【ゆっくり解説】プラズマリアクターの秘密!【ゆっくりしていってね】
ゆっくり解説
超兵器を小型化した「プラズマリアクター」とは?
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レフ
ゆっくりレフです。
ライ
ゆっくりライだぜ。
レフ
前回は、人類のエネルギー問題をほぼ解決した核融合炉、リアクターについて解説したわね。
ライ
今回は、そのリアクターをさらに発展させた特殊動力炉、プラズマリアクターについて解説するぜ。
レフ
名前からして、普通のリアクターより強そうね。
ライ
実際に強い。
コマンドスーツの大きさで荷電粒子兵器を連射し、防御フィールドまで展開できるようになった原因が、このプラズマリアクターだ。
レフ
また、とんでもないものを作ったわね。
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プラズマリアクターとは何か
ライ
まず結論から言うと、プラズマリアクターは、通常のリアクターにプラズマコアを追加したものだ。
レフ
完全に別の核融合炉ではないの?
ライ
基本部分は通常のリアクターと共通している。
核融合反応を起こし、リアクターパネルによって電力を生み出すところまでは同じだ。
そこにプラズマコアを接続し、リアクターから発生する熱や高エネルギー状態の物質を、E粒子へ変換する機能を追加している。
レフ
つまり、発電所に特殊な粒子製造装置を増設したようなもの?
ライ
大まかにはそうだ。
ただし、単なる追加装置ではない。
プラズマコアはリアクターの排熱処理、核融合反応、粒子生成を相互に連結している。
そのため、粒子を作れるだけではなく、リアクターそのものの出力まで大きく向上する。
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E粒子とは何か
レフ
そもそもE粒子って何なの?
ライ
E粒子は、特殊な電荷と力場干渉能力を持つ高エネルギー粒子だ。
通常の電気とは違い、適切に制御すれば、
高速の粒子弾として撃ち出す
刃の形に固定する
機体表面へまとわせる
防壁として空間に展開する
センサーや神経系の信号を増幅する
といった使い方ができる。
レフ
攻撃にも防御にも、機体制御にも使えるのね。
ライ
だからこそ、この世界の軍事技術では極めて重要なんだ。
E粒子ライフル、粒子ブレード、E粒子コート、粒子シールド、粒子推進器などは、すべてE粒子の異なる利用法だ。
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通常のリアクターでもE粒子は作れる
レフ
プラズマリアクターがないと、E粒子は全く作れないの?
ライ
いや。通常のリアクターでも、E粒子を生成すること自体は可能だ。
ただし、とんでもなく効率が悪い。
通常方式では、リアクターの電力を使って、
> 電力
> ↓
> 高温プラズマ
> ↓
> 粒子分離
> ↓
> E粒子
という工程を踏む。
レフ
せっかく作った電気を、また粒子の生成に使うのね。
ライ
そうだ。
しかも、E粒子を安定して取り出すには巨大な磁場発生装置や分離装置が必要になる。
兵器として使える量を生成しようとすると、機動要塞クラスの大型リアクターと粒子生成設備が必要だった。
レフ
15メートルのコマンドスーツには入らないわね。
ライ
当然入らない。
通常のリアクターを積んだCSでも粒子兵器は使えるが、母艦や基地で作ったE粒子をタンクへ充填し、それを持ち運ばなければならない。
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プラズマコアは熱を直接E粒子へ変える
レフ
プラズマリアクターは、何が違うの?
ライ
プラズマリアクターは、リアクター内部で発生する熱と高エネルギーのプラズマを、プラズマコアへ直接流し込む。
そしてプラズマコアが、そのエネルギーをE粒子へ変換する。
レフ
電力を作ってから粒子へ変える工程を省略するのね。
ライ
その通り。
通常方式では、
> 核融合
> ↓
> 電力
> ↓
> プラズマ生成
> ↓
> E粒子
となる。
一方、プラズマリアクターでは、
> 核融合
> ↓
> 熱・プラズマ
> ↓
> プラズマコア
> ↓
> E粒子
となる。
中間の変換工程が少ないため、粒子生成効率が桁違いに高い。
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排熱を資源に変える
レフ
でも、リアクターの熱を粒子に変えるなら、冷却も楽になるんじゃない?
