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二人を繋いだバラ

二人を繋いだバラ


1ディ


黒髪のロングの女性と焼き肉を食べている。俺は最高に満足している。だがしかし、この女性が誰だかわからない。身に覚えのない女性が座っているのである。

と思ったら夢だった。俺は矢野斗真。30歳。

花屋のオーナーをしている。そして独身である。いつも母親から電話でいつ彼女ができるのかと催促されるのである。12月末に駅近くにある自分の花屋の店で働いていた日に、午後5時に黒髪のロングの女性が花を見に来ていた。俺はどっきりとした。夢に見たままの人だった。何かできないかと思って、一本のバラを切って包装してすぐさま彼女にバラを差し出した。彼女は、びっくりしていた。「えっ、頂けるんですか?」と言った。「もらってください。もしよければ、お名前聞いていいですか」「仮飾穂乃果です」「仮飾さん。もし今度立ち寄ってもらえたらお食事でも行きませんか」と俺は言った。仮飾さんはあっけにとられていた。すぐに立ち去った。俺はあーあ、もうないなと思った。3日後、トレンチコートを着た黒髪のロングの女性が花屋の店前に立っていた。は声をかけた。そしたら元カノだった。元カノは『斗真、まだ花屋をやってるんだね。サラリーマンの方が似合ってると思うのに。」と嫌味深くいってサザンカを買って行った。6時ぐらいに黒髪のロングの女性が立っていて、また声をかけた。そしたら仮飾穂乃果さんだった。俺は「仮飾さん、こんばんは、今度田畑パークに行った後に、焼き肉行きませんか?」と誘ってみた。

仮飾さんは俺の必死な態度を見て笑いながら「いいですよ。ちょっとはおごってくださいね」といった。




2ディ

仮飾穂乃果と矢野斗真は田畑パークで待ち合わせした。800円の入園料を2人は払った。

田畑パークには、さまざまな花が咲いているのである。チューリップが黄色や赤やピンクに咲いていたり、その隣にパンジーが紫や黄色、ピンクに咲いてきたりしていた。その隣に赤いバラがたくさん咲いていた。穂乃果は斗真は一緒にバラをバックに写真を撮ろうとして、しゃがんだ。そして、前にいた白い鳩が二人の前に飛び込んで来た。そして二人はバラ園の中に倒れてしまった。そして、二人同時に吹き出して笑った。斗真は先に起き上がって穂乃果の手をとったが、また手が滑って、斗真は前のめりになって転んで、穂乃果は同じように転んだ。二人とも大笑いした。穂乃果は『こんなことってあるー?初デートだよ?』と言った。そして二人は田畑パークを去って、焼肉のお店に行った。焼肉店は結構混んでいて15分ほど待たされた。焼肉食べ放題とドリンク飲み放題にした。穂乃果は『私タンが好きなんですよ』と言った。『おぉ〜、いいところついてるね。俺はハラミか、カルビかな。肉肉しいところが食べ応えあるからさぁ』と肉を焼きながら言った。2時間の焼肉を堪能した2人は、斗真が奢ってあげた。そして、焼肉店で解散にした。





3ディ


今日は斗真の誕生日だった。この日は花屋を休みにした。家でのんびりと一日中していたが、仕事終わりの穂乃果が、8時に家に来た。そして、誕生日チョコケーキにバラがついてるものを選んで買った。花屋のオーナーだから、穂乃果がバラのケーキを見つけるのが苦労した。そして、斗真がこんなに嬉しいことはないと思いビールを出して、2人でお祝いした。穂乃果は「私お酒が弱いです」といって、一杯だけにした。斗真が料理はピザハットで頼んでいる。もう3分ほどで来るのであった。2人で食べるから、2枚頼んだ。一枚お得になるからだ。穂乃果は何を渡せばいいかわからなかったので、アマゾンプライムの商品券1万円分を渡した。穂乃果は「こんなやつでごめんね。もう少しリサーチすれば良かったけど、これが無難かなって思って」と申し訳なさそうに言った。斗真は、「いや、もらえるだけで十分嬉しいよ、ありがとう」と言った。ピザを食べ終わり、穂乃果は横並びになっている斗真にもたれかかってきた。斗真はドキッとした。そして、斗真の頭を穂乃果の手で穂乃果の顔の真正面にした。敬は穂乃果のなすがままになった。そして、穂乃果は敬のほっぺにキスをした。




ディ4


穂乃果はバレンタインを手作りでチョコクッキーを斗真に作ってあげるのである。2時間かかって、やっとできた、チョコクッキー。斗真のためにつくりあげた。そして、穂乃果はバラのブローチをつけて斗真の花屋に会いに行った。そして、穂乃果は『これ、バレンタインだから、作ってきました。よかったら食べてください。』と言って包装してあるチョコクッキーを斗真に差し出した。斗真は突然のことに驚いたのと嬉しかったので、変な顔になった。それに穂乃果が面白いと思い笑った。斗真が『バレンタインもらうなんて小学生の頃以来ですよ。社会人になってもらうなんてありがとうございます。ホワイトデーお返ししますね』穂乃果は『あ、ホワイトデーですか、何も思ってなかったですけど。じゃ考えておこうかな。ありがとございます』と申し訳なく言った。穂乃果は何をもらおうかと今から考えていた。



