~第1話~ーイケメン転校生先輩現る!ー
ーーーーーーー草壁高校生活2日目ーーーーーーー
2日目の登校で何やら2年の教室が騒がしかった
何やら2年の女子がざわついているようだ。
2年女子A:『あ!みたみた!?超イケメンだよねっ!』
2年女子B:『うん!!見たよ!超イケメン!名前何て言うんだろー』
チョコ『…………(うるさ)』
ーーーーチョ子は思った。なんて現実味のあるやつらなんだろうか。と。それと驚いたのは2年の女子の声量だ。私の居る教室はA棟。2年の女子の居る教室は私の居るA棟よりかなり離れているはずだが
声量がちっさくなるわけでもなくそのままこちらへ聴こえて来るのだ。 ーーーーーー
男子A:『おぉ!?2年に転校生みたいだぜー?』
女子A:『私見たよ!校長室に入ってった』
チョコ:『…………(黙ってくれ)』
ーーーーチョ子は思った。別にいいじゃん!どんなイケメン転校生先輩が校長室に入ろうとアニメ○トに入ろうが!←行ってません! チョ子はひらめいた
そんなに人気とあらば確かめなければと ーーーー
チョコ:『ガタッ』
女子B:『ん?チョコどった?』
チョコ:『トイレ、行ってくる』
ーーーー嘘だけど。チョ子は教室のドアを開け、廊下にでた。そして校長室へと向かう。ーーーー
チョコ:『ここだな、ウワサの超人気イケメン転校生先輩が居る所という……………………っ!!』
ーーガンッーー
ーーーー校長室の前でブツブツ言っているチョ子の顔面に勢い良く開いたドアが鈍い音をたててチョ子にぶつかる。痛さでうずくまっていると、チョ子の頭の上から心配そうな声がふってきたーーーー
?:『ぅわぁぁ!!ゴメン!本当にゴメンね!痛かったよね?傷とかアザとかできてない???あぁ…よかった!女の子の顔に傷でも残っ……って鼻血でてるっ!!!保健室!!!』
ーーーチョ子を心配するやいなや、その声の主は急にチョ子の頬をつまみ傷が無いか確めてくれるが……。チョ子は思った『なっななんなんだこの男!』と頬をいじられながらも黒い目でガンみしてやろうと顔をあげると。そこにはイケメン……。転校生らしき、ブラウンの色をした髪をし、左目の目尻の下にほくろがあるどっからみてもウワサのイケメンがいたーーーーー
チョコ:『!!!??』
?:『さぁっ!僕の背中に!』
ーーーーは?。イケメン転校生は急にチョ子の前に低くしゃがみこんだ。痛さで涙がでそうなチョ子さんはと言いますと。ポカーンと口をあけその場に立ち尽くしていた。まぁ当然と言えば当然。なんせ
チョ子はこれまでの15年間男と言う存在におぶられることなど父親や祖父以外ないのだ!ーーーー
?:『…………もうっ』
チョ子『!?』
ーーーーと。突然イケメン転校生がチョ子の方にクルリとしゃがみこんだまま振り返りチョ子の身体を包み込むように引き寄せてしまいにはいわゆる「お姫様抱っこ」状態。そのまま保健室へレッツラ・ゴー。ーーーーー