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【登場人物名鑑】ノヴァの王族たち【ネタバレあり】

フレギア・ノヴァ


プロフィール

身長:161cm(外見年齢は10代半ば)

性格:極めて冷酷で傲慢。人類を「失敗作」と見下し、倫理を完全に放棄している。

出身:旧時代(日本)

特性:不老不死の天才科学者

所属:ノヴァ・ドミニオン 総帥(建国者)


【人物概要と過去】

ノヴァ・ドミニオンの最高指導者であり、ウリエン、セラピナ、ヴァラクの母親。外見は10代半ばの少女のようだが、実年齢は90歳程度(エリシオンの作戦参謀ギンの推測による)。

かつては旧時代の「日本」の研究所で、ギン(カイ)の一番弟子として人間の可能性を探求していた天才科学者。しかし、自身が考案した脳と機械を繋ぐ技術「アニムス・リンク」が軍事利用(コマンドスーツの原型)され、人々が殺し合いを始めたことに絶望。旧人類を見限り、倫理を捨てた新たな新人類を創り出すべく「ノヴァ・ドミニオン」を建国した。

ギンが不老不死の技術で「ミイ」を救い、100年かけてエリシオンという「防御壁」を作ったのに対し、彼女は不老不死の力と圧倒的な宇宙の資源(エネルギー衛星)を背景に、地球を巨大な実験場として蹂躙し続けている。


【物語における暗躍】


絶対的な支配者と非人道実験

ノヴァの恐るべき技術力(強化兵士、バイオロイド、精神操作など)のすべてを統括する。リエンに対する非道な「調教」や、ソフィの遺体を再利用した人造人間「アイリス」の製造など、命を部品としか見なさない悪趣味な研究を平然と許可している。


「ヘリオス」の投下と情報操作

第31章において、宇宙での小惑星基地アマツキ制圧戦で娘のセラピナが戦死したという報告を受けても意に介さず、「出し惜しみをやめて本気で報復する」と冷酷に微笑む。

さらに、ガロが地上に放った指向性核融合砲『ヘリオス』による戦場のガラス化と大量虐殺を、「エリシオンが非道な大量破壊兵器を使用した」と世界に向けて情報操作し、責任を擦り付けるという極悪非道なプロパガンダを展開している。


 ~~~~~


セラピナ・ノヴァ


プロフィール

身長:163cm

性格:優雅で気品があるが、選民思想の塊であり、他者を徹底的に見下している。

出身:ノヴァ・ドミニオン

所属:ノヴァ・ドミニオン 幹部(王族)

主な搭乗艦:蛇行機動要塞『バジリスク』


【人物概要と外見】

フレギアの実の娘であり、ウリエンとヴァラクの妹。橙色のフワリとした髪を持つ少女。

海上都市『アクアステラ』でガロを迎え入れたり、戦闘空母『ワイバーン』で前線指揮を執るなど、ノヴァの侵攻作戦の多くを主導してきた。

言葉遣いは丁寧で気品に溢れているが、根底にあるのは強烈な選民思想。人間を「優れたノヴァの民」と「それ以外の劣等種(部品・奴隷)」にしか分けておらず、逆らう者は躊躇なく消し去る氷の女王である。

数値計算と弾道予測に極めて優れており、自身も機動要塞を操る技量を持つ。


【物語における暗躍と最期】


リエンの「調教師」

かつて、ネクスターの素質を見出した少女リエンを拉致し、電磁ムチや薬物投与による苛烈な拷問と洗脳(調教)を施した張本人。リエンに「恐怖」以外の感情を失わせ、単なる兵器の部品へと作り変えた。また、恋人を失い絶望していたクロト・アスクを拾い上げ、復讐の駒として利用している。


宇宙決戦と『バジリスク』の崩壊

第29章の宇宙決戦において、100m級の巨大蛇行機動要塞『バジリスク』に座乗し、エリシオン艦隊を迎撃。プラズマリアクターの圧倒的な火力で戦闘艦を次々と蒸発させた。

しかし、かつての実験体であるリエン(エルフィン)が殺意を剥き出しにして単騎で突撃してくる。マティアスの『ストラウス』が囮となってバジリスクの主砲の砲口を撃ち抜き、要塞が半壊。最後は、宇宙空間に剥き出しになった管制室から必死にリエンへ「洗脳のキーワード」を叫んで命令しようとするが、感情を取り戻したリエンに「やだ」と冷たく拒絶され、極大の粒子砲の直撃を受けて要塞ごと完全に蒸発し、戦死した。


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ウリエン・ノヴァ


プロフィール

身長:177cm

性格:詐欺師のような胡散臭さと、狡猾な心理戦を好む。

出身:ノヴァ・ドミニオン

所属:ノヴァ・ドミニオン 幹部(王族)

主な搭乗機:拠点防衛用機動要塞『アラクネ』


【人物概要と外見】

淡い青髪を持つ青年。フレギアの実の息子であり、セラピナとヴァラクの兄弟。

武人肌のヴァラクや冷徹なセラピナとは異なり、話術や心理誘導、撹乱を駆使して相手のリズムを崩す戦法を得意とする。シグマ帝国の中枢に入り込み、帝国政府の高官たちに「シグマ三本槍ゲイルたちの命と引き換えに攻撃を止める」という絶望的な取引(裏切り)を呑ませた張本人であり、ゲイルにとっては祖国を崩壊させた直接の仇である。


【物語における暗躍と最期】


シグマ帝国の傀儡化と地上要塞の指揮

シグマ帝国を内部から崩壊させ、旧シグマ領の巨大軍事要塞『バグラザード』をノヴァの秘密基地として接収し、指揮を執っていた。

第30章の地上要塞攻略戦において、エリシオンとレジスタンスの陽動作戦をクロトやガロと共に看破。自らは粒子防壁を搭載した蜘蛛型の拠点防衛用機動要塞『アラクネ』に搭乗し、圧倒的な火力でレジスタンスを壊滅の危機に陥れた。


ゲイルとギゼラの連携による一刀両断

しかし、ガロが自身の指揮を見限り、単独で悪魔の兵器『ヘリオス』の発射準備を進めていることには気づけなかった。

防壁を過信していたが、ゲイルの『ダフネ』が遠隔操作バックパックで防壁発生装置を破壊。オーバーヒートで動けなくなったゲイルをカバーするため、ギゼラの『ウェイバー』がリミッターを解除し、全長100mの光の大太刀を形成。アラクネは回避する間もなくウリエンごと真っ二つに両断され、ゲイルの復讐の刃によって戦死した。


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ヴァラク・ノヴァ

身長:182cm

性格:武人気質、選民主義

出身:ノヴァ・ドミニオン

所属:ノヴァ・ドミニオン 幹部(王族)

乗機:サーペント・ドレイク

外見

 筋骨隆々に長髪の男。ノヴァの長男であり、ウリエンとセラピナの兄。

 武人気質だがノヴァの人間……特に家族……以外を見下しており、蛮人と考えている。


【物語における暗躍】

 シグマ帝国の情勢を傾けるため、帝国各地で空爆を繰り返し、インフラを破壊して回っていた。

 帝国の崩壊時、帰還中のゲイル・タイガーと遭遇、戦闘になる。ダフネのバックパックを破壊するなど、高い戦闘能力を発揮したが、覚醒したゲイルの戦闘力の前に爆散、死亡した。


