15話 打倒!催眠世界
~リナリア側~
リナリアはロジクトで確認出来た
ファントム化したクラスメイトの方角へと動いていく
クラスメイトが挨拶を繰り出す
リナリア
「よお お前ら 久しぶりだな
元気だったか?」
クラスメイトがロジクトでは密集していた
そこにリナリアは来ていた
クラスメイト
「当たり前じゃ――」
リナリアはクラスメイトを殺した
リナリア
「馬鹿野郎
そんな、のうのうと話すクラスメイトはうちにはおらんよ
まず戦争歴史動画見せられて
楽観的な判断をする奴らはこのクラスメイトにはいない」
ファントム化されたアバターのクラスメイトを壊していく
エルドが熱血的に説得する
エルド
「待てよ!俺達って分かんねぇのかよ!リナリア落ち着け!」
リナリアはそのまま黄金死体で右ストレート繰り出す
リナリア
「エルドはそんな方向で熱血などするか!」
エルドを壊す
リナリア
「エルドは、過去の能力者戦争で家族を失ったんだ
そして友も失った そして戦場で守ってくれた唯一の尊敬していた奴も能力者戦争で死んでいった
全てを失ったあいつの心は今猛烈に熱血で燃え切っているんだ
だから、もし私と対峙する場面があったら、私と拳を披露して
身体で表していたに決まっているのだ」
エルド
「そ、そんな憶測だけで…」
エルドはそのまま壊れて死んだ
リナリア
「さて、誰がこんな嫌な事をするのだ?
一人、転送されたか分からん奴がいたな
例えば、授業で出てきたあいつとか」
黄金液体を飛ばす
黄金液体によって対象は錆と化す
建物壁は錆て
隠れていた者が
その姿を現した
トレース
「いやぁ、バレたか
これは失敬失敬」
トレースはファントム化されたクラスメイトを再編集する
トレース
「でも僕の能力でクラスメイトの能力はコピー出来るんだ
だったら僕の勝ちだよね」
クラスメイトを繰り出す
リナリアはわかっていた
リナリア
「トレースの弱点とすれば
クラスメイトの能力開花は知り及ぶものだけ限定だという事だ
トレースとは認識能力の事だ
ならば、認識された能力以外のクラスメイトは排除した方が良さそうだ」
黄金液体でクラスメイトを錆らせて壊す
再編集する事は出来ない
トレース
「クラスメイトをそんな風にあしらえるなんて
仲間じゃなかったの?」
リナリア
「仲間…か
ふふふ
それは違うな こいつはちょっとした違う話の違う路線の
そうだな 一言で言えば同志なのだよ
同志なのだから、そこに絆だの仲間だの友情は存在しないのだ」
リナリアは次々と仲間を殺していく
そして王手
トレース
「なんでだ?なんで僕を殺さないの?」
リナリア
「お前の能力があいつらを呼び起こすからだよ」
トレース
「あいつら?あいつらはもうこの世にいないだろ?」
リナリア
「ガーフィス先生が口にした事は間違いではない
催眠世界であいつらは生きている」
トレース
「そんなの無いだろ
僕とアスラしか存在しなかったのに」
リナリア
「アスラの転送場所が催眠世界だから
1、催眠世界へと交信しなければならない
2、催眠世界の起床対象を発見しなければならない
そんな所だろう」
リナリアは黄金液体で脅す
リナリア
「私は外交経験があったのは
全てこの報酬である金貨をロジクトに積める為だ
だから私にはこの消費能力は何度でも扱えるものとなった
報酬を沢山貰ったからな
私は何度でもお前を半殺しまで追いつめては同じような提案を繰り出すだろう
これはずっと続くぞ?それでも言わないのか?やらないのか?」
トレース
「分かったよ…
ったく、お前は立派な仲間思いだよ
全然同志ってレベルの扱いじゃねえだろそれ」
トレース
「じゃあ僕は、共有能力でロジクトとの組み合わせで
催眠世界能力者の脳から催眠世界へと交信をするから」
催眠世界への交信をする
リナリア
「おい お前ら聞こえるか
私だ リナリアだ」
リナリア
「お前らよく聞けよ
お前らが転送された場所は現実世界ではなくて催眠世界だ
催眠世界を壊すには二つの物事がある
1つは催眠世界のロックとなっている対象が存在する
そのロックが解除されない限りは現実世界で催眠世界能力者を殺したところで解除されない
だからお前らは催眠世界のロック対象を倒せ
もう1つは現実世界に存在している催眠世界能力者を倒す事だ
これは私がやる 以上だ
お前ら励めよ
私達は同志だからな」
リナリアはロジクトをもう一度見たのだが
ファントム化されてない存在を見つけていた
リナリア
「何故人形擬態能力のノルクが現実世界に?
あいつだけ転送する場所が変わったのか」
トレース
「あの子は、人形を犠牲にする事で
催眠世界能力者からの接続を切る事が出来たからね
今は催眠世界能力者の近くで現象化しているよ」