ライ
そこがプラズマリアクターの大きな利点だ。
通常のリアクターでは、核融合で発生した熱のうち、電力に変換できなかった分は排熱として捨てなければならない。
プラズマリアクターは、その排熱の一部をE粒子へ変える。
レフ
今まで捨てていた熱が、武器の弾になるのね。
ライ
そういうことだ。
排熱が完全になくなるわけではないが、冷却系へ流れ込む熱量を大幅に減らせる。
その結果、通常のリアクターよりも高い反応出力を維持できる。
レフ
熱くなりにくいから、もっと強く動かせる?
ライ
そうだ。
同じ大きさなら、プラズマリアクターは通常のリアクターに比べて、倍以上の実用電力を出せる。
これは核融合反応そのものが単純に倍になったというより、
排熱の一部をE粒子に変換できる
冷却限界が高くなる
変換損失が少ない
粒子兵器用の電力消費が減る
プラズマコアが反応場を安定させる
といった効果の合計だ。
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本物のモノポール元素
レフ
前回の通常リアクターでは、仮想モノポール元素を使っていたわよね。
ライ
そうだ。
通常のリアクターは、装置内部の特殊な場によって、モノポールに似た性質を持つ物質を一時的に作り出していた。
だから「仮想単磁性式核融合炉」と呼ばれている。
レフ
プラズマリアクターは違うの?
ライ
プラズマコアには、本物のモノポール元素が使われている。
自然界に存在する特殊な希少鉱石から抽出される物質で、仮想的に再現されたモノポールとは安定性も性質も違う。
レフ
本当にN極かS極だけを持つ元素なの?
ライ
少なくとも、この世界の物理学ではそう分類されている。
通常物質とは異なる磁荷を持ち、プラズマ内部の粒子や電磁場を非常に高い精度で操作できる。
この性質が、熱からE粒子への高効率な変換を可能にしている。
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どうして量産できないのか
レフ
それなら、全部のリアクターをプラズマリアクターにすればいいじゃない。
ライ
できれば、各国ともそうしている。
問題は、本物のモノポール元素を含む鉱石が極端に少ないことだ。
レフ
希少鉱石が必要なのね。
ライ
しかも、単に鉱石を掘れば使えるわけではない。
鉱石の精錬、モノポール元素の抽出、結晶方向の調整、プラズマコアへの封入には、非常に高度な技術が必要になる。
少量でも欠陥があれば、
粒子変換率の低下
コア内部の磁場崩壊
E粒子の逆流
リアクターの出力不安定化
が起きる。
レフ
材料も少ないし、製造も難しい。
ライ
だから、小型で高性能なプラズマリアクターは大量生産できない。
主に、試作機、エース専用機、機動要塞、戦闘空母など、戦略的に重要な兵器へ優先して搭載される。
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実は大型なら量産できる
レフ
でも「小型化を諦めれば量産できる」って、どういうこと?
ライ
本物のモノポール元素を大量に使わなくても、低品質の素材や、微量のモノポール元素を広い反応領域へ分散させれば、プラズマコアとして機能させることはできる。
ただし、粒子の変換効率が大きく下がる。
レフ
効率の低さを、大きさで補うのね。
ライ
そうだ。
この量産型プラズマコアは、直径10メートル程度が小型化の限界になる。
コアだけでその大きさだから、冷却装置、遮蔽設備、リアクター本体まで含めれば、さらに巨大になる。
レフ
15メートルのコマンドスーツには絶対に入らないわ。
ライ
機動要塞や大型艦、固定基地向けだな。
しかも、量産できるとはいっても、通常のリアクターよりはるかに高価だ。
粒子生成率も、小型高性能コアに比べれば低い。
レフ
「量産可能」と「安くて簡単に作れる」は別なのね。
ライ
そこは重要だぜ。
大型量産型なら工業力のある国家が複数建造できる。
だが、コマンドスーツに積めるほど小さく、それでいて高出力なプラズマリアクターは、希少鉱石と最高水準の製造技術が必要になる。
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一度作れば粒子を生み出し続ける
レフ
プラズマコアは、一度作ればずっと使えるの?
