死んだかすらもわからねぇ!!~01~
つーか、俺本当に死んだのか?
本当に死んでるとしても全然死んだ感がねーんだが。
「つか、マジで。ここどこだよ」
「ここは、天国と対になる世界です」
「は!?、、、つーことは?もしかしなくってもだな。、、、ここはー」
地獄?いや、でも俺そんな悪いことしたっけか?
「はい!地獄の中の地獄、『デス・エンド』シティです!」
何だよっそれ!!
地獄の中の地獄って!!
しかもデス・エンドって嫌な名前つけたな、おい!?
「なんだよそれ!?っつかお前も誰だよ!」
「僕?僕はカナタだよ!」
へー、カナタか。って!!
「あ、てめ、、、。主人公の俺より先に自己紹介しやがって!」
「いや、あなたが誰だっていうから、、、」
「俺の名前は猶崎雅だ。あなたじゃない」
「うわ、さりげなく自分の名前言ったよこの人」
、、、。
「いいじゃん別に。で?」
「はい?」
「何で俺はこんなところにいんだよ!」
「、、、。さぁ?僕は知りませんよ」
「は?、、、じゃあ、お前はなんなんだよ」
「いやぁ、気がついたらここにいてさぁ。長い間ここにいるといろんなことが分かってくるというか、、、」
こいつ、、、使えねぇ!!
「つかお前、今何歳だよ」
見た感じ、13歳とかそのへんだが。
「僕は今19歳だよ、多分」
「は?19歳って、、、ことは。年上かよ!?」
「でもここの時間の流れおかしくってさぁ、一日が四時間しかないんだよね」
「は?、、、四時間!?」
五分の一になってやがる。
「-てことはあれか?通常よりも年とんのが早くなる、、、とか?」
「あったりー!」
ちくしょう。
元気いっぱいに答えんなよな!
俺は年とりたくないし!!
「つか、お前よくそんなこと分かったな」
「え?これぜーんぶ聞いた話しだけどね!」
「え?誰に?」
「魔王、、?」
「はぁ!?」
何いきなり魔王出てきちゃってんだ!
、、、、つかこいつ。
魔王のお知りあいなのか?
「あの、、魔王って?」
「魔王はこのデス・エンドで人間が年老いていくのをゆっくりと眺めているのが楽しみな悲しい人です!」
「いや、それどう考えてもおかしいだろ」
「?」
「いや、だってさ。何でわざわざ俺達人間をこんなところに監禁するような真似すんだよ」
「さぁ?僕魔王じゃないから分かりません」
こいつ、、、。
全然不安とか感じてるように見えないけど。
死ぬの怖くないのか?
「お前、死ぬの怖くないの?」
「はい?、、、何言ってんですか?」
「え?」
「死ぬも何も、僕達もう死んでるんですよ?」
「え、、、?」
「いや正確に言うと、『このままだと死ぬ』ですね」
「ちょ、、まてよ!なんなんだよ、このままだと死ぬって、、」
「、、、実は僕、屋上から勢いよく飛び降りてみたんです」
「、、、?」
なんだ?
何を言ってるんだ、こいつは。
「死後の世界ってやつに行きたくってさぁ!、、、楽しみで仕方なかったんだよ、僕は」
「僕は?」
言ってることがよく理解できない。
「そ。天国にいけるのは、、、。僕みたいな死後の世界行って見たいとか、自主的に命を絶とうとする者以外だったんだよね。まぁ、要するに」
ゴクリと息を呑む俺。
だって、さっきまでは軽そうな口調で話してたくせに。
急に重くなったんだよ。
「俺らは天に見放された存在ってことさ、雅君?」
「俺、、、ら?」
何で俺もはいってんだ!?
「だってさ、君。思ったんでしょ?」
「、、、、何を?」
「平凡な日常なんてつまらない、、、とか」
「お、、、思ったさ。でも、、、思うだけならいいじゃねーか!」
「、、、馬鹿だね、雅君は」
「は!?」
なんでこいつに馬鹿って言われなきゃいけないんだよ。
「思うだけならタダ?甘いんだよ」
†今日分かったこと†
・もうすぐ俺、死ぬかもしれない。正確にはわからないが。
・魔王って奴がいる
・カナタ、、、まるで別人みたいだった。
・俺が今居る場所は、『デス・エンド』と言うらしい。
・時間の流れがおかしい。
・この世界は狂っているのかもしれない。
・それどころか、俺が存在していていいのかも分からないこの世界。
・俺は天に見放されたらしい。
俺、どうなるんだろ?
ひとつ願いがかなうなら、、、もとの平凡な生活に戻りたい。 byこの世界に来たばっかりの時の俺
方向性を失いつつある残念な小説です。




