表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/39

時節邸にて

遠出した時の何時もの癖。旅先に着いたら兄貴に電話。そして一日置きに目欲しい風景や、友達と撮った写真を送る。あたしは今、 の同業である色季の家に来ている。初日の連絡は入れた。今日は何を送ってやろうと考え中である。

「凛ー。明日はどうするの」

ここは時節邸。財閥、咲枝家の分家でもある豪邸。表向きでは咲枝の事業を支える重鎮で揃えられているが、その裏では神様の問題事を対処している。

あたしはそこの色季の部屋で枯山水を眺めていた。畳張りの和風な部屋。置いてあるのは長机と箪笥という質素な部屋であるが、忙しい彼女のこと、これくらいが良いのだろう。部屋の中は簡素なイメージを持つが、枯山水には手を掛けている。激務を癒すために美しい枯山水を作ったとも考えられる。

「んー。後はあんたの案内でお土産買いたい。兄貴と飛梅様、あと三狐神(さぐじ)様と.......」

「ブラコン.......」

「あ?」

指折りで後日の予定を立てるあたしに対し、彼女は罰が悪そうに目を逸らした。見てはいけない物を見たような反応に、思わず口調が荒くなる。

確かに兄貴とは仲が良いが、別にブラコンって程でもない。精々、毎日髪を梳かして欲しくて髪を伸ばしてるくらいで.......。

「ま、慧さんには、あたしもお世話になってるからね。ちゃんとした物を送りたいよ」

女性らしいヒラヒラしたスカートを翻し、彼女は明日着る服を選んでいる。式である銀庭によると、君が来たから羽目を外すかも知れない。とのこと。ま、最近男装も辞めた見たいだし、可愛い格好に心血注ぎたいんだろ。

そう思って微笑ましい姿を眺めていると、ふと脳裏に声が聞こえた。声の主に覚えがある。

色季も凛もおかえりーって感じです。


for色季

四季神以来だね。色季。

最近姿が見えないから心配したよ。

by作者

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