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しかし飛梅様は、その穏やかな顔に皺を寄せて、こめかみを抑えた。あ、困ってる。

「最近、願いを叶えてようとしていてね。様子を見てきて欲しいんだ」

なんだか裏がありそうだった。人が近づくことない神社。しかし願いを叶えそうだと、飛梅様は仰った。つまり強い願いを持った人間を境内に呼び寄せたということだ。大事にならないと良いが。

「本当にそれだけですか?」

再度、飛梅様を見る。彼の顔は相も変わらず厳しく、苦々しかった。彼がそのような顔を浮かべる時。それは最愛の奥方か、親身にしてくれる参拝者のどちらかに災いが起きようとしている時だ。もしかしたら事件は起こっているのかも知れない。

真面目な顔をして、すっと頭を垂れた。妹が居ない今、僕だけで解決に導かなくては。

「不味かったら一度私に報告して欲しい。それに、君のためでもある」

彼は穏やかに笑うと、そっと僕の髪を撫でた。

飛梅様とは

慧と凛が仕えている神様。

とても優しい。でも怒らせるととても怖い。

良くも悪くも感情が大きい人。


作者から

飛梅様。めっちゃ優しい。めっちゃ粋。

自分のお仕えの事も大切に思ってるが故の今回のご判断。

頑張れ、慧!!

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