【登場人物名鑑】ゲイル・タイガー / リエン・ニャンパ【ネタバレあり】
リエン・ニャンパ(最新版 設定資料)
プロフィール
身長:140cm台前半(小柄で痩せ細っている)
性格:極度に臆病で無感情。だが烈火たちとの触れ合いで「心」を取り戻しつつある。
出身:東武連邦の片田舎(ノヴァ・ドミニオンに拉致・改造される)
特性:ネクスター、適合者
所属:ノヴァ・ドミニオン(実験体) → エリシオン共同連合
主な搭乗機:サーペント・ガレル(ノヴァ製) → イノセント・ソラリス(ノヴァ製) → ユウリのイノセント(奪取) → エルフィン・ザ・アネモネアームド(EXS-000)
【人物概要と外見】
幽鬼のように長い純白の髪と、生気を欠いた青白い肌を持つ少女。
元々は東武連邦の片田舎の出身だったが、ノヴァの開発機関にネクスターとしての高い素質を見出され拉致された。その後、幹部のセラピナ・ノヴァや調教師のアジャダ・バンダーらによって、非人道的な薬物投与や電磁ムチによる苛烈な体罰、精神操作(調教)を受け続けた結果、「恐怖」以外の感情を失い、自己を単なる「兵器(部品)」としか認識できなくなっていた。
普段は長い前髪で顔を隠しているが、戦闘時(覚醒中)は極度の集中力によって前髪が上がり、人間離れした驚異的な反射速度を発揮する。
【戦闘スタイルと搭乗機の変遷】
ネクスターとしての極めて高い同調能力を持ち、常人では処理不可能な複雑な火器管制や多重操作を直感的にこなす。
サーペント・ガレル / イノセント・ソラリス時代(ノヴァ所属)
「役に立たなければ捨てられる(殺される)」という強迫観念と生存本能だけで操縦。圧倒的な機動力と拡散式粒子砲の飽和攻撃でプロメテウス隊を幾度も苦しめた。しかし、烈火の合体ブレイズの規格外の力と、彼から向けられた「殺意のない刃」に困惑し、機体から引きずり出される形で保護(拿捕)された。
エルフィン・ザ・アネモネアームド時代(エリシオン所属)
保護後、烈火を助けるために強奪したユウリのイノセントでの戦闘を経て、正式にエリシオンの戦力となる。
与えられたのは、巨大な下半身ユニットと1ダース(12本)のサブアームを持つ試作実験機『エルフィン』。常人では到底扱えないこの異形の機体と完璧な同調を見せ、ペイント弾による弾幕で烈火と兎歌の合体機体を完全に包囲するほどの並列処理能力を発揮。実戦でも、無数のアームを独立制御して敵艦隊を単機で蹂躙する、まさに「千手観音」のような圧倒的な制圧力を誇る。
【物語における変化と成長】
「壊れた人形」から、温かい居場所を知り、自らの意志で戦いを選ぶ「人間」へと劇的な再生を遂げている。
烈火と兎歌による救済
エリシオンでの保護直後、怯え切っていた彼女を兎歌が母のような包容力で抱きしめ、烈火が「もう誰にも傷つけさせない」と誓ったことで、初めて「恐怖ではない温もり」に触れる。
毒ガステロ事件(第26章)では、本能のまま逃走を図るはずが、死闘を繰り広げる烈火の姿を見て、かつて彼からお菓子をもらった記憶が蘇る。無改造のイノセントを強奪し、衰弱した肉体で吐血しながらも烈火を援護。戦闘後、限界を迎えた彼女は兎歌の腕の中で、生まれて初めて「……ただいま」と帰るべき場所への言葉を口にした。
「心」の芽生えと過去への決着
エリシオンの人々(マティアスからパンをもらい、格納庫の作業員から笑顔を向けられ、烈火に髪を洗ってもらうなど)から人間として扱われる中で、少しずつ感情を取り戻していく。
第29章の宇宙決戦では、かつて自分を虐待したセラピナの要塞『バジリスク』の閃光を見て、原初的な殺意と復讐心に駆られ単機で突撃。マティアスが身を挺して彼女を守り、要塞を半壊させた後、セラピナからの洗脳の命令を「やだ」と冷たく拒絶し、極大の粒子砲で要塞ごと蒸発させた。
罪の受容と英雄としての歓喜
小惑星基地制圧時、逃亡しようとしたノヴァの研究者たち(かつて自分を実験台にした者たち)の輸送艇をサブアームで握り潰し殺害した。
復讐を果たした彼女は「ころした、たのしかった。ころされた、かなしかった」という率直で残酷な感情を吐露するが、烈火はそれを否定せず、兎歌の「守れた命もある」という言葉に救われる。
祝賀会では、マティアスと共に英雄として讃えられ、荒くれ者の隊員たちに胴上げされながら、かつてない温かな居場所を全身で感じていた。
名台詞(抜粋)
