プロローグ 異世界転生は突然に
はじめまして、ぱんだです。
初めて小説を書いたのでとても拙い文章ですが楽しんでいただければ幸いです。
更新ペースはまだ未定です。よろしくおねがいします!
「あぁー、疲れたぁー。家に帰って続きの小説読みたかったなー。てか、ここどこなんですかぁーー。」
はじめまして皆さん。私の名前は山木美穂、32歳です。先程、よぉーやく会社で残っていた仕事を終えて続きの小説を読もうと、うきうきで家に帰っている途中で、酔っぱらいのおっちゃんにぶつかってしまい道路にどーん。『あっ、やばっ』って思ったが最後。トラックにタックルという名の衝突をしてしまい………
『私の呆気ない人生、さようなら。あぁー、できれば読みかけの小説、最後まで読みたかった。』という感じに確かに私は死んだはずなのに、今現在、真っ白い空間にひとりっぼち。
「あのー、誰かいませんかー?あのぉー」
「こんにちは、山木美穂さん。」
「ぎゃああああああああーー」
急に私の目の前に腰まである銀髪に天色の瞳の超絶美丈夫がいた。
おいおい………………、まじで誰。
「私は神です。」
うーん。え?
「神です。」
「ちょっとまってぇー。あなたが?じゃぁ質問です。私、死んでしまったんですか?」
「そうですね。あなたはトラックに衝突をしてしまい、それから――」
「スト―ップ。ごめんなさい、それ以上聞きたくないです。というか、ここは天国なんですか?」
「いえ、ここは“死者の門”。ここで魂の選別を行い、天国か地獄のどちらかに送ります。しかし、まれにその魂をもともと生きていた世界とは違う世界へ“転生”というかたちで送ることがあります。そして、そのまれな魂があなたです。」
えっ、まって。ということはこれがよくある“異世界転生”?………………
やったーーー、これってあの読みかけの小説みたいに異世界でチートを使って無双する系?それとも、勇者と一緒に魔王を倒したり?
「あなたが行ってもらう世界はあなたの世界でいう“乙女ゲーム”の世界です。」
「ええええええーー。ちょっとそれはハードルが高いです。無理です、無理。」
だって、彼氏いない歴=年齢ですよ。乙女ゲームなんて大量のイケメンがいるんですよね。そんなのがまわりにごろごろいるなんて緊張しまくって心臓がもちませんよ。私。
「すみませんが、もう諸々の書類を私の部下に渡してしまったので変更することはできません。ですが、その代わりあなたに私の加護を与えてあげましょう。それと――」
「いえっ、そんなに凄いものいただけません。(そんなものもらったら逆に注目されてゆっくり第二の人生を歩めないじゃない)私がほしいのは丈夫な体と不自由なく過ごせる程度の能力だけで十分です。」
「そうですか。わかりました。では、あなたのその願いを叶えましょう。」
そう言うと私の体は急に光だし、あまりにも眩しかったので目を閉じてしまった
あれ。ここどこだろ。あっ、鹿がいる。可愛いなぁー、って鹿!日本って奈良以外にもいるんだー。あれ、鹿ってこんなにおっきかったけ?んんー、なんか目線が低い?あれ?手が異様に小さい………………
まてまてまて…………ここ森の中ぁぁぁぁー
どうしよう〜、そういえばさっきまであの自称神様と話してたんだった。ということは………、ここがあの異世界!というか………
「あぁー、疲れたぁー。家に帰って続きの小説読みたかったなー。てか、ここどこなんですかぁーー。」
ここから私の波乱な第二の人生が始まった。