ライ
基本的には長期間使える。
モノポール元素は、E粒子を作る際に燃料として消費されるわけではない。
触媒や変換媒体として機能するため、コアが壊れない限り、リアクターの熱をE粒子へ変換し続けられる。
レフ
じゃあ、本当に永久に粒子が出るの?
ライ
エネルギー源なしに出るわけではない。
核融合燃料、冷却、リアクターの稼働、保守は必要だ。
正確には、
> プラズマコアを一度完成させれば、モノポール元素を毎回補充しなくても、リアクターが動いている限りE粒子を生成し続ける
ということだ。
レフ
プラズマコア自体は消耗品ではないのね。
ライ
ただし、長期間使用すると結晶構造のずれやコア容器の劣化が起きる。
永久機関ではないが、兵器の運用期間から見れば、ほぼ半永久的な粒子生成装置といえる。
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粒子タンクを運ぶ方が効率的
レフ
それなら、プラズマリアクターを積んだ機体をもっと増やした方が強くない?
ライ
希少なプラズマコアを一機ごとに積む必要はない。
基地や戦闘空母に大型プラズマリアクターを置き、そこで大量のE粒子を作る。
そのE粒子を高圧縮して、専用タンクへ充填するんだ。
レフ
発電所で電気を作って、バッテリーを持ち運ぶようなものね。
ライ
それに近い。
量産型CSは通常リアクターを搭載し、粒子兵器を使う時だけ、腕、肩、背中などへ粒子タンクを取り付ける。
これなら、希少なプラズマコアを量産機すべてに搭載する必要がない。
レフ
でも、タンクの中身を使い切ったら終わりよね。
ライ
そうだ。
プラズマリアクター搭載機は戦場でE粒子を再生成できる。
粒子タンク式の機体は、持ち込んだ量までしか使えない。
これが両者の大きな違いだ。
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プラズマリアクター搭載機の強み
レフ
プラズマリアクターを積むと、具体的に何ができるの?
ライ
まず、粒子兵器を長時間使用できる。
通常機では、E粒子ライフルを何発も撃てば、タンクが空になる。
プラズマリアクター搭載機なら、発射後に粒子を再生成できる。
レフ
連射性能も上がる?
ライ
生成速度が高ければ上がる。
さらに、粒子兵器と同時に、
E粒子コート
粒子シールド
粒子推進器
粒子ブレード
アニムスキャナーの増幅
高出力センサー
を併用できる。
レフ
攻撃、防御、機動を同時に強化できるのね。
ライ
だから、プラズマリアクター搭載機は、通常機より一段上の性能を発揮する。
単に弾切れしにくいだけではなく、リアクター自体の電力出力も倍以上だからな。
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それでも粒子は無限ではない
レフ
でも、戦場で作り続けられるなら、E粒子は無限じゃない?
ライ
生成量には上限がある。
プラズマリアクターが一秒間に作れるE粒子量は、コアの性能とリアクター出力で決まる。
例えば、粒子ライフルを撃ちながらE粒子コートを最大出力で展開し、粒子推進器まで使えば、消費量が生成量を上回る。
レフ
その場合はどうなるの?
ライ
一時的には、内部の粒子タンクから不足分を補う。
それも減れば、
武器の威力を落とす
防御を弱める
推進器を止める
粒子が再生成されるまで待つ
必要がある。
レフ
電力は足りても、粒子の供給が追いつかないのね。
ライ
そうだ。
プラズマリアクター搭載機の戦闘では、エネルギー管理だけでなく、粒子配分の管理が重要になる。
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神経触媒としてのE粒子
レフ
E粒子はアニムスキャナーにも使われるのよね。
ライ
E粒子には、神経信号や精神波の伝達を補助する性質がある。
微量のE粒子をアニムスキャナーの神経接続部へ流すことで、
信号伝達速度の向上
操縦遅延の減少
精神波の受信感度向上
機体との同調率向上
が得られる。
レフ
それにもプラズマリアクターが必要なの?
