少女は森の中を抜けることができるのか…
ある日、森の中を一人の少女が歩いていた
少女は例のごとく熊に出くわした
熊「ここは俺の縄張りだ、通りたくば俺を倒していけ!!」
少女「熊が喋った!?……すみませんが道を通るだけなので無駄な争いはしたくありません、そこを通してください熊さん」
熊「なんていい子、ええよ。気ぃつけて行きや~」
少女「あ、いいんだ。ありがとうございます、では失礼しますね」
そんなこんなで始まる、少女が森を抜けるだけの物語
少女の名前は『チェ…「ハーッハッハッハー!!!!待たれよそこの見窄らしい少女よ~!!!!!!」
少女「あら、どちら様?」
?「私かー?私は見てのとぉーり狼だ!!!」
少女「まぁ大きな耳に大きな口、目もギラギラしていて勇ましいのね」
狼「ふっふっふーん♪君の綺麗な悲鳴を聴きながら君の柔らかい肉を一口で喰らいたくてね~♪こんな獲物を目の前に嬉しくて仕方がないのだよ~♪」
少女「そう、でも私先を急がなくてはいけないのよ。それじゃあね狼さ…「まぁまぁ、そう言わずに~取り敢えずこれを被ってくれたまえ」
と言葉を被せる狼は懐から赤い頭巾を取り出し少女に被せた
少女「…なんですかこれは?」
狼「何って、赤ずきんさ?」
少女「まさか」
狼「そう、赤ずきんちゃん」
少女「それはいけないわ狼さん、だって私赤ずきんちゃんじゃないもの」
狼「赤い頭巾を被ればみんな赤ずきんちゃんなんだよ。気にするな」
少女「まぁ、なんて適当なのかしら」
狼「B型だからね」
少女「血液型でそれを決めるのは良くないと思うわ、全国のB型にお謝りなさい」
狼「もぉ~そんなことはどうでもいいんだよ~それじゃあ、一口で食べちゃうからね♪いっただっきまーす!」
と大口を開けている狼に赤ずきんちゃ…少女はその辺に落ちていた太い木の棒を狼が限界まで口を開けたところで縦に入れ、狼の口を閉じれなくした
狼は限界のところで止められてしまったのでそれ以上に口を開けずパニック状態になってしまっていた
少女「それじゃあね、私先を急ぐから」
と少女が言うと
狼「あがががが!あがが!!!あががががががが!!!!」
と何かしら叫んでいる狼
少女「手を使って取ればいいじゃない、馬鹿な狼さんね」
と少女は捨て台詞を吐き森の中を進んでいった
続