世の中には二種類のオッサンがいる。それは良いオッサンか悪いオッサンだ
本日中3話目です
しみるわぁ…
俺は本日2度目になる水浴び中である。
ゴブリンに汚された(リンチ)体を清めて忌まわしき村娘が住まう村に潜入するためだ。
誰だってボロボロの汚い男がいきなり村の前に現れたら警戒するだろう?
元とは言え神の俺は無駄な争いは避けたいのだ
にしても、あの娘が悪と決めつけるのは早いか…
俺を変態呼ばわりしたことは許せないが何せ俺も裸だったからな。こちらにも非がある…だけども、助けに来た人置いて一目散に逃げ出すのはどうかと思わないか?
俺は思うね、謝罪と飯の一つくらいはもらってもいいはずだ
一先ず夜に動くのは危険だし
今は体を休めて朝一で村に向かおう
俺ってば計画的過ぎて濡れるわ
…よく考えたら野宿とか初めてだな
まずはなんだ?火の準備か?
川は近いから水は大丈夫
晩飯も食わないとな~
あー…食い物…なんてない…
気がついたら余計腹減ってきた
…ひもじいょぉ…ひもじいょぉ…
目をつぶって無心になれ…
涅槃だ涅槃
…朝日だ。旨そうな鳥の声もする
結局一睡もできなかった…村で何か恵んでもらおう何て思い立ち上がると俺は村を目指してフラフラと歩き出した。
どれくらい歩いただろうか空を見上げると太陽は真上くらいか…クソ親父め、何が街の近くだ全然ありゃしないぞ?
歩き始めて2日が過ぎた頃とうとう限界がきはじめた。
(やべぇ意識が朦朧としてきた)
柵が見える…また幻か?さっきも家が見えて喜んだ矢先に消えたからな、もう信じないぞ?へへ今回は人間まで見えやがる
「おい、そこのお前!大丈夫か?」
村の方から男が駆け寄ってくるのが見える
現実でも幻でもどっちでもいいや…
ニートが3日もサバイバルしたんだよ?
もう、ゴールしていいよね?
走馬灯のようにこっちに来てからの思い出が廻る
漏らしたこと
第一村人発見するも逃げられたこと
リンチされたこと
赤褌の降臨…
まだ落ちて3日位だから大して思い出がないや…
死んだらどうなるっんだけか?
確か…魂、消滅ねとか言ってたっけ?
まぁなんでもいいッ!?
魂の消滅…誰の?俺の?しかないよねぇ
輪廻転生すら許さねぇ鬼畜の諸行[魂の消滅]
あれを受けるの俺?
…ゴールなんかしてる場合じゃない
俺たちの冒険は、まだ終わらない!
消滅の過程は地獄フルコースの方がまだマシって言われてるのよ?ニート風情が耐えれるはずないやん?
急に意識がハッキリしてきた
「オッサンはよ来いよ!?ハリーハリー
神は食べ物を所望しておるぞ?
もう、歩けないぉ運んでほしいぉ」
「なんだ、案外元気そうだな…とにかく運んでやるから。飯は村についてから用意してやるよ」
オッサンは俺を背負うと村に向かって歩き出した。
「オッサン良いヤツやん来世は優遇してやんよ。死んだら親父によろぴく言っといてー。あと俺は寝るから飯できたら起こしてね?絶対だよ?」
そうして俺はオッサンに背負われて
何とか村にたどり着いたのだった。
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