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part0 プロローグ

某特撮作品シリーズをモチーフとしています。決してパクリでは無いです、はい。

新暦200年

某国において――


夜の暗い砂漠。本来なら夜の静寂に包まれ神秘的な雰囲気すらもつ場所に鳴り響く爆音、そして静寂を振り払う爆発。機銃の音も鳴り響く中、装甲車の上から指揮官らしき男が声を荒らげながら通信器に叫ぶ。


「増援はどうなっている!相手は一人だろう、さっさと始末しないか!」


すると手にした通信機から兵士の応答があった。すぐさま回線を繋ぐ、が――


「た、隊長!我々では太刀打ち出来ません!相手は――うわああぁぁぁ!?」


そう言って兵士の声は聞こえなくなった。そして気づけば銃声音や爆発などが無くなっていることに指揮官は気付く。


「一体何が――」


そう呟いた直後、装甲車全体に激しい衝撃が走る。そしてその瞬間、装甲車は宙を舞っていた。


ドッガァーーン!


激しい音を発して装甲車は地面に激突し、大破した。その際の衝撃で指揮官は吹き飛ばされ、地面に叩きつけられた。


「くうぅぅ…」


痛みと衝撃による目眩に呻きながら顔を上げる。そこには――


「お前がこの部隊の指揮官か…」


恐らく彼が最も会いたく――いや、彼以外の兵士も会いたくなかっただろう”モノ”が目の前に立って彼を見下ろしていた。


「き、貴様は――」


指揮官が何かを言い切る前にその”モノ”は片手で彼の首を掴み持ち上げた。

彼が怯えた目で”モノ”を見つめる。すると”モノ”は首を掴む力を強めながら問う。


「お前たち『デスポッド』の基地の在処を教えろ…そうでなくればこの首をへし折る」


そう言われ指揮官は顔色が一気に青ざめた。それは彼がかつて無い程の恐怖を味わったからである。

”モノ”の力は彼自身は理解した。彼の誇る部隊が彼を残し”モノ”によって全滅させられたのだから。

そして彼の首を折ることは”モノ”にとって造作のないことであるということも。


「に、日本だ!日本の都市圏の何処かにある!そ、それ以上は俺たち下っ端は知らん!」


首を締められたことにより息もしづらい状態だが彼は叫んだ。そうしなければ確実に殺されそうだと感じたからだ。

知っている事はもう言った。これでなんとか命だけは助かった――と彼が思っていた矢先であった。


「そうか…なら、もう用は無い!」


ボキッ!

乾いた音が彼の首から発せられた。”モノ”は容赦無く彼にトドメを刺したのだった。

”モノ”は死体となった彼を適当に放り投げ、夜空を見上げ


「日本か…懐かしいな」


と呟いた。そして何事も無かったかのようにその場を去って行った。

その後判明したことだが、増援部隊はそもそも既に全滅させられており、増援は来ることが出来なかったのであった。

数日後、偶然通りかかった地元民が見たものは無残にも皆殺しにされた兵士達であった。


半ば勢いで書きました。感想待ってます。


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