一件目 お財布は必ずもっておきましょう
やあ、みんな元気かい?みんなが知っているレオナルドだよー。今回は私があらすじをつとめることになったんでよろしく♪ えーと前回までは私とミケ君が喧嘩して今転生しに行くところなのです。いったい何が起こるのやら・・・まぁ、私は生まれ変わるなら・・・・・貝になりたい・・・・・・・・・・。 「なにレオナルドさんSM●Pのセリフパくってるんですか、あんたにはイ●ガギの位置付けがいちばんですよ。」ミケランジェロはため息をつく。 「ミケ君ひどいな、SM●Pはすごいんだぞ。特にイ●ガキはリーマンとかぱみゅぱみゅとかいろいろパくっているんだよ。」 「パくっているってほめているんですか?」レオナルドとミケランジェロは相変わらずグダグダとしながら神のいる天国本部へと目指す。天国本部とは天国の事件、経済、いろいろな問題などを受け持ついわば警察と政府を合体させたようなものである。そこでは最近新しいタイプの転生マシンが完成したようで多くの死人が毎日天国本部へ押しかけている。 「そういえばミケ君、最新型の転生マシンってどんな風によくなったんだね?」レオナルドはミケランジェロに質問をする。 「たしか従来の転生マシンは記憶を抜くときに頭を直接切って専用の機械でとっていたんですね。そしてそのときの傷跡が来世の体で言う頭のつむじになるんです。だけど新型はレーザーによって脳内の記憶を焼き焦がすように破壊するため神経には当たらずあまり痛くないようになったそうですよ。」ミケランジェロは新聞を見る。転生マシンを楽しみにしている人たちがわれ先へと天国本部に押しかけている写真がある。 「早くしないとレオナルドさん、このままだとかなり並んじゃいますよ。」ミケランジェロはあせりながらレオナルドを引っ張る。 「わかってるよミケ君、それよりもおなかがすかないか?実は私二日くらい食べてないのでね」レオナルドは近くの町に入っていく。 「ちょっとレオナルドさんお金持ってるんですか?」ミケランジェロはレオナルドを追いかけていった。 天国本部に最も近いされている町モズクワ。本部の人たちが休憩のときにやって来たり、死人が職を求めやって来る商売の盛んな町である。その町の隅にある小さな飲み屋。そこでレオナルドたちは食事をすることにした。 「おやじー、ビール二本と枝豆ね。」カクテルバーで居酒屋で言うような注文をするレオナルド、彼は絵を描くときはひたすら絵に集中するため何にも食べずにすごすことが多い。前に天国一高いビル〔コンプレートホテル〕に仕事を頼まれた時は全部の部屋に飾る絵、千枚を描いた。その製作期間5日!一睡も一食もしないで描きつづけたレオナルドはその後7日間眠り続けた。 「カエルのから揚げにサメの寿司にフグの薄切りを2つずつくれ」レオナルドは2日分の食量を一気に摂取する。 「いやに高いものばっかり食べて大丈夫なんですか?レオナルドさん、それに転生マシンだってそろそろ人が集まってくるころですよ。」ミケランジェロはビールをせかせかと飲み干す。 「ちっちっちっ・・・わかってないねミケランジェロ君・・・そんなんだから彫刻も絵も私を超えられないんだよ。」レオナルドはステーキをほうばる。 「どういう意味ですかそれ・・・・」ミケランジェロは少し怒り気味に言う。 「ふっ・・・しょうがないな、ミケ君、君は、有名な料理店に行くとしたら混んでいるという情報がある昼とあまりこんでいない夜どっちがいいかね?」レオナルドは食べる手を止める。 「そりゃあ、夜でしょうね普通。」ミケランジェロは枝豆をほおる。 「そうですね、だとすると人は夜へ行こうとしますね、するとびっくり、なんと夜のほうがお客が多くなり混んでしまうんです。」レオナルドが箸で机をたたく。どっかの先生みたいである。 「なるほど、裏をかいて昼行こうというわけですね。・・・・でも私たちこのままだと夜にいくことになりそうですけど・・・・。」ミケランジェロは時計を見る。 「ふっふっふっ、そういって昼に行くオバちゃんレベルの脳みその人はだめなんですよ。裏をかいて昼に行く人が増えて結局は昼が混む、つまり私たちは裏の裏をかいて夜に行こうという手なんですよぉー。」レオナルドの演説が終わる。語尾から考えてそうとう酔っ払っているようだ。 「めんどくさい計算しますね、まぁ一応納得はいきますけど・・・・。」ミケランジェロはため息をつく。 「さて、そろそろ行こうかな、今ならマシンもいいくらいになっているでしょう。」レオナルドはかなりの量残しているが立ち上がる。 「いいんですか、かなり残していますけど・・・。」ミケランジェロも立ち上がる。 「どうせ、これから生まれ変わるんだからね。お金は無駄遣いしとかないと、まぁ食べ切れなかったけど・・・。」レオナルドはポケットをまさぐる。 「・・・・・あれれ?あれれのれ?おさいふさんがないなぁーー、・・・・はっ!まさか家においてきちゃったか?」レオナルドはバックの中もまさぐるが割り箸やポケットティッシュが無駄なほどあるだけだ。 「・・・ミケ君おさいふもってるよね?」レオナルドは恐る恐るミケランジェロに質問をする。」 「なに言ってるんですか、これから生まれ変わるというときに財布を持っていくわけないでしょう。」ミケランジェロはバックからいろいろ出しては見るがせいぜいコンビニのレシートしかない。 「しょうがない、食い逃げだぁ、食い逃げ。」レオナルドは即座に店の出口に向かったが店の定員たちに阻まれた。 「ちょっとお客さん、代金はらってもらえますかねぇ。」刺青のはいったパンチパーマの男たちがレオナルドを取り囲む。 「あっ代金ならそこにいる子が払うよ・・・。」レオナルドはミケランジェロを指差す。 「えっ?ちょっ、レオナルドさ・・・・。」ミケランジェロが言い終わる前にレオナルドは風邪のように消えていた。 「ほんじゃぁお客さん12万3千8百円プリーズ。」ヤクザ定員がレシートを渡す。 「あれ?えっ?えええええぇぇぇぇぇーーーーーー!」ミケランジェロの悲痛な叫びは夕方の天国にこだましたのであった・・・・・・・・。
どうしよう・・・・。本編がまだ始まらん・・・・・・・。まぁ頑張ります。