13話 暗殺に至る病
チルシィ
「お ディスノットとスナイパーだ」
挨拶するのを同じように挨拶する幼女スナイパー
ディスノット
(暗殺遂行能力が久しく低下している
何故だ?)
ディスノットはいつも危険察知を暗殺遂行能力で察知している
基本的に、平均で50近辺を上下しているのだが
今は10%まで陥っている
スナイパー
「どうしたんですか
ディスノットさん 元気ないですね?」
チルシィ
「なんだ
おしっこか?」
ディスノット
(違う おしっこなどしたくない)
ディスノットが言った瞬間、
ディスノットの股間が破裂する
ディスノット
(俺の股間が血を噴き出している)
ディスノットはそれでも冷静にいた
しかしその姿は痛々しいので直ぐに分かる
スナイパー
「ディスノットさん
何で股間から血が!
どうにかしないと!」
ディスノット
(なんだこの状況は
誰だ!どこにいる!?)
辺りを見渡すが誰もいない
ロジクトで確認しても何も存在が顕在されない
来るんじゃないと幼女を気遣う
スナイパー
「大丈夫です
私はいつだってディスノットさんの味方ですから
ディスノットさんの状態回復させます!」
ディスノット
(そんな根拠ない事を
根拠…のない?
何故私の股間が治っているのだ?)
状態が回復している状況を
ディスノットは考えるが分からない
ディスノット
(これはどういう事だ?
私が考えた言葉は何だ?
おしっこなどしなくていい?
それでスナイパーが言った言葉は状態回復?
ワード能力か?では誰がだ)
ディスノットはスナイパー以外の人間を見た
チルシィ
「ディスノット
どうしたのー?
俺の顔になんかついてるー?」
ディスノット
(嘘だろ
では、こいつは闇を抱えているというのか?)
今まで能力を隠していたのかと過程するディスノット
スナイパー
「そういえば
アルフェスさんはどこにいるんですか?」
チルシィ
「え?」
思い出して泣きじゃくる
チルシィ
「それが
それがね
俺の前から姿消したんだよおおお!」
ディスノット
(という事がアルフェスがか?
しかしロジクトには意識データが残っていない
もう死んだという事とみていいだろう
間違いないな…こいつが殺したんだ)
ディスノットは暗殺遂行能力を繰り出した
スナイパー
「ディスノットさん
何ですかその態勢は
まるで戦闘でもしようって所で」
スナイパーが言うと勝手にスナイパーの能力が繰り出される
スナイパー
「勝手に私の銃と尻が…!
ディスノットさん避けてください!」
それを軽々と回避する
ディスノット
(当たり前だろ
これくらいは暗殺遂行能力を上げるパーセンテージになるからな)
パーセンテージを確認
しかしパーセンテージは増えていなかった
ディスノット
(未だに20%
いや、少なからずどんどん減って言ってるぞ
こいつはまずい
暗殺遂行能力がどんどんと減って言ってる
また減っていった)
ディスノットはこれ以上考えるのを止めた
それは自分のワードに対して反応するからだ
ロジクトでディスノットはスナイパーに語る
スナイパー
「言葉も思考も停止しろですか?やってみます!」
そしてディスノットは黙って暗殺遂行能力を見た
ディスノット
(よし!遂行能力が80%までいっている
おそらく敵はチルシィだ…!)
しかし見る見るいきなり減り出すパーセンテージ
チルシィ
「ねぇねぇ
どうしてディスノットは黙る事選んだのー」
スナイパー
「分かりませんねー
言葉を無くしたら死んでるのと同じですからねー
私達仲間と同じように戦ってるんですから
喋らないと死んでるようなものですからねー」
ディスノットはそのまま死んだ
スナイパー
「え
ディスノットさん!ディスノットさん!
なんでディスノットさんが!一体誰ですか!
一体だれが!」
チルシィは泣いた
泣きまくった
チルシィ
「またいなくなったぁあああ!
もう誰もいなくならないでよおおおお!」
その言葉によって
スナイパーは洗脳された
スナイパー
「了解です
かしこまりました
ずっとあなたの傍にいます」




