21話 人形の合わせ技
男
「おー君が噂のビッチか
君いくらかね?」
既に噂になっていた
ロジクトの情報からだろう
人形
「え?
あはは、情報を貰えれば」
男
「そうかい
では死ね」
ロジクトで情報は筒抜けで
おかしいと分かっていたのかもしれない
人形
「うお
やっべ 分かってたのか」
男から
扉が召喚されてはそこから雷が飛んでくる
【天候扉】
≪天候の扉を開けて呼び出す力
天候から雷を繰り出す事が出来る
扉の角度で横から縦から斜めから自在≫
人形
「待って待って
無理無理!
俺には攻撃なんかできないっての」
椅子を盾にして、テーブルを盾にして
物で防いでいく
男
「なんだこいつ
全然攻撃してこねぇな
弱いんじゃねえの」
人形
「まだ駄目だよな…
あの天候扉は良い能力だが
まだ足りねぇよ」
人形
「なぁなぁ もっと良い技見せてくれよ」
男
「は?俺か?俺の能力はこれだけに決まってるだろ」
女
「じゃあ私がやってやるわよ」
人形
「あ、お前は俺の擬態少女だ
被害者さんちーす ごめんねー」
てへぺろする人形
パンツを魅せる
女
「やめろ馬鹿!」
地面を地団太踏む
音が鳴りだす
その音が近づいてくる
人形
「うお!結構痛い!
つっても10分の1だから意識的に痛さあるだけだけど」
【地響唸】
≪地面や壁を殴る蹴る事で
その振動をダメージとして相手に送る技≫
人形
「よし 役者は揃ったな」
男
「何を言っているのだ奴は」
女
「さぁ でも私の春を売った罪は許されないからね」
地響きで攻撃する
ノルクは人形変換して男に変わって技を繰り出す
女
「何故私の攻撃が当たらない?」
人形
「分かってないなぁ
天候扉で地面を大雨振らしたんだよ
湿りすぎて、地響きとしては与えられないよ」
人形
「そして次はこっちの番
多分、俺の攻撃だけで決まると思う」
男
「何を言ってるんだ」
女
「技をコピーしたのか知らないけど無理でしょ」
人形
「組み合わせで何とかなるよ」
女と男に二つに擬態する
男
「そんなのありかよ」
人形
「お前ら、一人しか見てないもんな」
女はエミングしか見ていない
男は人形である女しか見ていない
屋根での出来事は見ていない 単体しか擬態出来ないと思っているのだ
人形
「天候扉で雷で攻撃
そしてそれを地面に」
男
「やばいぞ!地面から来る」
女
「こっちなら安心よ!」
女が差し向けたのは壁にある椅子台だった
そちらに乗り移った
人形
「壁にもやってるからね」
女
「そう来ると思ったわよ」
男はそのまま壁で雷放電で焼け死ぬ
人形
「まあそれも分かってたよ
はい 全方面から天候扉で雨と雷」
雨と雷でそのまま放電される
威力が倍加された事で女はそのまま焼け爛れて死んでいた
人形
「いやー案外強かったなぁ
けど能力の扱い方が下手なのと慎重さに欠けている事かな」
ノルクはそのまま男と女に成りすましながら向かっていった
そしてそのまま行き着いた




