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酔っ払ってたのかな?

今年の元旦の不思議な出来事を書きます。



元旦の日は朝 5時に目が覚めました。


せっかく早く起きたのだから今年は元旦に初詣に行こう、そしてついでに初日の出も見よう。と欲張りコース思いつきました。


でも人ごみは苦手なので混んでるところは避けたい 元旦だからどこの神社仏閣に行っても混んでいるだろう。しかは穴場はあるはずだ。いろいろ思案してたらうってつけの神社が頭に浮かびました。


そこは山の上にあり、車を降りてからその神社までは山道を徒歩で30分くらい登ったところにあるので人もすくないだろうし、高い場所にあるから初日の出もよく見えるだろう。

と思い、一人車で向かいました。駐車場に着くと車が2、3台停まっている程度でした。時刻は5時40分でした。車を降りてまだ暗い山道を懐中電灯をつけて登って行きました。遠くの上の方から懐中電灯とおぼしき明かりが見えたり見えなくなったりしてだんだん近ずいて来ました。そろそろすれ違ってもいいタイミングになってもすれ違わないので 少しおかしいなと思いつつも


どこか抜け道でもあるんだろう


くらいに考えてました。20分くらい歩くと最後は長い石の階段を登るのですがそこの階段の下にお宮のお揃いのはっぴを着た少し細長い目が特徴の人がいて


「この石段は長いし、急だから気をつけて登ってください。途中で疲れたらこの甘酒でも飲んで休んでください」


と親切に声をかけてくれて熱い甘酒を渡してくれました。甘酒の紙コップに (飲み過ぎに注意しましょう) とスタンプが押してあったので


たぶん熱燗を入れるための紙コップに甘酒をいれたんだなとと思いながらコップの甘酒に口をつけました。たまに飲むからか熱くて結構うまくて石段の半ばまで来た時には飲み干していてなぜかほろ酔い気分でした。


石段の半ばくらいに階段の遊び場があって同じはっぴをきた今度はお腹の出たのが特徴の人がいて 


「もう一杯どうぞ」 


と言われ甘酒の入った紙コップを渡されました。僕は甘酒をもらうと階段を登り始めました。もうそろそろ神社についてもいいのになと思いながら階段をひたすら登りましたがなかなか神社にはつきませんでした。


二杯目の甘酒も飲み干していてなんか酔っ払った感じでした。甘酒飲んで酔っ払ったな。普段ならありえんことだな、酔ったからなかなか神社に着かないと錯覚してるんだな と自分で自分を納得させてひたすら登りました。時計をみるともう6時半でした。階段を30分も登ってました。


普段なら10分くらいで登れるはずなのになかなかつかないので疲れて、石段に座って休憩してたら、綺麗な黒髪のまだ小学生くらいの巫女さんの服を着た少女が 


「もう少しで神社に着きますよ」


と声をかけてくれました。よく見るとあと三段登ると階段は終わっててお宮の鳥居がすぐそばにありその下に狐の石像が左右に一体ずつおいてありました。上に登り切るとびっくりするくらい人がいて賑やか出した。


さっきまで何もきこえなかったのにこんなに人がたくさんいるなんて、今日は不思議な日だな さつきの石像の狐にでも化かされてるのかな


と思いつつ さっきの巫女さんの後ろ姿をみたら 袴の裾からしっぽが見えてました。


僕が   「あっ しっぽ」


と言うと 巫女さんは 


「しまったぁ まだ完全に化け切れてなかった ホグワーツ魔法魔術学院に留学したいー」


と言うと巫女さんの服だけが残されて さっきまでに賑やかだったのにそこにはぼく一人だけでした。唖然としていると腰の曲がった老婆が石段を上がってきて


僕に一言 


「近頃の若いものは ハリーポッターの見過ぎだわ。狐に化かされたみたいだのう 私はしっぽは出さないよ」


と言ってにやにや笑いながら賽銭箱の方に歩いて行きました。


僕の右手を見ると紙コップをもってたはずなのに日本酒のワンカップを持ってました。本当に化かされたのかな、それともヨッバラッタのかな


と考えてる僕の顔にお日様があたったので慌てて東の方向を見ると 太陽が半分 顔を出してました。

僕は初日の出に手を合わせて願い事をしました。



騙されたのならお狐様のご利益がありますように と。



それから三日後、コンビニでくじをひいたら カップ麺のきつねうどんが当たりました。

これがご利益なのかなf^_^;  

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