9話 密室殺人事件
これまでの経験が流れ込んでくる
コール、エミング、ルイはここで密室殺人現場に出会っていた事を思い出す
1人知らない奴が死んでいて、3人組だけ生き残ってその部屋で存在していた
コール
「あれ?これ密室殺人じゃね?」
エミング
「推理小説だと、解決出来ていくけどさ
俺達マジで脳無しだからな どうするのこれ」
ルイ
「しかもこれ解決しなきゃ俺達殺人犯にならね?」
コール
「推理小説ってオチがあると推理小説で
オチが無いと魔法小説なるけどさ
これオチなくね?」
エミング
「じゃあどうするんだって話だ」
ルイ
「それもそうだな じゃあ魔法小説と思って推理しよう
もしも能力者がこの密室殺人作り出したらって話にすり替えよう」
コール
「そんなホラ話する時間ねぇだろ」
エミング
「するしないにしても殺人犯として捕まって終わりだから
やるだけやろうぜ」
コール
「推理小説は必ずトリックを見つけるけどさ
密室なこの空間では何も見つけられなかった
だからトリックの無い小説だから魔法小説になる」
エミング
「で、その答えの指し示すものはなに?」
ルイ
「この中に能力者が存在する事になる」
しかしその中には3人しか存在しない
コール
「え?でもさ、俺ら腐っても仲間だっただろ?能力者いる訳なくね?
そもそも仲間だから、自分から能力者って名乗らねぇか?」
エミング
「能力者が別人と仮定するとしたら?」
ルイ
「じゃあ元の人物はどこにいんだよ お前アホ?」
コール
「お前らしょうもねぇことで喧嘩すんなっての」
エミング
「そういうお前は能力者特定できたのかよ」
ルイ
「能力者が別人つったら、それを証明出来るトリック作りが必要だろ?」
コール
「いや、なんだよお前拳突き立てて 喧嘩でもしたいのか?」
エミング
「その通り 俺達は腐っても仲間で
なおかつ喧嘩わりとしてるじゃん だから喧嘩慣れしてるからボコボコにしても問題ないだろ?」
ルイ
「なるほどなー 別人を炙り出すって事ね」
3人は殴り合いまくる
顔がボコボコに膨れ上がる
コール
「顔膨れ上がってきたな」
エミング
「さすがにもう止めない?」
ルイ
「?何言ってんのお前 毎日こんな感じじゃん」
コール
「あっ…」
エミングをそのまま蹴り飛ばす
ルイ
「お前が犯人だったのか 正体現せ馬鹿野郎」
正体が現れた
コール
「お前、死んでる奴じゃねぇか」
死んだ奴見たら仲間であるエミングだった
エミングは既に死んでいた
ルイ
「お前の能力はカモフラージュか」
「その通り、私が殺人犯であり
私がカモフラージュ能力者だ」
コール
「だったら許さねぇよ」
殴ろうとするコール
「おっと!何の為に喧嘩を止めようとしたのか分かってないのかな
僕はこれ以上ダメージ受けたくないから止めたんだ」
窓を割ってそこから飛び降りる前
「最後に一言!
君らが能力当てごっこしてる間、彼はまだ生きていた
しかしな、もう手遅れになった
君らの推理が遅れたせいだね」
笑いながら飛び降りた
飛び降りた場所では仲間がバウンド台持ち運んでいて無事だった
2人は死んでいるエミングを見て嘆く
コール
「すまねぇなエミング」
ルイ
「マジでつらい 死にたい 死のうかな」
ルイが煙幕能力で煙幕巻き散らす
一酸化炭素中毒にしようとする
コール
「やめろ まだその時じゃねえよ」
コールが壁を殴った
しかしそれは扉だった
崩れた扉から出てきたのは飲み物を用意してきたオックスだった
コール
「そういや、オックスもいたんだっけ」
オックス
「ひどいな
さすが3人でつるんでるだけは…あったよな」
オックスは二人の話を聞いてから二人を案内した
オックスは転送された場所で装置を研究していた
どうやらこの建物だけは時間が絶たないらしい
時間経過が停止された建物内でずっとオックスは研究していたらしい