 ~~~~~


アルタイル・ノヴァ(Altair Nova)

年齢:不明(外見年齢は18〜20歳程度)

身長:168cm

外見:淡いプラチナブロンドの髪に、中性的な整った顔立ち。線の細い小柄な体躯。常に上質な純白の軍服を乱れなく着こなしている。

口調:穏やかで丁寧。「〜だね」「〜たまえ」「ボク」など、エリシオンの作戦参謀ギンに酷似した話し方をする。常に優雅な笑みを絶やさない。


【基本設定】

ノヴァ・ドミニオン総帥フレギアが、遺伝子工学の粋を集めて創り出した「究極の人造人間」。

セラピナやウリエンといった兄姉プロトタイプのデータを基に、すべての欠陥を排除して完成した「末っ子」にして「最高傑作」。

スパコンを凌駕する超演算能力(戦術予測)、超人の筋力・反射速度、そして最上位のネクスター能力を併せ持つ。

新造戦闘空母『ニーズヘッグ』の艦長兼、地上侵攻軍の最高指揮官として前線に立つ。

また、莫大なエネルギーを消費する肉体構造のため、燃費は良いが非常に「大食い」。ブリーフィング中や戦闘の合間でも、常に異常な量の高カロリー食(数十人前のフルコースやスイーツの山)を、優雅な所作で平らげている。


【物語における暗躍】


地上侵攻軍の再編と「壊れた駒」の掌握

第33章ラストで、建造中のリリエル・ブルーを前にした蒼火のもとへ現れ、ノヴァ総帥フレギアの末っ子にして新たな上官として名乗る。

蒼火の孤児院の子供たちを「保護する」と穏やかに告げ、恐怖と人質による支配を、あくまで理性的な庇護の形に言い換えることで彼女を縛り直した。

同時に、アイリスを抱えたクロト、戦闘狂のガロ、スラムの家族を背負う蒼火を、それぞれの執着ごと盤面に配置し、最新鋭戦闘空母『ニーズヘッグ』によるエリシオン本国侵攻を開始する。


ノルヴァルド攪乱と「100パーセントの勝利」

第34章では、成層圏のニーズヘッグからプロメテウスの窮状を見下ろし、蒼火に敵最大戦力を雪山へ引き剥がさせ、ガロの扇動でノルヴァルドの援軍を物理的に封じ込め、クロトのカーバンクルを切り札として温存する布陣を整えた。

アルタイルにとって、これは物量と配置でエリシオンを確実にすり潰す「100パーセントの勝利」の盤面だった。

しかし、セレーナの演説によって怒りに支配されていた群衆が鎮まり、烈火たちが奇跡的に帰還したことで、初めて自身の演算が人間の「信じる心」に崩される。

敗北後も、量産機の損耗を「代えの利く雑魚」と切り捨て、新型リアクターの情報収集とプラズマリアクター搭載機の温存を成果として再定義。アイリス、孤児院、機体改良という鎖によって、クロト、蒼火、ガロがまだ盤面上に残っていると自分に言い聞かせた。


アルビオンによる本国防衛戦の圧迫と撤退

第36章では、超大型機動要塞『アルビオン』を用いてエリシオン本国へ本格侵攻を仕掛ける。

アズールを抑え、クラーケンと艦隊で空を圧迫し、地上にはファランクスとグランダーを投入。さらに無人機の群れでシャオのルナを空間ごと封じるなど、敵の強みを一つずつ潰す最適解を淡々と実行した。

だが、ブレイズとアズール、プロメテウス、地上部隊、そして発信地不明のギンの指揮が噛み合い始めたことで、予測誤差と損耗率が急増する。

短時間で制圧できなければアマツキ宇宙部隊に挟撃されると判断し、勝てる戦いが勝てない形へ変えられたことに歯噛みしながら全軍撤退を命じた。

この撤退は敗北の受容ではなく、ギンに「次の盤面へ移っただけ」と評される、最終局面へ向けた再配置である。

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