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子供部屋


その後も大量の生き物が現れたが北斗が的確に暴行を加えて退治。

「やはりあの人の子は別格か」

「そうに決まってます」

二階の一室に入れば、血の臭いに妖魔が鼻を押さえる。北斗は鼻を鳴らすも平気そうであ

る。

「ふむ、やはりまだ籠っているか」

北斗が覗き混み、子供部屋だろう部屋を見る。

「ここで殺しでもあったのか?親父。この臭いはまじできつい」

月見が鼻を押さえる。

「あぁ、この家の持ち主であったある夫婦が獣に食われたような無惨な姿で殺されている」

北斗が月見の服を握る。

「そのときに預けていた子がトーゼアの子なんだが、それから足取りが途絶えてな。一時期天照が預り魔術師学校にいたという話もあるが」

そう言うと写真立てのフレームを手に取る。

「やはりいるわけないか。隣に行こう。鼻が麻痺しそうだ」

北斗が名残惜しそうにしながら口にチョコレートを入れる。

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