21/43
ホワイトボード
北斗は男の診療所で道具を見つめる。
「ふぅ」
息を吐いて道具を置く。
「ほら。ホワイトボード」
男が投げ渡してきて素直に受けとる北斗。
「そんなに大事か?」
「月見に、もらったもの」
ホワイトボードを向ければ男は椅子に座る。
「ふぅん。月見ねぇ」
「?」
首を捻る北斗に、男は北斗を見る。
「じゃ、俺帰る」
「おう、帰れ帰れ」
片手を降ったのを見てメモを手渡す。
「なんだ?」
「雷の魔術師が罪を犯した」
男は立ち上がり帰っていく北斗の背中を見つめる。
「お前はどうするつもりだ?」
北斗は答えずスーパーへと走る。




