「僕は白あん好きだよ」

「じゃあ白あんで」


 どこまでも曲がらない男だ。


 月火はあんこの準備をするといちごを包んでコンスターチで作った求肥で包んだ。


 上に余った生クリームを絞って角切りのいちごを乗せておく。


 あまり大きくなかったため二パック買ったことが裏目に出た。


 月火がお茶とともに持っていくと寝転がったというか倒れた火音の上に火光が寝転がっていた。

 水月は微笑ましそうに傍観している。


「何してるんですか……」


 月火が聞くと火光は飛び起きた。

 火音も起き上がる。

 疲れた様子だ。


「火音をからかってた」

「いじめられてた」

「いじってた」


 月火は机に並べると稜稀と水哉を呼びに行った。


「あ、いちご大福!」

「ケーキを作ってたのかと思ったけど」

「余ったいちごです」


 水哉は納得すると大福を食べ始めた。



 夜、日課と化した雑談が始まる。


 酒は先日のアルコールで薬が効きにくくなったと推測を立ててから飲まないようにした。


 今日は屋敷の奥にある月火の本部屋で話す。

 周りには誰の部屋もないので聞き耳を立てられる心配がない。


 ちなみに()()()本部屋であって当主の本部屋ではない。


「ふむ……つまりは突然現れて共鳴したというわけか」


 昨日の晩、雷神は黒葉の事で拗ねて出てこなかったので今説明しているのだ。


「共鳴は強い絆で繋がったものが意識を繋げて怪異に対抗する手段だ。多くは家族や生まれた頃から一緒にいる友人などが多いが……」

「話すようになったのは今年からです」

「会ったのもこれが二歳の時」


 血や友情よりも強いものと言えばなんだろうか。


「……慕情?」

「ない」


 月火が即否定すると火音は月火を見た。

 月火は火音を見る。


「あるんですか」

「ない。妹みたいなもんだし」

「でしょう」

「……まぁ事情は分かった。あとは二人で考えろ」


 そんな投げやりな言葉のあと、雷神は姿を消した。


 二人は腕を組んで首を傾げる。


「なんでしょう。三代前の血の繋がりとか?」

「薄すぎるだろ。そんなんなら火光と水月が出来てるだろうし」


 稜稀の祖母は双子で長女が当主になり、次女は自ら火神に嫁いだそうだ。


 結局、悩みに悩んだがどれも可能性は低く、強い絆とやらは分からないまま終わった。




「誕生日おめでとうございます兄さん」

「ありがとう〜! ひとつ老けたよ」

「まだ若いでしょ。何言ってんのよ」


 稜稀に呆れられた水月は楽しそうに笑い、月火はケーキを出した。


「あ、半分ずつ!」

「初めて見た!」


 水月と火光は写真を撮り、ついでに月火を撮ろうとしたが防がれた。

 最近、木の壁が鉄の壁に進化した気がする。


「先にプレゼント渡しましょう」

「楽しみ〜」


 水哉から順に渡す。


 水哉と稜稀が渡したら後は子供たちだ。


「じゃあ俺から」

「ありがとう〜」

「僕はこれ」

「どうぞ」


 火光と月火も渡す。


 火音からは頼まれた通り月火の写真イラスト集だ。

 何がいいかと聞いたら即答された。


 火光からはハイブランド時計。

 火音が常備しているのを見て欲しいと零していたので奮発した。


「で、月火からは……」

「あ、マカロン!?」

「作ったの!?」

「そっちはおまけです」


 カラフルな色のマカロンが入った筒が二つ出てきた後、水月は驚きのあまり勢いよく立ち上がった。


「え!? 廃番になったのに……!」


 箱に入っていたのは両利き用マウス。

 二ヶ月前に発売されたばかりなのだが、注文が殺到しすぎて製造が間に合わずに廃番となったのだ。


 無線なのももちろんだがゲーミング用マウスの上に両利き用で、しかも誤作動をしないよう左右で設定を変えられるという超ハイテクマウスだ。


 日本には輸入が始まる前に廃番になってしまったので二度と手に入らないと思っていた。


「社長に連絡したら余ってたのを買い取らせてくれました」

「知り合い……なんだ……」

「前に商談をして取引を勝ち取りました」


 日本で月火と火音が話題になっていると言うと社長が連絡をくれたのだ。

 その時にどうしようかと相談したらあげると言われた。


 流石に申し訳なさすぎたので普通に買取り、送って貰ったのだ。


 水月が呆然としていると月火がどこかに行って大きなダンボールを持ってきた。


「で、これは社員から」

「しゃい……え?」

「言ったでしょう。誕生日を広めると」


 月火がにこりと笑って見せると水月は座って泣き始めた。


 火光に助けを求める。


「うぅ……」

「泣かないで。月火が凄く迷惑そうな顔してる」

「だって……なんで毎年泣かされるんだろ……」


 例年通りなので皆、いつも通り和やかな笑顔だ。

 月火だけは頬が引きつっている。


「貰ってばっかで返せてないや……。今度タワマン買ったげる」

「いらないです……」

「一軒家の方がいい?」


 これだけ大きな屋敷と普通よりかなり大きな寮があるのでこれ以上家はいらない。


「でもマウスも数十万でしたよ。私が貰ったマーカーより安かったです」

「値段の問題じゃないもん」

「じゃあタワマンも家もいりません。私にとっては同等なので」


 月火は水月の横にダンボールを置いた。

 神々社と月火社からの全社員からなので小包のお菓子や小さなものばかりだがすごい量だ。


「塵も積もれば山となるの体現だね」

「……また泣きそう」

「もういいです。ケーキ食べましょう」

「食べるぅ」


 月火はケーキを切るとお皿に移して皆に渡した。


 火音は皆が口のつけた箸で同じものを食べる事が無理らしいのでケーキ本体に手を伸ばさない限り大丈夫だ。


 水月と火音と稜稀は抹茶、月火と火光と水哉はショートケーキだ。


 水月は未だ泣いている。


 水月は家族の中で一番涙腺が緩い。


 いい歳になってまで泣いている兄は見たくなかったなと思いながら最後のケーキを頬張った。


 五号だったので人数通り六等分にした。


「月火はなんでも出来るのね」

「教えたのは母様です」

「正直嫁教育のつもりだったけど……これならプロも文句ないわ」


 月火は歳と顔と実力の都合でどこかに潜入ということがかなり多い。


 その時のためにどの分野の専門知識も備えているのだ。


 流石に水月のような機械は難しすぎるので諦めたが病気やスポーツはもちろん。

 趣味で多いイラストや料理、お菓子作り。


 同年代が好きなアイドルや歌手、俳優、モデル、映画、アニメ。

 一風変わって手品や電卓検定、早着替えや作曲なども。


 潜入を多くする人はそれが普通なので大変だと思ったことは無いが興味のないものは覚えにくい。


 それでも苦労して覚えたのだ。

 私生活にでもいいから活かしたい。


「ありがとうございます」

「月火、今夜唐揚げにしよう」

「またですか」


 つい先日もやったがまたか。


「あれが美味しかったから」

「いいじゃない。今日の主役は水月なんだから」

「……分かりました。同じ味でいいんですね」


 月火は水月が頷いたのを見ると食器を集めてまた台所で作業を始めた。

Happy birthday 優月

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