<常識外に位置するもの> その他
●呪い
世界のシステムのひとつ。
推測による世界内部の一般認識とその実体が大きく異なる。
[一般的な認識]
人の負の感情がひとつの対象に集約した時に発生する現象。
物体や人に適用され、呪いが発現した物は知性を得て人化し、人は不老を得て人外となる。
物体の人化及び人格の形成は自身の罪に苛まれ続けるため、人の不老も同じく永劫自身の罪と向き合い続けるためと考えられている。
また、呪われた原因となった事柄に準じた特殊な能力を得ることもある。
[本質的な実体]
摂理の必要性を計るためのシステム。
故に意志を持つ存在の拒絶の感情を確認すると、その対象となった個体を試験的に旧理と同等の存在に変質させ、自動的な分析に入る。
一般認識は、その一面的な見解。
呪われた個体は受呪者等の名前で呼ばれ、扱いも当然人外となる。
その発生の性質上忌み嫌われやすく、傾向として孤独になりがち。それ故に摂理内包同様、あるいはそれ以上に親密な人間関係に憧れを抱き、一度得た人間関係に依存しがちになる。
●幻獣
本来は空想上にしか存在しないとされている生命体。
ドラゴンや精霊・魔物、魔獣や獣人など多種にわたり、独自の生態系を築いている。
●遠未来機械
通常の科学技術から逸脱した高度な技術、あるいはその副産物。
以下はその一例。
○時間移動
言わずと知れた超技術。
自在に移動できるわけではなく、過去には行けるが未来には行けない。
これは一方通行というわけではなく、単純に時間移動させる者の意識上、存在しない時間軸には移動できないという意味で、過去に行っても未来に戻ることは出来る。よって、意識の介在しない物体のみの時間移動は不可能。
○高次元空間操作
高い次元の空間に干渉する技術。
基本的には三次元的な空間の連続性に囚われず、異なる次元間で物体を行き来させるために用いる。つまりは何もない空間に物体を出現させる収納のために用いられている。
○超技術機械兵器
通常の科学技術では未だ実現できていない軍事兵器。巨大な要塞兵器や近未来兵器、人型搭乗操作式機動兵器などが分類される。中には人間と変わらないほどの高度な人格プログラムを有する個体も多く存在し、特に人型のもの――人型に擬態することが出来るものを機械生命体と称する。