ライ
いや。
神経触媒として使う量は非常に少ない。
この程度なら、通常のリアクターでも十分に生成できる。
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イノセントはどう動いているのか
レフ
量産型コマンドスーツのイノセントは、プラズマリアクターを積んでいないのよね。
ライ
そうだ。
イノセントは通常型リアクターを搭載している。
だが、通常リアクターで生成できる微量のE粒子を神経触媒として使い、アニムスキャナーの性能を高めている。
レフ
機体を動かす分には、それで足りるのね。
ライ
十分だ。
イノセントの基本性能は、
通常リアクターの電力
人工筋肉と関節機構
アニムスキャナー
神経触媒としての微量E粒子
によって成立している。
プラズマリアクターがなくても、高性能なコマンドスーツとして戦える。
レフ
粒子ライフルや粒子ブレードは?
ライ
それらは、母艦で充填された粒子タンクを使う。
背中や腕へ粒子タンクを追加すれば、イノセントでも高出力粒子兵器を運用できる。
ただし、タンクを使い切れば基地や母艦へ戻って補給しなければならない。
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プラズマリアクター搭載機との違い
レフ
イノセントと、ブレイズのようなプラズマリアクター搭載機では、どれくらい違うの?
ライ
通常状態で動くだけなら、必ずしも圧倒的な差が出るとは限らない。
イノセントも高性能なフレームとアニムスキャナーを持っているからな。
だが、長時間の戦闘や高出力兵器の併用になると差が開く。
| 項目 | 通常リアクター機 | プラズマリアクター機 |
| ~~~-- | ~~~ ~~~-- | ~~~ ~~~ ~~~- |
| 基本動作 | 問題なし | 高出力 |
| 神経触媒 | 自力生成可能 | 自力生成可能 |
| 粒子兵器 | タンク依存 | 継続生成可能 |
| 粒子防御 | 使用時間が短い | 長時間使用可能 |
| 粒子推進 | 制限が大きい | 高出力で運用可能 |
| 電力出力 | 標準 | 同サイズの倍以上 |
| 補給依存 | 高い | 低い |
| 建造コスト | 低い | 極めて高い |
| 量産性 | 高い | 低い |
レフ
通常機は安くて扱いやすい。プラズマリアクター機は高価だけど、戦場での持続力と出力が高いのね。
ライ
そういうことだ。
~~~
なぜ軍事機密なのか
レフ
プラズマリアクターの詳しい仕組みは、機密扱いなんだっけ。
ライ
最高水準の軍事機密だ。
プラズマコアの製造方法を知られれば、敵国もコマンドスーツサイズの荷電粒子兵器を量産できるようになる。
それだけではない。
高出力リアクター
粒子防壁
粒子推進器
高性能アニムスキャナー
小型荷電粒子砲
といった技術が、一気に敵へ渡る可能性がある。
レフ
単なる発電機の設計図ではないのね。
ライ
プラズマリアクターは、エリシオンの軍事的優位そのものだ。
そのため、細部へのアクセス権は厳しく制限されている。
原則として、大尉以上の階級と、個別の機密取扱資格が必要になる。
レフ
大尉なら誰でも見られるの?
ライ
いや。
階級は最低条件にすぎない。
任務上必要でなければ、大尉や佐官でも詳細にはアクセスできない。
逆に、整備や開発を担当する技術者は、相応の階級や特別権限を与えられる。
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中尉以下は使用できないのか
レフ
「大尉より下は使用不可能」というのは、どういう意味?
ライ
これは単に、スイッチを押せないという話ではない。
プラズマリアクター搭載機は、
起動認証
出力制限解除
コア調整
粒子生成率の変更
緊急停止
整備区画への立ち入り
などが、階級と生体認証によって制限されている。
中尉以下の兵士が無断で乗り込んでも、リアクターを戦闘出力まで上げられない。
レフ
機体を盗まれても、簡単には動かせないのね。
ライ
加えて、プラズマリアクター搭載機は数が少なく、戦略兵器として扱われる。
操作資格を持つパイロットも、通常の量産機より高い階級を与えられることが多い。
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プラズマリアクターの危険性
レフ
通常のリアクターより出力が高いなら、壊れた時も危険?
