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お兄様は頑張ってる

お兄様は、魔法使いさんの魔法でだいぶ丈夫になって安全も確保されてる。そのおかげで気持ちが楽になって、王子様としてたくさん頑張ることができてとってもご機嫌らしい。直接聞いた。


王妃さまは、そのおかげでストレスがすごく減ってとってもご機嫌らしい。メイドたちが世間話してた。


王様は国の運営が上手くいっててとってもご機嫌らしい。お兄様が言ってた。


私も魔法使いさんとロゼと毎日一緒に居れるから、とってもご機嫌。


魔法使いさんが後見人になってから、みんなとってもご機嫌だ。


「だからとっても幸せなの」


「そうですね。僕もですよ」


「いやぁ、照れるなぁ」


「キュウ!」


「仲良くお話出来るこの時間も幸せ」


私がそう言えば、魔法使いさんが私の頭を撫でる。


「でも、だから心配」


「え?」


「お兄様、とっても頑張ってる。メイドたちの噂でも、すごく優秀過ぎるくらいって聞いた。しかも、今は教養とかいつか王様になった時のためのことだけじゃなくて武術も稽古つけてもらってるって」


「うん」


「頑張り過ぎはダメ」


そう言えば、お兄様は私の手を握った。


「心配してくれてありがとうございます。頑張り過ぎない程度に、頑張りますね」


「うん。魔法使いさんも無理はダメ」


「わかったよ。ありがとう」


「うん。ロゼも健康には気をつけて」


「キュウ!」


ロゼも私の肩に乗って頬をスリスリする。可愛い。


「そうそう。頑張り過ぎといえば、妹さんは頑張り過ぎてはいませんか?教育は全て魔法使いさんに任されているとのことですが」


「あー、まあ…年齢相応だよ」


魔法使いさんは私が悪目立ちしないようにしてる。勉強が出来る方とか余計なことは言わない。おかげで平和。


「そうですか。年齢相応ならば問題ないですから、無理はさせないでくださいね」


「もちろん」


「魔法使いさんもお兄様も、ありがとう」


「キュウ!」


「ロゼもありがとう」


みんな、頑張り過ぎないのが一番だね。

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