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もふもふドラゴンと素敵な省略錬金術~材料省略して水からポーション作ります!~  作者: 猫野 伽羅


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収納ボタンを作ろう

 次の日、ヴァイスと錬金部屋へ向かう。今日はまずアイテムボックスを作ろう。でも何に付けるのが良いかなあ。


「ねぇ、ヴァイス。アイテムボックスは何に付けたら使いやすいかなぁ?」


『ふむ。やはり身に着けられる物が安心だと思うぞ』


「確かにそうだよね~。身に着けられて邪魔にならない物だよね」


『そうだな。身に付ける物なら、ボタンとかアクセサリーはどうだ?』


「えっ、アクセサリーにも付けられるの!? 袋とか箱じゃないとダメだと思ってたよ」


『出来ると思うぞ。魔石はあるから試してみたら良いと思うぞ』


「そうだね!」


 師匠はリングはしているから、これ以上増やしたらあんまりよくないね。ボタンだったら師匠の好きな所に付けて貰えるかな。

 ミスリルと師匠は赤い髪をしているから赤いベリルでボタンを作ろう。錬金釜にミスリルと赤いベリルを入れて、錬金釜の蓋を閉めて魔力を流す。


 チーン!


 錬金釜の蓋を開けると、ミスリルで周りを縁取った赤いベリルのカットが素敵なボタンが出来た。しかし、これのどこに魔石(大)を貼り付けたら良いのか。


「ヴァイス。これ魔石貼り付けるの大変なのでは?」


『そ、そうだな。そんなに小さいと確かに魔石を貼り付ける場所が難しいな』


「うぅ。が、頑張ってみる~!」


『やるんだな』


「だって、このボタンが素敵に出来ちゃったんだもん! 絶対に師匠に似合うんだよ」


『なるほどな』


 大き目のボタンに黒の魔石(大)を2個、白の魔石(大)を1個貼り付けて行く。魔石と同じくらいの大きさなので、魔石の上に貼り付けちゃおう。


「ほ、本当にこんなんで良いのかな」


『見た目がひどすぎるな』


「うん……と、とりあえずやってみよう!」


 錬金釜にボタンを入れて蓋を閉めて、椅子に座って魔力を流していく。30分くらい魔力を流していると、チーン! とレンジみたいな音が聞こえた。


「×マークが出ないから出来たみたいだね」


『そうだな』


 錬金釜の蓋を開けてみると、中には魔石がなくなって赤いベリルが綺麗なボタンだけになっている。だけど、縁取っていたミスリルの色が少し違う気がする。

 鑑定してみると、収納ボタン(時間経過ゆるやか)と書いてある。


「えぇー、これじゃダメだよ!」


『どうした?』


「時間経過がゆるやかって書いてあるの。これじゃ食べ物入れておけないよー!」


『そうだな、確かにそれはダメだな。カタリーナも我と同じで、カノンのご飯とお菓子が好きだからな』


「ふふっ、2人とも美味しそうに食べてくれるから、とっても嬉しいんだよ。だから師匠には沢山持って行って欲しいんだ~」


『それが良い。ゆるやかってことはどちらかの魔石をもう1個入れてみるか?』


「そうだね。まずは黒の魔石を3個に増やしてみようか」


『そうだな』


「またボタンから作らなきゃだね~」


 錬金釜にミスリルを入れたら、ぽふん! とボタンが出来た。


「あっ、忘れてた! 材料入れなくても出来たんじゃっ!?」


『そうだな』


 省略スキルでミスリルを入れた時点でボタンが出来てしまった。ボタンに魔石を貼り付けていく。今回は片方に黒の魔石を3個、もう片方に白の魔石を1個貼り付ける。魔石がごろっとしていて本当にこの状態だと微妙すぎる。


 椅子に座り蓋に手を置いて魔力を流してく。


 チーン!