ライ
当然だ。
通常の核融合反応に加えて、内部には高密度のE粒子が存在する。
損傷すると、
E粒子の逆流
粒子タンクの破裂
電力回路の焼損
防御フィールドの崩壊
プラズマコアの磁場異常
アニムスキャナーへの過負荷
が起こる可能性がある。
レフ
パイロットの神経にも影響するの?
ライ
E粒子は神経触媒として機体とパイロットをつないでいる。
制御されている間は便利だが、異常な量が逆流すれば、脳や神経系へ深刻な負担を与える。
特にネクスター対応機では、精神波の接続が強いため危険性も高い。
~~~
暴走させれば強くなるのか
レフ
制限を解除すれば、もっと粒子を作れる?
ライ
短時間なら可能だ。
プラズマコアへ流す熱量を増やし、リアクターの核融合反応を強めれば、E粒子生成量と電力出力は急上昇する。
だが、それは設計上の安全限界を超える行為だ。
レフ
何が壊れるの?
ライ
まず冷却系と粒子経路が壊れる。
さらに続ければ、
リアクターパネルが焼ける
プラズマコアの構造が崩れる
モノポール元素の配置が乱れる
E粒子が機体内部へ漏れる
パイロットへ精神波が逆流する
可能性がある。
レフ
機体の性能を上げる代わりに、リアクターとパイロットを壊すわけね。
ライ
だから、通常は何重ものリミッターで封印されている。
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戦闘空母での役割
レフ
プラズマリアクターって、プロメテウスにも積まれているの?
ライ
そこは少し注意が必要だ。
プロメテウス本体のリアクターは巨大だが、種類としては通常のリアクターだ。
レフ
えっ、戦闘空母なのにプラズマリアクターじゃないの?
ライ
ああ。プロメテウスの主機関は、あくまで通常型の大型リアクターだ。
艦を飛ばすためのリパルサーリフト、艦内設備、レールガン、レーザー、サーマルガン、推進系を動かすだけなら、通常リアクターで十分な出力がある。
レフ
じゃあ、E粒子キャノンやE粒子コートに使う粒子はどこから来るの?
ライ
それは、艦に搭載されているプラズマリアクター搭載機から供給される。
つまり、プロメテウス自身が粒子工場なのではなく、艦載機がE粒子の供給源になっている。
レフ
艦載機って、ブレイズとかリリエルみたいな機体?
ライ
そうだ。
プロメテウスには、プラズマリアクターを搭載した高性能機が複数存在する。
それらの機体が生み出すE粒子を、艦内の大型粒子タンクへ蓄積する。
レフ
コマンドスーツが、空母に粒子を補給しているのね。
ライ
普通の空母なら、母艦が艦載機へ燃料や弾薬を補給する。
だがプロメテウスの場合は、E粒子に限っては逆の流れもある。
プラズマリアクター搭載機が粒子を作り、母艦がそれを巨大なタンクに貯める。
レフ
戦闘空母なのに、艦載機が発電所みたいな役割もしているのか。
ライ
正確には、発電所というより粒子生成炉だな。
電力そのものはプロメテウス本体の通常リアクターで足りている。
足りないのは、大量のE粒子を効率よく作る能力だ。
レフ
なるほど。通常リアクターでも電力は出せるけど、E粒子生成は苦手なのね。
ライ
そういうことだ。
通常のリアクターでも微量のE粒子は作れる。
イノセントのアニムススキャナーで使う神経触媒程度なら問題ない。
だが、艦砲や防御フィールドに使う量となると話が違う。
レフ
E粒子キャノンやE粒子コートは、消費量が桁違いなのね。
ライ
ああ。
そこで、ブレイズやリリエルのようなプラズマリアクター搭載機が作ったE粒子を、プロメテウスの大型タンクに集める。
空母サイズの粒子タンクは容量が非常に大きく、通常の作戦で底をつくことはまずない。
レフ
じゃあ、プロメテウスはE粒子を節約しながら戦う必要はあまりない?