『状況開始……攻撃』
『……れっか、よわい。わたし、たたかう』
『……ただいま』(衰弱し、兎歌の腕に崩れ落ちながら)
『やだ』(セラピナの洗脳命令を拒絶して)
『ころした、たのしかった。ころされた、かなしかった』(復讐を遂げた後の率直な吐露)
ゲイル・タイガー(最新版 設定資料)
プロフィール
身長:176cm
性格:冷徹で頭脳明晰だが、根は極めて義理堅く情に厚い。
出身:シグマ帝国
特性:ネクスター、超人
所属:シグマ帝国 ヴァーミリオン隊リーダー(三本槍) → エリシオン共同連合
主な搭乗機:ジャガノート → バーキッシュ → ダフネ・ザ・フェニックス(EXS009)
【人物概要と外見】
金髪に切れ長の目が特徴的な青年。かつては巨大国家・シグマ帝国の頂点に立つ最強のパイロットであり、精鋭部隊「三本槍」のリーダーとしてエリシオンの前に何度も立ち塞がった。
幼少期は不良であり、軍に入ったのは当てつけのようなものだったが、その圧倒的な才能で英雄にまで上り詰めた。エリシオンでの精密検査により、烈火と同じく常人の数倍の新陳代謝と自己修復能力(放射能ダメージすら急速に回復する)を持つ「生まれながらの超人」であることが判明している。
超人と再生能力の対価として、とにかく大食いである。常に携帯食料を持ち歩き、暇さえあれば何かしらを口にする。どちらかといえば甘党だが、好き嫌いはしない主義。
【戦闘スタイルと搭乗機の変遷】
頭脳明晰で、精密な弾道予測による砲撃や、冷静な戦況分析に基づいた戦術構築を得意とする。
ジャガノート / バーキッシュ時代(シグマ帝国所属)
「オーバーリアクター(過負荷)」と「インスティンクツ(精神増幅)」という、機体とパイロットを自壊させるシステムを搭載した機体に搭乗。圧倒的な機体性能を誇るエリシオンに対抗するため、自らの命を削る覚悟の戦闘スタイルをとっていた。
ダフネ・ザ・フェニックス時代(エリシオン所属)
エリシオンに下った後、紅白の新型機『ダフネ』を受領。新技術「シンクロコア」により、遠隔操作可能な複合型バックパック(ランチャーとガトリング)を自機と並行して操作する。常人なら脳がパンクする「二つの身体を同時に動かす」ような複雑な操作を完璧にこなし、単騎で阿吽のコンビネーション攻撃を行う。
【物語における変化と成長】
「冷徹な帝国の軍人」から、祖国への復讐者を経て、新たな「守るべきもの」を見出すまでの壮絶なドラマを歩んでいる。
祖国の裏切りとエリシオンへの合流
第15章の砂漠の戦いで、ノヴァ・ドミニオンと結託したシグマ上層部に見捨てられ、戦場ごと核ミサイルで焼き払われる。部下のドレッドとルシアを失い、放射能汚染された荒野で死に絶えようとしていたところを烈火と兎歌に発見される。「行くところがないなら来い」という烈火の誘いとヤギの肉を受け入れ、「どうせ死ぬはずだった命」としてエリシオンへ下った。
過去の罪と復讐の完遂
エリシオンの格納庫で、かつて自身が滅ぼした国家「レザイト」の生き残りであるメカニックの菊花から激しい憎悪を向けられ、分厚い電卓(TI-83)で脳天を何度も殴打される。しかし、彼は一切抵抗せず自身の罪を甘んじて受け入れた。
その後、シホの操縦するヘルメスの援護を受け、シグマの首都アヴァルシアへ単騎で潜入。自身を切り捨てたシグマ大帝と政府中枢をピンポイント爆撃で消し飛ばし、復讐を完遂した。
トラウマの克服と「妻」の救出
第30章の地上要塞攻略戦では、敵が放った指向性核融合砲『ヘリオス』の閃光に直面。かつて核で部下を失ったトラウマを乗り越え、ダフネを「覚醒(金色のオーラ)」させて味方のエピメテウスと周辺部隊を爆風から守り抜いた。
さらに第32章では、ノヴァの基地に拉致された菊花のSOSを受信。「妻が窮地だ」と満身創痍の状態で出撃し、生身で敵基地へ突入。超人的な格闘術で警備兵を暗殺し、全裸で拘束されていた菊花を抱きかかえて救出するという男気を見せ、憎悪で結ばれていた彼女との間に「男女の絆」を築き上げた。
名台詞(抜粋)
『この命、くれてやってもいい。どうせ死ぬはずだった身だ』(烈火の誘いに対して、また菊花の復讐に対して)
『お前たちは負けた。仲間になりたいならエリシオンに下れ』(シグマ復興を企むレジスタンスを冷徹に拒絶して)
『妻が窮地だ』(拉致された菊花のSOSを受け取り、迷いなく出撃して)




