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そうやって参拝を終えると、次は御朱印を貰いに行った。社の真隣にある社務所に向かって声をかける。

「すみません。御朱印を戴きたいのですが」

「はい。三種類からお選び戴けます」

巫女さんは、にこやかに笑って見本を提示する。見本には動物が描かれたもの、墨と朱色で書かれた渋いもの、思いの外参拝者に合わせて作られているらしい。

私は焦って、墨と朱色で描かれたものを指さした。

「これで、これください」

「はい。五百円のお納めになります。置き書きですが宜しいでしょうか?」

「有難う御座います」

嬉しい。ちゃんと日付も入ってる。せっかく戴いたものだ。ぞんざいな扱いはしたくない。ごたついた鞄の中身から、御朱印帳を取り出し、見開きの頁に挟む。折れないようにそっと。帰ったら糊で貼りつけよう。

後は何時も行きつけのコースだ。まずはお寺。次に輝くばかりの境内、坂を昇って仏様に手を合わせ、豪奢な御堂まで歩く。やはり此処を巡るのはとても楽しい。いつ見ても心洗われる気分になる。最後に一駅分離れた神社に立ち寄り、神社巡りを終了した。

家路について、戴いた御朱印帳に巡った神社の御朱印を貼り付けて行く。こうして見ると、随分と多くの神様達とご縁を結んで戴いた。これからも通おう。大切にしよう。そう思いながら私は枕元に御朱印を置いて眠りに着いた。それ以降、悪夢はピタリと見なくなった。私がその御朱印の異変に気がつくのはもっと後のこと。

前回ご紹介した参拝方法は、ずぶの素人が紹介したものなので参考程度に。

次回、飛梅様出ます。読者様よりも私が喜んでいる気がします。

なんせ出番がなかったので!

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