 錬金窯の蓋を開けて鑑定をしてみると、収納ボタン大(時間経過ゆるやか)と書いてある。


「これは白の魔石を増やしたら出来そうだね」


『そうみたいだな。収納量がどれくらいなのかよく分からないけどな』


 ヴァイスにそう言われ収納ボタンの所を良く調べてみると、最初に作ったのは荷馬車1台分くらい入るそうだ。今作った収納ボタン大の方は荷馬車3台分くらい入るんだそうだ。


「黒の魔石(大)を増やすごとに容量が増えていく感じだね」


『そうだな。今の収納ボタン大で十分そうだな』


「そうだね。荷馬車3台分って結構な容量だよね」


『料理もお菓子も色々入りそうだ』


「よし、今度は白の魔石も増やそう!」


『カノン、魔力は大丈夫か?』


「ん~。魔力もうあんまりないから、魔力回復クッキーと魔力回復アイスティーで回復するよ~」


『我には普通のを頼む!』


 ヴァイスには普通のクッキーとアイスティーを出して、私は魔力回復のにして一緒に食べる。魔力が回復したら、またボタンから作り始める。ちょっと疲れてきたけど、早く成功させたいから頑張ろう。


「今度は失敗しないぞ!」


 何も入れずに錬金釜の蓋を閉めて、魔力を流すとすぐにチーン! と出来上がりを知らせてくれる。ボタンが出来たら、今度は黒の魔石(大)を3個、白の魔石(大)を2個貼り付ける。さすがに魔石が増えたからちょっと大変だ。後1個付けたら錬金道具と同じになるくらいだしね。


 なんとか貼り付けが終わったので、完成までさせてしまおう。椅子に座り錬金釜の蓋に手を置き魔力を流していく。


 チーン!


 1時間半ほど魔力を流すと完成した。蓋を開けて鑑定してみると、収納ボタン大(時間経過なし)と書いてある。


「出来たーっ!」


『おお、やったな!』


「うん、ヴァイスも付き合ってくれてありがとうね!」


『これでカタリーナに色々持たせてやれるな』


「そうだね。建国祭の準備はしてあるから、それまでにお料理とお菓子も沢山作って詰めておこうね」


『カタリーナも驚きそうだな』


「ふふっ」


 ちょっとヘロヘロになったけれど、回復生チョコと魔力回復生チョコを1個ずつ食べて回復させてからお昼ごはんにする。

 今日は簡単にピザの実の種とポテトの実の種を使ってお昼ごはんを済ませた。午後にお店番に入ろうと思ったら、師匠が出発までは色々な人に挨拶したいからとお店番をそのまましてくれる事になった。


 おかげで午後も収納ボタンに入れる物が作れる。午後は簡単に作れる種とかお菓子を沢山作る事にしよう。ヴァイスがその都度味見だって言いそうだね。


 まずはクッキー、マドレーヌ、パウンドケーキを作ろう。ボウルに材料を入れて錬金釜に入れるのだけど、省略スキルで3個まで減らせるからそれを考えて材料を入れていく。

 魔力を流す工程を省略出来るように調整している。魔力を流す工程を省略すると、錬金釜にボウルを入れた時点でぽふん! とお菓子に変わっていくから、見ていて楽しいんだよね。


『相変わらずおかしいな』


「おかしくないんだよ、そういうスキルなんだもん!」


『そんなスキル聞いたことないぞ。多分カノンだけだろ』


「うっ。そ、それはそうかもしれない」


『まあ、転移の特典だろうな。大体異世界から落ちて来た者には何かしらスキルが与えられるからな』


「そうなんだね。お蔭で生活出来るから、とってもありがたいけれどね」


『中には馴染めない者もいるが、カノンは大丈夫そうだよな』


「ヴァイスが居てくれるからね。お話出来る相手がいるって大事だよね」


 私がこの世界で落ち着いていられるのは、ヴァイスと師匠のお陰だもんね。本当に運が良かったんだと思う。1人きりだったらなんて考えられないし、考えたくもない。


 何回もお菓子を作って、他にもアイス、シャーベット、回復系のお菓子も作って沢山収納ボタンに仕舞っていく。


「うん、大分お菓子類は入れられたんじゃないかな。回復系のお菓子も沢山入れておいたし、お料理はキッチンでだね」


『そうだな。我も食べたいぞ!』


「お茶にしようか」


『うむ! アイスとパウンドケーキが食べたいぞ』


「じゃあ、温かい紅茶も淹れるね」


 温かい紅茶とおやつを出して、ヴァイスとお茶をしながら他に入れる物を考える。

 錬金棒と錬金お玉も入れておこうかな。それと師匠もアイスクリームが好きだから、アイスクリーマーは必要かな。あっ、後パンも沢山入れておかないとかな。

いつも読んて頂きありがとうございます。

ブックマークや評価もありがとうございます、更新の励みになります。


明日は収納ボタンに入れる物を色々作ります。

楽しく読んで頂けたら嬉しいです。

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