20話 擬態調査
ノルクはセーフポイントを考える
コール
「じゃあ俺死ぬわ」
コールはまずストーン町へ繰り出して犠牲になる
エミング
「お前の屍超えるんでよろ(笑)」
エミングとルイはコールがコンクリートに覆われた瞬間の、
コンクリートを蹴って屋根へ乗り移る
エミング
「屋根ではコンクリートの追尾は遅れるだろ」
エミングとルイは走り去る
ルイ
「密売人はまああのままいれば何とかなるっしょ」
コンクリート土が覆われそうになると
屋根を乗り移る
エミング
「どうする
コンクリート土が覆われないとして
乗り移るのも限度があるぞ」
ルイ
「確かにな
乗り移った先は迷路みたいなもん
ゴールが無いと無意味」
屋根から屋根でコンクリート土が追いつめてくれば
乗り移ってを繰り返す
しかしもうすぐで前面では屋根が無い事が分かる
エミング
「コンクリート土が無い場所を探すべきだが
どこにあるかな」
ルイ
「輸入輸出される箱にはそれが存在しないんだよな
何でだろ」
エミング
「確かに、あの箱だけは認識されてたな
認識されている奴か」
コンクリート土が覆い始める
ルイ
「やべぇ 後はお前が生きろ」
エミング
「ルイおまえ!」
エミングの背中をルイが押し出して
屋根からそのまま落ちていく
そしてコンクリート土が地面から覆い始める前に
人形
「やれやれ これで何とかなったな」
「何で私が…ドッペルゲンガーだ きゃああああ!」
人形として擬態した
住人に擬態する事でこれを逃れた
人形
「なんだよー あの不良三人組にならなくてよかったのかよー
しかも能力持ってるか分かんねぇし
ったくつかえねーなおい」
「あいつあんな口悪かったっけ」
口の悪さをおかしく思う
口チャックしながら向かう
人形
「ここはロジクトで見た情報だとストーン町だよな
催眠世界だっけ リナリアが発言した言葉だと
でも俺は違う場所に来ている
こいつはただの現実世界だぞ」
ロジクトの記録情報で
リナリアの言っていた会話内容から察すると
自分が催眠世界でなく現実世界にいると分かる
人形
「俺だけ現実世界に来てんのかよ
そりゃねぇぜ
大体俺の能力は擬態する事しか取り柄ねぇってのに
どうすんだよこれ!」
ノルクは考えながら
人形の胸を触りまくった
人形
「まあ、力も肉体も擬態出来っからなぁ」
脱いで情報収集する事にした
人形
「なんかこの擬態の本人
後で売女とか言われねぇかなー
まあいいや
とりあえず催眠世界の本人がいそうな所をつかめたぞ」
情報通りにロジクトで道を歩いていくと場所が見つかる
そしてその場所を開くと
人形
「能力者がここにいるらしいけど…
多すぎて分からない」