5ディ

ホワイトデーの日、二人はデートをしていた。穂乃果はショッピングモールに連れってもらっていた。穂乃果が「このワンピース可愛い」と言った。そのワンピースは白の生地にうさぎがバラを持っているのが描かれている。彼女は試着してピッタリだった。僕もそのワンピースを着ている彼女を気に入ったので、そのワンピースを買った。その夜はレストランで晩ごはんを食べるのである。俺たちは席に着いた、席の真ん中に一輪のバラが飾ってあった。席に着くなり俺は、「今日は楽しかったな。穂乃果ちゃんと付き合ったら楽しいことが続くと思うので付き合ってください」といきなり言った。穂乃果はいきなり告白されたが、今までの斗真を見ていて惹かれていった部分もあったのですぐに「私でよければ付き合ってください、今まで楽しかったのでこれからも楽しくしてください」と言った。それからメニューを決めてご飯を食べた。それから、レストランを出て、彼の家に二人が、住むようになり、同棲が始まった。




6ディ

花屋を斗真と穂乃果で切り盛りするようになった。斗真が農家の田中さんのところに行った。花を栽培していて旬の花をもらっているのである。田中さんらは60代くらいの老夫婦で、悩みがあった。それは32歳の息子の行方が4カ月ほどからわからないのであった。奥さんは街に息子を探しているという張り紙を張ったり、帰って来ない息子の食事も用意したりするのである。斗真はかわいそうな老夫婦だと思った。そして帰ろうとすると、おじさんが「お待ち、この玉ねぎもとれたんだ。持って帰りなさいな」と斗真に向かって優しっく言った。斗真は「わぉ。こんなにたくさん!」玉ねぎを5つもらった。「わしらだけでは食べきれんからな」とおじちゃんは言った。そして、お店に帰った。帰ったら、小太りな男性客が、バラの花束を注文していた。穂乃果は花束作るのに苦戦していた。とその時、穂乃果がハサミを落とし、気を失って」バタンと倒れた。小太りな男は「大丈夫ですか?」とびっくりしていた。俺もびっくりして穂乃果の意識を確認した。意識はあるが、ぐったりとしている。俺は小太りな男性客のバラの花束を早急に作って、穂乃果を病院に連れて行った。





 7ディ

 病院に行ったらドクターが「疲れすぎです。2ヶ月ほど入院しましようか」と言った。穂乃果はビックリした。しかし、ドクターの言うことに従った。斗真も「無理させたんかな。ごめんな。俺も頑張ってまた一人で花屋をするよ」と優しく言った。また、花屋を切り盛りしながら店を閉めた後に、農家の老夫婦のところに行った。おじちゃんが「こんばんは、いらしたかい、今日は妻が少し寝込んでいてね。まあまあ上がっていきなさい。」と言った。「すみませんが疲れているため、すぐ帰ります。いつものバラとチューリップとパンジーを花束抱えるだけください。」と言った。おじちゃんは、畑に行っていつもの量の花束を持ってきて俺に渡してきた。おじちゃんは『店は繁盛しているかい?お嫁さんは、どうかのぉ』と言った。俺は『店はなんとなく繁盛してきてはいるんですが、恋人は疲れすぎて、入院しました。』と言ったらおじちゃんは『おやまぁ、若いのに大変じゃのぉ。また1人になったんじゃな、奥さんが戻ってくるまで、焦らず気長にやりくりなさい』と言われて、俺はこっくり頷き帰った。



8ディ

店をやっていたら7時くらいに同級生で親友だった神田総一郎と出会った。こっちから気づいた。俺は声をかけた。『おぉ、ソウじゃん。いつまでもかっこいいなー。』と言ったら、よく見たら隣には当時のバレー部の松田秀樹もいた。俺は『ソウと秀樹やん。2人揃ってどこ行くん?』と言ったら、秀樹が『おぉ、お前、誘われてなかったか?今日同窓会があるんだぜ。結構大掛かりな同窓会でさ。3人の幹事がいて、その中に早乙女菜緒がいるで。元彼女やったやろ。』と、言ってきた。俺は少し胸が疼いた。高校の同窓会か。『俺も行っていいんかな?いいよな!?』ソウは『早乙女に聞いてみるわ』と言った。しかし、俺はスーツを持って問答無用で行く用意をした。ソウが、『人数的に行けるみたいだぜ。良かったな、斗真』と言ってきた。3人で手でいいねの形を作った。『今日は飲み明かすぞー。』花屋の店を閉めてスーツ姿になり、店に着いた。菜緒がいた。黒髪にロングでストレートの髪がチャームポイントだった。菜緒は、俺に『あえて教えなかったのに、きちゃったんだね。まぁいいや、今日を楽しもうね』と言ってきた。クールで冷たい雰囲気な菜緒。同級生が12名で、同窓会スタートした。



