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「あの.......髪が長くて、モデルさんみたいな体格のすらっとしたお方、此方に居ませんか.......?」

「慧さんかな? ごめんなさい。今日は出かけていて.......」

「あ.......そうですか.......」

鞄の中にはあの御朱印帳。宮司さんが笑顔で渡してくれたもの。それがまだ入っている。証が汚れても、私の身代わりを担ってくれているのだ。雑な扱いは出来ない。そう思ってビニール袋に包まって入っている。

落ち込む私に、対応してくれた巫女さんは心配そうに此方を見ている。それから困惑したように質問した。そりゃいきなり神社まで突っ走って来て、名前も知らない人の特徴を述べたら困惑もする。

「どうかなさったんですか?」

「以前、御朱印帳を戴いたのですけど、その事で.......」

枕元に置いておいたら段々赤く変色した。なんて事、初対面の人に言えない。絶対頭おかしいとか思われる。

開こうとした口を真一文字に結んだ。何て.......言えば良いのだろう。分からない。気持ちを落ち着けるように、鞄の中の御朱印帳をそっと撫でた。

そんな私に対し、彼女は黙って頷くと励ますようにこう返した。

「来週ならもしかしたら。それにせっかく来て戴いたんです。宜しければお参りしていきませんか?」

「有難う御座います.......」

不安に思いながらも、私は現在の報告をした。

――ごめんなさい。貴方とのご縁を汚してしまいました。本当に申し訳御座いません。―

ちなみに慧は宮司さんじゃありません。

神社に行くのは好きだけど、役職は詳しく知らない天清(あますが)(たまき)です。

禰宜(ねぎ)な気がします。


※ずぶの素人が書いてます。参考程度に。

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