14話 命懸けに命を懸ける
オックス
「レフアンはただいま重要任務に当たっている
こちらは問題無い
エルドはもう少しの未来では助かっている場面が浮き出ているな」
オックスの発明能力は未来すらも理論の中で見えていた
ただ残った仲間意識だけで考え生きていた
ドンクル
「お?オックスじゃねぇか!
おーーーい!降りて来いよ」
ドンクルが挨拶するが上空を飛んでいるオックスは前に向かおうとする
オックス
「チルシィが危険人物と確認
スナイパー諸共消去させてもらう」
ドンクルは巨大ダンゴムシを投げて止める
ドンクル
「今の話聞いて
はいそうですかって納得出来ねぇわ
仲間を殺すってどういう了見だ」
ドンクル
「大体俺は昔から気に食わなかったんだ
アイデアがどうだ?そんなの知らねぇよ
けどあんたのアイデアで仲間を殺そうというのなら
俺が見過ごせねぇ」
オックス
「ならどうする?
俺は仲間の為に仲間を殺すだけだ」
飛ぼうとするのを
腕掴んでそのまま腕を殴る
ドンクル
「それなら今俺がオックスを殺すぞ
俺達は何のためにやってきたんだ?」
オックス
「無論、この世の悪を殺す為だ」
ドンクル
「そうだろそうだろ
じゃあ何で仲間を殺す」
オックス
「殺さなきゃ駄目だから
以上
では」
ドンクル
「待った
いや待たねぇよ
今殺す事にしたぞ
あんたは悪に成り下がった
なぁそうだろ?そんな姿してるんだから」
自分の姿を再度見る
オックス
「これは違う
これは新しく変わっただけだ」
巨大ダンゴムシを投げる
それを回避する
鼻水回転で巨大ダンゴムシの回転投げをする
それも回避
ドンクル
「ならお前はこいつでとどめだ」
腹にあるクソを巨大ダンゴムシへと変える
オックス
「な
何をして
俺はまだ死ね…ない」
腹の解剖をいきなり回復する
オックス
「細胞回復を強力にした
これにより俺にはそういうものは効かない
クソになるものを持たない生物へと進化した」
ドンクル
「どうやってだよ」
引き気味に聞く
オックス
「無論、アイデアだ」
ドンクル
「やっぱお前どうかしてるぜ」
オックス
「ではお前は
何をもってして俺を制止しようというのだ?」
ドンクル
「それでもさ
地球を滅亡させる程の威力を魅せつければいいんだろ?」
オックスであっても威力の強さを強くすれば
ごり押しで死んでいく
オックス
「そうだな
それがあれば…あれはなんだ?」
上空からダンゴムシの大群が降り注ぐ
ドンクル
「それは隕石だ
巨大ダンゴムシの!
クソに成り得るものなら俺は何でもダンゴムシに出来る
だから食らえよ巨大ダンゴムシ隕石を」
オックスの細胞回復じゃ賄いきれない隕石がぶっ飛んでくる
そしてオックスの身体は全て解かれる
オックス
「仲間…仲間を…助ける為に…殺すんだ…」
ドンクル
「何でだよ…
どういう了見でそんな答えになるんだよ」
オックス
「聞け…
チルシィの能力を…」
聞いてドンクルは悔やんだ
ドンクル
「すまん
お前がそんな良い奴とは…
分かって無かった俺のミスだわ
この借りは必ず返す」
そこにロジクトからスナイパーからの対話
ドンクル
「何だ
スナイパー」
スナイパー
「私の事助けてくれませんか?」
ドンクル
「当たり前だろ
仲間だもんな」
スナイパー
「例え死ぬ事になってもですか?」
ドンクル
「おう たとえ――」
ドンクルはオックスに殺された
オックスは
ロジクトを壊してドンクルを救うより
ドンクルを殺してロジクトに対話する事を選んだ
オックス
「スナイパーとチルシィは死ね」
スナイパー
「え?何言ってるんですかオックスさん!
え?うわあああああああ!!」
チルシィ
「やだよおおおおおおおお!」
ロジクトを接続切ってオックスはそのまま死に絶える
オックス
「仲間の生存だけを…夢見るだけだ…」