9ディ


同窓会が始まって、田鹿美咲が早乙女菜緒のことを俺に話してきた。美咲は奈緒と高校からの親友で俺に美咲が『菜緒は、斗真の事、緊張してたよ。来るかなぁ、来ないかなぁ、って5分くらい言ってたわ、こっちから見てたら、ウケたわ』菜緒が『ちょっとー、言い過ぎー、でも、きてくれて良かった。会えること少し楽しみにしてたかも、乾杯しよ。フィッチャー持ってきてもらおっか。』と言った。斗真は、こんな展開になるとは思わなかった。ソウと秀樹が、『なんだよ、いいこと、斗真しやがって、いいよな。俺たちも混ぜろよ。』と言った。そして、同窓会が、終わりを迎える時に、菜緒が『今日さ、斗真の宛に行っていい?楽しすぎて帰りたくない。』と言った。『え、じゃみんなも誘う?』菜緒は『嫌、2人がいいの』と言った。そして、2人は斗真の家に向かったのである。



10ディ


菜緒は、斗真の家に上がった。菜緒は斗真の首に手を回していきなりキスをした。そして、お互い酔いがあるため、そのキスをスタートにして、勢いは止まらなかった。キスをしながら斗真は、スーツ姿の菜緒のブラウスのボタンを全て外してはだけ出たキャミソールを見た。薄ピンクのキャミソールの内側から黒のブラが見えた。菜緒に全て脱いでもらったが、耳元で『ブラは俺が外したい』と要望した。俺もスーツを脱いでパンツ姿になった。紺の色のパンツだった。まだ色味が良かった。下着姿の菜緒を見て隆起した。そして、隆起したものを菜緒が触った。さらに隆起した。その時、穂乃果のことを思い出したが。バレないだろうと思い、このまま続けた。一時のことだし、大丈夫だと思った。そして、挿入した。そして一晩を過ごした。


11ディ


今朝、菜緒が家を出て行った。会社に行ったのである。俺も花屋の店をオープンさせた。同窓会で、連絡先をソウと秀樹を交換した。俺は今日もがんばろと思った。お客さんは5組程度きた。白いチューリップの束を買う人やバラの花束を買う人が3名いました。店を閉めたら、穂乃果のところに行こうと思った。店を6時くらいに閉めて、穂乃果のところに行った。俺は『やぁ、穂乃果大丈夫か?早く戻って欲しいよ』と言った。穂乃果は『もう、私的には大丈夫なんだけどな!元気元気だよ』入院してもう1ヶ月になる。あと半分くらいで退院になる。この時間が長い。他愛ない話をして、俺は帰る前に穂乃果のおでこにキスして帰った。家に着いた。今日も疲れたな。と思った



12ディ


今日は店を閉めて、花の仕入れに行った。そして、農場のおじちゃんとおばちゃんのところに行った。もうすっかり常連になってるので、可愛がられてる。そして、俺がバラとチューリップとサザンカを花束いっぱいにもらった。そして、何気なく、玉ねぎ畑の隣に空いている何もない平地に、ふと見かけると、うじ虫がうじゃうじゃといた。俺はビックリして、農屋の裏のスコップで掘ったら170センチの人らしきものが出てきた。俺はビックリした。そして、おじちゃんを呼んで『おじちゃん、この人死んでる、どうしたん?この人知ってる人なん?』と聞いたらおじちゃんは『仲良くしてしまいすぎたなぁ。知らんでいいことまで知ってしもうたな。探し続けてた息子じゃよ。探すフリをして、本当はわしらが喧嘩して殺してしまったんじゃ。ここまで知ってしまったら、もう返す事は難しいな』おばちゃんが後ろでカマを持っていた。俺は足がガクガクとなって、言葉が出なくて、冷や汗が出た。しかし逃げないといけない。おばちゃんがカマで顔を狙ってきたが、しゃがみ込んで防いだ。それで、ハッとして、足が動き出した。振り向いたらおばちゃんがカマ振り回しながら走ってきていた。俺はダッシュで車に飛び乗った。



ラストディ


翌朝、何事もないかったかのように、店を開けた。思い出すと身震いするからだ。今日は、穂乃果の退院の日で、俺は赤い薔薇の花束の真ん中に白いバラを一本入れて、その花束を穂乃果に渡した。穂乃果は、『ありがとう、めちゃくちゃ綺麗、センスあるね』と言った。そして、家に着いてから、俺は『これも、受け取ってくれないか?』と言って、9号のシンプルな金色で、ダイアが埋め込まれている指輪も差し出した。穂乃果は、ビックリした。しかし、『これからも2人で花屋を切り盛りやっていこうね』と言った。


終わり

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