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性風俗の価格は適正か否か


 当方はあんまり風俗は行きません。


 恋人が居ない期間が半年とか続くと人肌寂しくなって出会い系に触れてみたりで相方を捜す傾向はあるものの、純粋に性風俗の類にはおよび腰なのです。


 単純に、突発的な性欲を満たすだけならばそれも手っ取り早くて一つの選択になるのですが、どうにも切なくなりますし多くの場合はセルフバーニングアタック!で賢者タイムに突入し「胡蝶の夢か人の(うつつ)か。だが、我思う故に我有り」など全く意味が解らない台詞を思ったりします。


 なので一人で行くことはなく、行っても友人と飲みに行った流れで行くかどうか、という感じです。


 特にお金を渡す瞬間が切ないですね。


 仮にソープランドであれば二万円であれば安い方であろう。地域にもよるが多くは二万円台中盤か後半、三万円ちょっとではなかろうか。


 え。三万円? お高い寿司屋で結構飲み食い出来るじゃん。※作者は寿司や刺身、日本酒が大好き


 え。三万円? 安いタブレット買えるじゃん。※作者は安いタブレット好き。


 と、考えてしまいます。

 ただ、これはその人の価値観の問題です。



 よくよく考えてみましょう。

 例えば当方が題材にしている男女あべこべ世界で育ったとします。


 自分が性風俗で働いていたら?

 お客さんの中には好みの女性もいるでしょう。


 ただ、好きでもない相手で、例えば自分の母親や祖母と同じくらいの年の女性とアンアンブヒヒな事を仕事としてやる、というのは非常に苦痛だと言わざるを得ません。


 あべこべ世界でなくとも、自分の好みではない女性と肌を合わせるのは例え五万円十万円貰ったとしても、ちょっと……、と感じます。


 仮に好みの女性であったとしても「こういうところに来る女って……」と思います。ホストに入れあげている女に良い印象を持つ筈が有りません。


 これは逆に女性の立場で考えたとき、やはり同じ事でしょう。

 有る程度の人生経験を積んだ結果「男って奴ぁまったく」と諦観するかもしれませんが、やっぱり良い印象がある筈有りません。



 さて、そういう感情を押し殺してか、受け入れてか解りませんし仕事に対する心構えは人それぞれだとは思いますが、少なくとも当方にとっては『苦行』とも思える性サービス(男性も居るでしょうけど)はやっぱり二万円、三万円、それ以上、と値段が付くだけの『理由』が有ると思うのです。


 ただ、性病とか生活習慣、金銭感覚への影響を考えると、サービスする方も受ける方もやっぱりリスクが大きいように思えてならないのです。


 職業に貴賤は無いかも知れませんしお世話になったことが有るには有りますが「世間一般では大金でも、特にサービスする側のリスクを考えるとちょっと安いのでは?」と思うのです。


 そして客側にとっても、パートナー、特に結婚してる人は軽い性病でもうつすと相手の信頼を失うどころではない騒ぎになるので「決めた相手と以外は止めときな」と申し上げる次第であります。


 まあ、売り買い関係ないところでの性交渉、特に背徳感の有る浮気とか不倫は楽しくて止められないんでしょうから、そういう人は因果応報な目に遭っても良いよう覚悟と準備はしておくべきですね。


 不倫・浮気する位ならまだ風俗のほうが心が有る無い云々以前に社会的リスクとしてはマシだと思いますけどね。


 と、ハーレム・逆ハーレムが大人気の小説家になろうで書くのは何だか不思議な気分になります。


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