ライ
通常戦闘なら、ほぼ心配いらない。
もちろん、艦のE粒子コートを最大出力で張り続けたり、E粒子キャノンを連射し続けたりすれば消費は激しい。
だが、タンク容量が空母サイズだからな。
コマンドスーツの背部タンクとは比較にならない。
レフ
一度貯めてしまえば、かなり長く戦えるのね。
ライ
そうだ。
しかも艦載機が帰投している間は、また粒子を生成してタンクへ戻せる。
だからプロメテウスは、通常リアクター艦でありながら、プラズマリアクター艦に近い粒子兵器運用能力を持つ。
レフ
本体にプラズマリアクターを積まない理由は?
ライ
希少なプラズマコアを、艦本体に固定してしまうのはもったいないからだ。
プラズマリアクター搭載機なら、戦場で直接戦える。
必要なときは艦外で戦い、平時や移動中は母艦へE粒子を供給できる。
レフ
一つの装置で、戦闘力にも補給能力にもなるのね。
ライ
そうだ。
さらに、プロメテウスのような戦闘空母は、各地の加盟国を訪問することもある。
そのとき、タンク内のE粒子が余っていれば、加盟国へ供給される。
レフ
E粒子を輸出するの?
ライ
輸出というより、補給支援だな。
加盟国の基地、量産型コマンドスーツ、粒子兵器、医療・研究設備などへ、プロメテウスがE粒子を分け与える。
レフ
それって、ただの軍艦じゃなくて、移動する粒子インフラじゃない。
ライ
その通りだ。
プロメテウスは、戦闘空母であり、戦艦であり、前線基地であり、加盟国への高エネルギー資源供給拠点でもある。
レフ
プラズマリアクターを艦本体に積んでいなくても、艦載機と粒子タンクがあれば、戦略的には十分に強いのね。
ライ
むしろ合理的だ。
希少なプラズマリアクターを機動力のある艦載機に積み、母艦は巨大な通常リアクターと大容量粒子タンクでそれを支える。
この方式なら、プロメテウスは低コストで巨大な出力を持ちつつ、E粒子兵器も長時間運用できる。
~~~
社会には普及しないのか
レフ
これほど高性能なら、民間の発電所でも使えばいいんじゃない?
ライ
発電だけが目的なら、通常リアクターで十分だ。
プラズマリアクターは高出力だが、希少鉱石を使い、製造も整備も高価になる。
民間施設で必要なのは、安定して安価な電力を出すことだ。
粒子兵器を動かす必要はない。
レフ
わざわざ希少なプラズマコアを発電所に使う意味がないのね。
ライ
特殊な宇宙船、研究施設、巨大工場などでは使われる可能性がある。
だが基本的には、軍事、宇宙開発、最高機密研究向けの技術だ。
~~~
まとめ
レフ
それじゃあ、まとめるわよ。
プラズマリアクターは、通常のリアクターにプラズマコアを追加した特殊な核融合炉。
ライ
プラズマコアは、リアクターの熱やプラズマを高効率でE粒子へ変換する。
排熱の一部を有効利用するため、同じサイズの通常リアクターより、実用出力も倍以上に高くなる。
レフ
小型高性能コアには、本物のモノポール元素を含む希少鉱石が必要。
だから、コマンドスーツ用のものは量産できない。
ライ
小型化を諦めれば量産型も作れる。
ただし、最小でも直径10メートルほどになり、粒子生成率も低く、それでも高価だ。
レフ
一度完成したプラズマコアは、モノポール元素を消費せず、リアクターが動く限りE粒子を生み出し続ける。
ライ
そのため、希少なプラズマリアクターを母艦や基地に置き、生成したE粒子をタンクへ詰めて量産機へ配る運用が主流になっている。
レフ
イノセントは通常リアクターを積み、微量のE粒子を神経触媒として使って動く。
兵器用の大量のE粒子は、外部の粒子タンクから供給される。
ライ
そして、プラズマリアクターの製造法と制御システムは最高機密。
原則として、大尉以上かつ適切な権限を持つ人間にしかアクセスできない。
レフ
人類を動かす通常リアクターに対して、プラズマリアクターは戦場そのものを変える動力炉なのね。
ライ
小型機に、機動要塞並みの粒子生成能力を与える装置。
それが、プラズマリアクターだぜ。
レフ
それでは今回はここまで。
ライ
次回もゆっくりしていってね。




