第一次世界大戦
1914年06月_オーストリア大公夫妻がセルビア人テロリストに殺され、オーストリアとセルビアの戦争が始まった。オーストリアにはドイツが味方し、セルビアにはロシアが味方した
戦争が広がり、ドイツは、フランスやイギリス、そして日本も敵に回すことになった
1916年_河上肇は、朝日新聞の連載小説『貧乏物語』を書き、翌年03月に単行本として出版
[貧困]について経済学的な知識をもとに書かれていた単行本『貧乏物語』は、大正時代の自由な空気の中で、飛ぶように売れた
1917年02月_ロシア革命が起こった。10月、ドイツのミュンヘンとベルリンで起きた革命騒ぎは、ドイツ軍に静められた。
1918年01月_[ロシア社会主義連邦ソビエト共和国成立宣言]が出された。
1918年03月_ソ連がドイツに降伏。
1918年07月_ロマノフ朝最後の皇帝ニコライ二世、妻のアレクサンドラ・フョードロヴナ、そして5人の子供たち(オルガ、タチアナ、マリヤ、アナスタシア、アレクセイ)が、4人の側近とともにエカテリンブルクのイパチェフ館で殺害された。
連合国側からすれば裏切者となったソ連の国内に取り残されたチェコ軍の人々を救い出すため、シベリアに、多くの国々から軍隊が送られた
1918年_日本では米が値上がりし、庶民が米を買えなくなっていった。朝日新聞社は、広告掲載を断られた腹いせに、鈴木商店が米を買い占めていると、ウソの報道をした。8月12日、怒った人々が鈴木商店に押しかけ、建物を壊し火をつけた。鈴木商店主の鈴木よね(お家さん)が命からがら逃げる様子をからかう記事を朝日新聞が載せた
1919年01月18日_ドイツが降伏し、戦争を終わらせるための会議がフランスのパリで開かれた。日本が人種差別撤廃の提案をしたので、白人の国々は日本に反感をもった。アメリカは、中国で信者を増やす活動をしていたプロテスタントの宣教師に「悪者・日本」のイメージを広めさせた
1919年01月21日_李氏朝鮮国王高宗が急死
1919年03月01日_日韓併合で特権を失った両班や反日活動家たちは、「高宗は日本に毒殺された」というウソの噂を流し、「独立万歳」と叫びながらデモ行進した。扇動者たちは、「マンセー、マンセーと唱えたえら弾が当たらない」と惑わして、高宗の国葬のために集まっていた人々がデモに参加しているように見せかけた。空砲の威嚇に、「それ見ろ。当たらんぞ」と人々を大胆に行動させようとしたので、治安維持部隊がデモの先頭に向かって銃弾を撃ち込んだら、蜘蛛の子を散らす様に逃げて騒ぎが収まった
この騒動で、日本人約二百人が殺されたりケガをさせられ、建物約三百棟が焼かれたり壊されたりした
1919年06月_ハンガリー・ブダペストで樹立された革命政権は、数ヶ月でつぶされた。ルカーチ・ジェルジュは、ソ連に亡命して、革命が成功しない原因を考えた。その結論は、「人民の階級意識が目覚めないよう邪魔しているのは伝統文化・キリスト信仰だ。伝統文化・キリスト信仰を壊さなければ、革命はできない」ということだった。彼は、後に、「フランクフルト学派」をつくることになる。
1919年10月10日_孫文が中国国民党を作った